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12月12日-02号

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  1. 箕輪町議会 2016-12-12
    12月12日-02号


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    平成28年12月定例会              箕輪町議会会議録1.招集年月日      平成28年12月12日  午前9時00分2.招集場所       箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所   箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬──────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 平成28年12月12日 午前 9時00分 │議 長│ 木村 英雄 │ ├───┼──────────────────────┼───┼───────┤ │閉 会│ 平成28年12月12日 午後 4時33分 │議 長│ 木村 英雄 │ └───┴──────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員      出席議員     15人        欠席議員     0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────┐ │議席│         │ 出 席 │議席│         │ 出 席 │ │  │  氏   名  │ 欠 席 │  │  氏   名  │ 欠 席 │ │番号│         │ の 別 │番号│         │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │1 │  唐澤 千洋  │ 出 席 │ 9 │  小出嶋文雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │2 │  大槻 金吾  │ 出 席 │10│  伊藤  隆  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │3 │  下原甲子人  │ 出 席 │11│  向山  章  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │4 │  松本 五郎  │ 出 席 │12│  釜屋 美春  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │5 │  小島 常男  │ 出 席 │13│  唐澤  敏  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │6 │  中澤 清明  │ 出 席 │14│  岡田建二朗  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │7 │  荻原 省三  │ 出 席 │15│  木村 英雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │8 │  浦野 正雄  │ 出 席 │  │         │     │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │事務局長    │  笠原  毅  │書記      │  田中 幸二  │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │町長      │  白鳥 政徳  │水道課長    │  清水 益夫  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │副町長     │  白鳥 一利  │会計管理者   │  松村  明  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │総務課長    │  戸田 勝利  │教育長     │  唐澤 義雄  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │税務課長    │  深澤 一男  │学校教育課長  │  日野 和政  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │企画振興課長  │  中村 克寛  │文化スポーツ課長│  唐澤 勝浩  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │政策調整担当課長│  今井 政文  │代表監査委員  │  松本 豊實  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │福祉課長    │  安積 真人  │監査委員事務局長│  笠原  毅  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │子ども未来課長 │  北條 治美  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │健康推進課長  │  百瀬喜美子  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │産業振興課長  │  唐澤 紀朗  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │商工観光推進室長│  山口 弘司  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │建設課長    │  柴  敏夫  │        │         │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程             平成28年12月箕輪町議会定例会               議 事 日 程(第2号)                              平成28年12月12日                              午前9時開議 日程第1       一 般 質 問              議事のてんまつ ◎笠原議会事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立願います。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご着席願います。                                  午前9時 開会 ○木村議長 おはようございます。二十一節季大雪も過ぎ、目に見えて冬の到来を感じる今日この頃でございます。寒さも日に日に増しており体調を崩しやすい季節となりました。体調管理には十分ご留意いただきたいと思います。さて今日から2日間は一般質問であります。議員の皆様方には闊達な議論をお願いを申し上げます。 ただいまの出席議員は15人であります。 本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 本日の議事は一般質問であります。質問の順序はお手元の一般質問通告書のとおりといたします。この順序により発言を許します。本定例会は一問一答方式により行います。質問者は質問席でお願いをいたします。答弁者は初回の答弁のみ演壇で行っていただきまして、以後は自席でお願いをいたします。質問時間は答弁を含め1人55分とし55分を過ぎてからは質問の答弁のみといたします。質問回数につきましては時間内であれば無制限といたします。持ち時間終了5分前になりましたら議場にアラーム音を流しお知らせいたします。質問並びに答弁は通告内容に沿ってなるべく重複しないよう具体的かつ簡明にしていただくよう特にお願いをいたします。 それではこれから一般質問を行います。 質問者を指名いたします。1番 唐澤千洋議員 ◆1番(唐澤千洋議員) 28年12月議会の1番くじを引かせていただきました。緊張感を持って通告書に従い順次質問をさせていただきます。 まず、折り返し地点での町長の思いについて伺いたいと思います。昨年の12月議会で平成28年度予算編成について問うなかで就任1年を振り返っての感想をお聞きした経過がありますが、今回地元紙などの取材に2年間の経過を踏まえ、折り返し地点での感想が述べられました。第5次振興計画の策定、昨日の沢保育園の改築、みのわ~れの開設など大型事業への取り組みがされてまいりました。とりわけ振興計画は人口減少社会において地方はどうあるべきかが試される10年計画であると言って過言ではありません。記者会見の全容が報道されたわけでありませんので、改めてこの席で折り返し地点での町長の思いを伺いたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 ただいま折り返し地点での思いというご質問をいただきました。11月の定例記者懇談会におきまして就任から2年を経過すると、任期の折り返しという事から政策の進捗状況また2年間の思い等につきまして、その一端を述べさせていただきました。 最初に私自身が選挙の際に掲げさせていただいております、これまた町民の皆さんから信任をいただいたとそういう思いで遂行させていただいております7つの約束・基本政策30につきましては、私にとりましては町民の皆様との約束、町政運営の基本となるべきものでございます。それらを含めまして2年間実現に向けまして全力で取り組んできたつもりでありますけれども、町議会の皆様また町民の皆様に進捗状況をご覧をいただき、これまでの町政運営にご意見をいただければと、そんな思いで政策の進捗状況を申し上げたものでございます。 2年間という期間でありますのでそれほど長い期間ではありません。重点に置きました一部について申し上げさせていただきます。ただいま唐澤議員からもご質問のなかでございましたけれども、振興計画の策定という部分がございます。みのわ未来委員会を設置をいたしまして、住民の皆さんの意見を取り入れたなかで計画の策定、そして地方創生に係わる総合戦略の策定もさせていただきました。それらを受けまして、現在とりわけ地方創生につきましては矢継ぎ早に取り組んでいる部分もあるわけですけれども、2年間のなかでは事業としては非常に大きな部分を占めたというふうに思っております。 また情報発信力の強化につきましては、組織といたしましてはみのわの魅力発信室を設置をしたというような事もありまして、発信する情報量そのものは増えてきたというふうに思いますけれども、外向けの発信力はそういう意味で次第に高まりつつあるというふうに思っております。最もこれも他の市町村等と比べまして見劣りする部分もまだあるというふうに思っておりますが、特に内向け、町民向けの部分についてもう少しレベルを上げていかなければいけないなというふうに思っております。 また施策の最も大事な部分であります人口減少対策について主眼を置き、取り組んだわけであります。移住定住対策を含めまして幾分成果、成果と言うまではいかないというふうに思いますが、本年度4月から11月までの人口につきましては減少に一定の歯止めが掛かっているというふうに考えているわけであります。一定のそういった数字も出ているという事でありまして、これは政策の効果というより瞬間的な数字だというふうに思っておりますが、そんな部分を非常に感じているところであります。 もう1点は懸案の保育園整備につきましては沢保育園が工事の発注という事になりまして、昨日起工式が行われまして工事の着手に取り掛かる事ができました。そんな点が事業等としては思いをいたすところでございます。 もう1点、これは当初から意識していたところではありますけれども住民の皆様との対話を意識をしないと施策が進まないという事、これは私が以前おりました県行政と基礎自治体等では大きく違うという事を改めて感じさせていただいた2年間でございます。概して総じて災害等もなく過ぎている事もありまして、私とすれば思い描いたとおりというわけにはいきませんが、まあまあというところかなというふう思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆1番(唐澤千洋議員) 行政は生き物であると教えられてまいりましたが、この2年間町政を執行するなかで、想定外の事業であると思った事は何かあったのかを伺いたいと思います。具体的に事業名が挙げれればお答えを合わせてお願いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 想定外というお話をいただきました。想定外と言いますか私が想定しなかったのが悪かったという部分もあるもんですから、何とも言えないわけでありますが、一つはやはりいくつかの場所で申し上げてきたところでもございますが、公共施設の長寿命化、耐震化といったものが当初私が考えていた内容ではなかったという事がございます。それらについては当然事業実施をしなければいけないわけでありまして、一定のこれは起債を発行して借金をしてという事になるわけでありますので財政的に厳しい部分がありますけれども、ややその部分は頭の痛いところだなというふうに思っているところがございます。 もう一つはこれはある意味私自身があまり考えていなかったと言えばそういう事なんですけれども、少子高齢化やそのコミュニティの希薄化などというような事のなかで区や常会などの地域の運営というようなものが思った以上に地域にとって負担であるというような事を言われる方が多くいらっしゃいまして、そういった意味での支援が必要だというふうに思っています。その町と区や常会との関係というのは言わば公式があって、こうあるべきだという姿を私自身は思っているわけですけれども、なかなかそうはいかないなというのが正直な実感でございます。 もう一つ、想定外という事ではありませんが財政的に財政力指数そのものは高いわけですけれども、行われている収支を見るとかなり厳しい予算状況になっております。そういったなかで保育園の建設でありますとか図書館の建設でありますとかやらなければいけない事業があるわけですけれども、そういった事業のスケジュール感を立てる事が非常に難しいというのがございます。今申し上げました3点につきましては想定外という事ではありませんけれども、かなり厳しいハードルだというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆1番(唐澤千洋議員) 今出ました耐震化については次のインフラ整備等に対する答申のなかでお伺いをいたしたいと思っております。 公約の多くに手を付ける事ができたという新聞報道で、多くの町民は安心と期待を感じたものと思います。町長を褒貶するつもりはございません。後段、同様の質問の議員もありますので私は振興計画の推進・執行を堅持していただきたい。辣腕の町長に間違いのない舵取りを期待して次の質問に移らせていただきます。 次はインフラ整備に対する投資について伺いたいと思います。先ほども申し上げましたようにこのほど第5次振興計画の実施計画書が示されました。9月議会でも29年度の政策予算を想定する必要から、複数の議員同様に早期の策定を求めたところであり、この程それが配付をされ説明がございました。中央自動車道に掛かる橋梁の長寿命化事業、上下水道管路の布設替え、農業行政では圃場整備後の用水路改修などが限りなく出てくると想定されるわけであります。建築物の耐震構造の促進に関する法律を受け、3月には箕輪町耐震改修促進計画が策定されたところであります。 箕輪町地域防災計画では、不特定多数の者が利用する建築物並びに学校及び医療機関等の応急対策上重要な建築物について耐震化の確保に配慮をする。特に、防災拠点となる公共施設の耐震化について数値目標を設定するなど計画的かつ効果的な実施に努めるとされております。このようななかで箕輪町図書館の耐震化工事が余儀なくされ、議会も関係予算を認める結果となりました。そこへ今度箕輪町就業構造改善センターこと、現在の産業会館、商工会館などが耐震化の必要性と利活用の充実強化を図る事とし、改修計画が提案されました。 そこで伺います。昭和56年以前の耐震基準での同じ時期に建設された施設についてでありますが、私の記憶では昭和48年の郷土博物館、50年4月完成の図書館下にある健康センターや松島春日町の農業青少年センター、また制度の境目の木下原、上古田の転作促進センターなどがあると思います。建造物だけでもこのように施設がありますが、町民体育館、武道館の調査についての調査結果は5月27日の議会議員全員協議会に報告がありましたが、建造物以外の上下水道処理施設あるいは道路、橋梁、用水路を始め区などに点在する箕輪町名義の建造物等が考えられます。当面、主たるインフラ整備いわゆる耐震政策としての社会資本整備について財源対策を含め、どのようにお考えかを問うものであります。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 インフラ整備全般についてのお尋ねをいただきました。耐震改修と長寿命化施策というのは似ていてどちらが優先かというような部分も正直ございますが、1点、町内の既存建築物、これは住宅も含めてでありますが耐震性を確保するというような事から、耐震診断や耐震改修を促進をし地震対策に対応するという事でこの春、耐震改修促進計画を策定をさせていただきました。 また、もう1点公共施設や道路、水道施設などのインフラの現況を明らかにし、中期的な更新経費を見込みながら総合的かつ計画的に管理をするというような事から、公共施設総合管理計画を策定をし、公表させていただいたところでございます。公共施設を始めとしたインフラは、どうしても高度成長時代から一定期間のなかで建設等をしたものですから現在老朽化が進んできておりまして、個別の計画を立てながら計画的に更新をしていかなければいけないという部分がございます。そのなかでまずは耐震改修、耐震については何とか確保しなければいけないというふうに思っております。 お尋ねにもございましたが公共建築物の耐震化はやはり優先課題でありまして、不特定多数の方が訪れる公共建築物はこれ最低限耐震性を保持しなければいけないというふうに思っております。学校や庁舎については耐震性が確保されているわけでありますが、他の施設について図書館につきましては耐震工事を行っておりますが、それ以外の施設、これにつきましてはご提示もありましたが財政の課題もありますけれども、できるだけ早期に耐震性を確保してまいりたいと考えております。 お尋ねのなかで体育館、武道館については耐震診断の結果を申し上げてございまして、これは財政が許せばできるだけ早期にというふうに思っております。青少年センターは耐震診断を今現在しております。また、健康センターまた体育館の周りの施設につきましては今後できるだけ早期に改修をするか解体に向かうについては結論を出したいというふうに思っております。そのほか個別の状況でございますが、学校の施設の問題がございます。これは校舎や体育館など建物全般について、これは長寿命化という施策も含めて来年度以降計画策定をしたいと考えています。 道路につきましては個々の劣化状況に応じて対応するというような事、橋梁につきましては現在点検をしておりますので計画的に補修を実施をするという事でございますが、やや具体的に申し上げますと道路につきましては、平成26年に実施をしております道路ストック舗装点検におきまして状態の悪い1、2級町道がございます。29年度、来年度は中曽根区内の舗装等を考えているところでございますが、それ以後については状況に応じて計画的に実施をしたいというふうに考えております。 または橋梁につきましては、橋梁長寿命化計画や道路法に基づく法定点検を現在実施をしておりまして詳細な設計をした後という事になりますが、点検をしております箕輪橋や明神橋等につきまして早期の改修が必要だというふうに考えております。 また水道や下水道はこれは大変重要なライフラインであります。今後、中期的な計画を策定をしていきたいという事であります。維持管理計画に基づき更新や改修という事でありますが財政的な課題もあります。国の補助制度や起債がどの程度取り入れられるかという問題もありますので、それらを最大限活用してそれぞれのものについて計画的に実施をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆1番(唐澤千洋議員) 現在、実施計画書を見る中では具体的財源対策が盛り込まれているかどうかというのはちょっと疑問を感ずるところであります。今の答弁でそれぞれ来年度に向けて計画を立てて考えたいという事でございますので、行政の責任として計画もないというわけにはいかないわけでございますので、その辺について十分計画を立てられる事を要望し、次の質問に移らせていただきたいと思います。 専門職だとか技術職員の組織化についてでございます。役場業務の専門性あるいは多様性が求められる今日、国家資格等を要した職員の採用がされ、行政サービスの向上は著しく高まっている事を評価するものであります。一級あるいは二級建築士、土木関係の技術者、民生関係では保健師、看護師、管理栄養士、介護福祉士、保育士等々の多くの資格者によって業務がなされている事は承知をしているところであります。例えば建築事業を例に取り上げますと、町の希望等を考慮した委託先の設計事務所案ができあがってまいります。そのほとんどが理事者と担当課によって精査され、大きな変更もなく建築が進められるケースがあるやに感じます。そこで、これら庁内の専門資格を有した職員がチーム制度を持って担当課の傘下で設計図書を精査する事で施設の耐久性、利便性、機能性あるいは安全性を始め、建設資材の検収、検討等が期待をされると考えるわけであります。また投資にふさわしい施設整備に繋がるのではないかという事を考えられるわけであります。また、ソフト事業の各種施策においても広範囲の有資格者やあるいは経験豊富な職員を活用する事で、素晴らしい施策が生まれていくのではないかと考えます。そこに行政への町民の期待と信頼が生まれてくると確信をするわけであります。こうした職員の登用と組織化について町長のお考えを伺うものであります。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 技術職等の専門職というお話でございます。保育士ですとか保健師ですとか栄養士ですとか、いわゆる民生部門を担当しております技術職につきましては、その専門の職場への配置という事になっておりまして採用も定期的に継続的に行うというふうに思っておりますし、現在はいわゆる健康管理部門と福祉部門それぞれを経験をしながらキャリアを上げていくというような事で、専門職としての道が開かれているというふうに思っております。もう1点はやはり建築士や土木等々でございますけれども、市町村において正規職員として採用するというのはなかなかこれ難しい事でありまして、やはり一般事務として採用した職員に現実問題としては担当していただいてるという事でございます。そうした事から資格等を所有している民間の出身者や町のOBというような皆さんの職員を雇用しながら専門性を高めているというのも実態でございます。技術的な専門性につきましては不安もありますので、特に建築についてはなかなか大きな物件を建設をするというような事も数ないのもございまして、昨年度から実施をしておりますがまた本年度も設備整備を進めております沢保育園や図書館の耐震工事につきましては、大規模で専門的な知識を要する事業だという事もございまして、設計から施工監理まで町職員が行う管理とは別に多くの一級建築士等を持っております長野県住宅供給公社にその管理の一部をお願いをして契約をしている状況にございます。 本来ですと町の職員のなかに技術的な専門職があってその皆さんで実施をするというのが私はベストだというふうに思いますが、現時点でそういったものを採用したり派遣を受け入れるというような状況に、派遣先、県等々がございませんので今やり得る手法としてそんな事をさせていただいております。 また土木工事につきましては補助条件につきましては広域連合にあります土木振興課と契約をしまして、補助監督員として事業実施をしていただいているわけでございましてこれが今の現状でございます。 ご提案の組織化でありますとかプロジェクト化という事でありますけれども、そういったプロジェクトの設置という事はともかくとしてその関係課の職員で協議をし、技術者がいない部分を何とかして埋めていくという手法はあろうかと思います。一般の職員のなかにも職員採用後そういった資格を取った者また、たまたま大学等でそういった資格を取った者もおりますので、そういった皆さんにすべてお願いをするというのはなかなか仕事をしているなかでは難しいわけですけれども、やはり総合力で勝負をするという事になればそういった皆さんのお力を借りるという事も必要だというふうに思いますので、その点については今ご提案の組織化というような事が可能かどうか研究はしてみたいというふうに思っております。いずれにしても、より専門性が市町村においても高まっている事は事実でありますのでその点については意を用いていきたいと思っております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆1番(唐澤千洋議員) 私の申し上げてるのは後段のような組織化という意味で、現在資格を持っている職員等にそうした知恵を借りる、そういった専門の分野をつくるという事でなくてそうした有資格者の知識、知恵を借りて業務を完全なものにしていくという考えでどうかというふうに思っているわけですので、改めて申し上げて次の質問にいきたいと思います。 次に河川整備についてであります。樅の木川の上流それから帯無川河川整備につきましては何回か取り上げてきたところであります。樅の木川は富田区の南側を下り、中曽根の区の北を抜けて富島橋で帯無川と合流する河川であります。葦が繁茂して川を埋めつくし詩歌に読まれるような葦の風情は全くございません。野鳥の格好の住み家となり洪水災害、農産物の被害の原因にもなっているようであります。河川全体がそうした葦の根を取り除く大掛かりの排除作業が必要というふうに現場から感じるものであります。また帯無川は河川敷全体がアカシアに覆われており、先年地元の皆さんが伐採許可を得て整備をいたしましたが、アカシヤの特性で切ればかたきのように根から新たに茎が繁茂してくるわけでございまして、数年でジャングルのようになってしまうのが特性であります。帯無川は河川内全体に広がり、洪水時上流から流木でもあるとちょうど網の目のようになってしまうという状況にもございます。地元の切なる声をお聞き届きいただき、管理所管がそれぞれにまたがるわけでございますけれども関係機関と協議の上、対策を講ずる必要があるのではないかと考えるものであります。この辺についての町としての対策についてお聞きをするものであります。
    ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 樅の木川とまた帯無川の河川整備という事についてお尋ねをいただきました。最初に樅の木川でございます。葦の撤去、土砂の除去というような事をしてきたわけであります。平成23年度からでありますが予算計上させていただきまして計画的に上流の部分から約750mほど土砂の除去を行ってまいりました。富田区内の住宅に近い箇所はほぼ終わっているわけでありまして、本年度は中曽根区に近くなってきている状況にございますが、川沿いの道路がないというような事で堆積した土砂の処理などの問題がありましてなかなか進まない状況になってきておりまして、現在一時中断をさせていただいて当面中曽根区内を実施をしたらどうかというふうに考えておりまして、地元区と今協議を進めさせていただいて中曽根区内についての土砂除去等を現在考えているところでございます。 もう1点帯無川でありますが、これ一級河川で県の管理河川でございます。建設事務所の方に今いただきました内容については強く申し上げていかなければいけないというふうに思っておりますが、お尋ねのなかにもありましたが河川敷に生えているアカシヤなどにつきましてはなかなか一度伐採してもまた生えてきてしまうという厄介な樹木でございまして、川の中だという事もありまして薬剤散布もできない状況でございます。薪というような形で伐採許可を出してきたところもあるようでございますので、そういった事も含めて整備につきましては伊那建設事務所の方に現状について説明させていただきたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆1番(唐澤千洋議員) 地元から言いますと水利権あるいは水利に係わる慣習等があるわけでございまして、それぞれこういった事が履行できなくなるという部分もあるわけでございます。他の議員からも質問があろうかと思いますが、関係機関を通じて地域の要望を聞き入れ整備ができるよう関係機関に要望をお願いするところであります。 最後に文化財保護について教育委員会にお伺いをいたします。箕輪町には国指定重要文化財1件、憲法が2件、県指定天然記念物が3件、県指定史跡が3件、県選択無形民俗文化財が1件を始め50に届くほどの町指定文化財があり、町、地域、所有者などによって大切に保存され、温故知新のよすがになっておるわけであります。 老朽化した町内の文化財説明板が非常に気になります。松島北部の王墓古墳、長岡神社ハリギリ、木下芝宮のケヤキの説明板はコンクリート製で劣化が進み判読するに厳しいところであります。町が用意した2カ所に付けた説明板が王墓の説明板の代役をしているというように見受けるところであります。 また役場前庭には町発足30周年記念に築かれたものでありますけれども、その際現在の松島城跡の説明板が付けられました。室町中期に活躍した松島氏の本拠であるとされているからであります。実は現在の説明板以前にも高さ1.5mほどの角柱に松島城本城址とされた標柱がありましたが、本城と言い切るには抵抗があるとして現在の形となり、既に2代目の説明板であります。松島氏は武田勢伊那進攻の際に福与城の攻防戦で藤沢氏とともに破れたわけでございますが、松島の役場の西には松島氏の墓域があります。角柱の墓石の正面に松島城主対馬守頼実公墓とあり、裏面には享禄4年ですので1531年卯の年7月16日卒というふうに刻まれております。その隣には永禄乙丑ですね、1565年になるわけですけれども永光院殿伝相租直居士のお墓があります。この松島氏については説明看板がございますけれども、明音寺所有地の柵の中でありまして残念ながらその看板に近寄って見るには少し厳しいものがございます。またその内容も非常に看板としては寂しい感じがあるわけであります。さらに、役場前の説明板に役場西にこれら松島氏の墓域があるというような事で矢印だけでもあれば、その歴史観はさらに深まるのではないかというふうに思うわけであります。地域の文化や歴史をこんなところでアピールする事も地域創生の一つではないか、箕輪町の歴史観を与える事も大事ではないかというふうに思うわけであります。そうした看板等の整備計画を含め教育委員会のお考えを問うところでございます。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 指定文化財の説明板等の劣化をしているというご指摘のご質問でございますが、お答えをしてまいります。指定文化財のうち建造物史跡、天然記念物等には今のお話のとおり説明板が設置されておりますが多くが昭和50年代から平成の前半に設置されたものが多くて、ご指摘のとおり古くなったり劣化をしているものが多いという現状ではございます。 平成21年度に神社本殿等の指定文化財の説明板を新しくし、その後も必要に応じて取り替えたり修繕してまいっているものも一部はございますが、まだ実施できていないものもご指摘のとおりございます。説明板を見やすいものにする事は必要な事だと認識しておりますので、町の指定文化財については説明板の見直しをして計画的に改めてまいりたいと思っております。また、それに合わせて中の説明についても時代が移っていますので修正等をするところはして直してまいりたいと思っています。 県の指定文化財については町だけではできませんので必要がある場合については県と相談をして対応してまいりたい。ただ、指定文化財以外のものについてはいろいろございますので対応を慎重にしてまいりたいなこんな事を思っていますし、今のご指摘のとおり文化としてこういったものをどう捉えていくかという事ですが、ここのところには直接係わりはございませんが、箕輪学でいわゆる箕輪の資料をつくるという事を今着手を始めています。そのなかで歴史の分野も入っていますので、そういったなかにこういった指定文化財等についても合わせて冊子のなかに取り入れてまいれればやっていきたいなと思っていますので、またそういったところでご協力いただければありがたいなと思っております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆1番(唐澤千洋議員) そうした説明板あるいは説明標柱等を設置する事で、子どもたちが通学路でそうしたものを見受ける事が非常に子どもたちの教育にも大事ではないかというふうに思うわけであります。そんな事を含めて誇り高い文化の町である事の証しがそこにも一つあるというご理解をいただく事が大事だと思いますし、そういった今ご答弁をいただきましたので期待をするところであります。以上でこの席での質問を終わらせていただきます。 ○木村議長 これで1番 唐澤千洋議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。2番 大槻金吾議員 ◆2番(大槻議員) それでは通告に従いまして質問をいたしますのでよろしくお願い申し上げます。まず高齢者ドライバーの交通事故が多発している問題であります。全国各地において高齢者ドライバーによる事故は、高速道路での逆走またアクセルとブレーキの踏み違いまた認知症と思われる事故、最近は人命に係わる悲惨な事故も大変多くなってきております。上伊那地方におきましても交通事故が多発しており、12月7日には交通死亡事故多発警報が出されました。今年の上伊那地方の交通死亡事故は既に10件を超えていると思われます。そのうち7件は高齢者であると報告をされております。当町として高齢者に対しての交通安全対策はどのように考えているのかまずお聞きをいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 高齢者の交通事故対策についてお尋ねをいただきました。最初に箕輪町におきます高齢者の事故の現状について申し上げたいというふうに思います。平成23年、5年ほど前という事になりますが人身事故93件のうち高齢者に係わる事故は30件という事で32.3%でございました。それが3年後、4年後になりますが26年には人身事故76件のうち31件という事で40.8%、昨年平成27年につきましては昨年は事故が多かったわけですけれども、95件の人身事故のうち44件が高齢者の事故という事で46.3%の高齢者の皆さんが事故に遭っているという状況でございます。ちなみに今年は12月5日現在箕輪町におきます人身事故・交通事故は55件でございまして、少なくはなっておりますが高齢者の事故割合は多くなっている状況にございます。以上のように高齢者が関係をします人身事故につきましてその割合が年々増加をしておりまして、実はこの割合は県平均と比べましても10%ほど高い数字になっております。原因といたしましては高齢者の人口の増加というような部分も私たちの町、特に急激に高齢化が伸びているというような事もありますのでそんな点もありますし、国道バイパスでありますとか県道での車両スピードの上昇などが考えられます。高齢者が関係する人身事故の内容といたしましては運転中のものが64.3%、同乗中が14.3%、歩行中が21.4%というような状況にございます。 お尋ねの高齢者の事故対策でありますけれども、交通安全協会を中心にいたしまして人波作戦などの街頭活動はもとよりでありますけれども、長寿クラブなどでき得る限り安全講話等を高齢者の皆さんに現状をお仕えをし、安全な運転・歩行等をしていただくという事、またそれらを広報車等による巡回で啓発活動してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 最近高齢者の方々が運転免許証を返納する姿がテレビ等で報道されております。交通事故を自ら起こしてはならないという決意から返納している事と思われますが、当町は中心地へ来るのに車で5分から10分ぐらいで着いてしまうような円形に近い地形でございます。町地域公共交通網形成計画の素案がまとまり運行しているみのちゃんバスのダイヤ改正、また29年度の4月からは行政区間縦断バス路線を運行される予定でございます。さらにはデマンド交通等の導入の検討も計画されているようでございます。まさに交通弱者あるいは買い物弱者のための強い味方となってくるものと思われます。これらの計画もある意味、運転免許証を返納される高齢者の方々に対する施策と言えますが、これ以外に当町として免許証返納者に対してさらなる施策を考えているのでしょうか。この点についてお聞きを申し上げます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 まず免許証の返納でございますが現在の状況について申し上げたいというふうに思います。免許証は免許の更新時に更新をしないという形のものもありますので正確な数字というふうにいかないわけですが、免許を所有して更新時でない段階で返納するというものにつきまして申し上げますと、平成26年が免許人口1万8,014人で高齢者は4,533人の方が免許を保有しておりまして、25.2%の方が免許保有でありますけれども自主的に返納した方は28人に留まっております。また昨年27年も1万8,015人が免許人口でございまして、うち高齢者が4,741人という事で26.3%の方が免許保有でございます。そのうち自主的に返納した方は29人という事で自主返納は非常に少ない状況だというふうに考えております。 どういうふうに免許の自主返納について考えるかという事でございますけれども、自主的に返納していただくという制度でございますのでその辺をどういうふうに考えるかという事でございます。過日、報道にもありましたが原村におきましてこれは出張窓口を設けて返納に来た方を役場で受け付けるというような事があったようでございますが、そんな手法も一つの方法かと思いますけれども私はやはりお尋ねにもありましたが交通安全といった視点だけではなくて、交通弱者に対する地域交通をどうするかというような事や福祉施策としてどういった事を考えればという、その視点を総合的に捉えまして自主返納が一定程度進めるように考えていく必要があろうかというふうに思います。現状を見ますと、現在のところ自主返納していただいた方に対する特典というのは変なものなんですがみのちゃんバスの無料化でありますとか、返納時の運転経歴証明書の提示によりましてタクシーが1割引きになるというような制度があるようなんですがそういった事になっておりますので、新たなやっぱり具体的なアクションが必要ではないかというふうに思っております。来年度以降早い段階で高齢者の交通対策を事故対策を取りまとめて返納も一つの手段だという事を町民の皆様にお示しをする時期に来ているというふうに考えております。まだ具体的なこうした方が良いというようなものは持ち合わせておりませんが、たまたまみのちゃんバスのダイヤ設定をこれからするところでもありますので、それらの中で交通全体の中でまた考えていく必要があろうかというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) これは宮崎県だったかと思いますが75歳以上の高齢者の運転免許証返納者に対してですね、返納した場合には14万円のタクシー券を交付していくようであります。これ1回限りという事でございますが高齢者による交通事故防止のためのこれも一つの方策とは思います。当町でも高齢者の免許証返納者に対して財政的支援をする考えがあるか、この点について町長にお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 財政的支援という事ですので、それは現金という形になるのかそれ以外の手法という事もあるんだというふうに思いますが、先ほど申し上げたように一定のアクションを起こす時期に来ているというふうには思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 当町のような「ほどほどの田舎暮らし」ですと車なしでは生活ができない環境となっているわけであります。人間の老化はだれにも平等に必ず訪れてくるものであります。訪れとともに視力ばかりでなく判断力も瞬発力も鈍くなり、車を運転していてもあるいは道路を歩いていても常に事故を背負っていると思わねばならない事になります。さらに、認知症という病気は高齢者ばかりでなく若者にも発症してくると言われております。認知症による交通事故も昨今の社会問題となってきているわけでございます。これは愛知県にある星城大学の教授らによる認知症予防に取り組む研究チームがですね、認知症のリスクをだれでも簡単に知る事ができるチェックリストを開発したとあります。表によりますと5年後の認知症になる確率が想定でき、質問の回答から出た点数が高ければ高いほど危険性が増し、逆に1点でも下げる努力をすれば予防効果が高くなるとされております。愛知県内の65歳以上で自立した生活者約6,800人に対して心身の状態や生活機能を項目に分けて調査し、5年間の健康状態を調べたとあります。町長の手元にも渡っているかと思いますチェックリスト表であります。教授らは「チェックリストには個人の取り組みや周囲の協力で変えられる項目が多く含まれている。高齢者が本人がリスクを自覚し、予防のための行動を起こすきっかけとして活用すると良い。」とされております。運転をする高齢者の方々にリスト表を配布しそれぞれが自分で採点し、自分の状態を自覚しながら交通事故防止と健康向上に繋がっていくものと考えられますが、この表も町で取り入れ活用されてはいかがでしょうか。町長の考えをお聞きいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねの認知症のリスクを簡単に知る事ができるという事でこのチェックリスト私もやってみました。ちょっと心配だなというふうに思いましたけれども、確かに、このチェックリストによりまして自分の立ち位置と言いますかそういったものがわかり予防のためにそういった行動を起こすきっかけになるという意味では、非常におもしろい取り組みだなというふうに思います。これは愛知県の一地域で行われてる取り組みでありまして、その点不変性があるか等々は研究してみなければいけませんが、認知症のリスクを常に意識しなければいけない交通状況になっておりますので、一つの案として研究させていただきたいというふうに思っております。確かに高齢者の運転による痛ましい事故があちこちで報道されておりまして道交法等も改正をされてきているわけですけれども、高齢者の家族としては返納してもらいたいけれども当事者の理解が得られず返納がされないというのが実態としてございますので、こういった自己診断をする事でご本人の理解が進むという事もあろうかと思いますので一つの考え方として研究させていただきます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 一番大事な事はいつまでも若いころの気持ちで運転しておりまして、まだ私は大丈夫だという事が多いかと思います。こういうものを利用して自分が自覚するという事が大切ではないかと考えます。この12月1日から全国交通安全週間となっております。今の時期が1年で一番早く暗くなる時期であります。データでは10月から12月の夕暮れ時、いわゆる日没前後の1時間くらいが高齢者の交通事故は他の夏の時期と違って2倍となっているようであります。夕暮れ時また特に雨の日等は歩行者に気付くのが遅れてしまいます。またこの辺の特徴かもしれませんが、服装も黒系の上着を着用している方が多く、急に目の前で歩行者に気付きドキッとしたドライバーも多いかと思います。その点、白い上着やあるいはジャンパー等を着用していますと割合早くに歩行者がいる事に気付きます。発光タスキや腕章等、安全グッズの着用も大切であります。夕暮れ時や夜間はできる限り白系の上着の着用が自分の身を守る事になると考えます。学校帰り、特に部活等で帰りが遅くなる中学生や児童の皆さんも同じであります。町としてあるいはまた教育委員会としても何か啓発していく事ができないものか、この辺についてお聞きをいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 夕暮れ時の下校等の交通事故防止についてのお尋ねでございます。現在の状況でありますが、小学校ではこの冬期になりますと集団下校は夏場でもやっておりますが特に大事にしながら。また、下校時間を早く暗くなりますので早くするとかあるいは夕方になって歩かなければいけない時はライトを持って歩くとか。それから小学校の先生方が一緒に子どもたちと一緒に同行して通学路の安全を点検する等、冬場になって注意をしている部分ございます。中学校では、歩行者は横断歩道を渡る時にしっかり意思を示すと、車にわかるようにしなさいよとかあるいは道路の右側歩くとか、あるいはくつの反射板が下の方に付いているわけですけども、そういうものをいたずらしたりして見えにくくしないようにしようとか、あるいは自転車については前照灯を点ける。それから歩行者を追い抜く時とかあるいは仲間の自転車を追い抜かす時に右に出ますので後ろから来る車に十分注意するとか。冬場見えにくいという事のなかでこのような事をしております。 今ご指摘のように白っぽい物を着たらいいのではないかというご指摘がございますが、なかなか白い物を着るについてもいわゆる上に着るものですので、余計にお金も掛かったりとかこれを着なさいというわけになかなかまいらない部分がございます。ただ見やすい物を着る事は大事な事だと思いますし、また子どもたちの方へPRをしていく事は大事な事かな。あるいはまたタスキとかなかなか難しいんですけどもそういったものについても目立つ格好ができるようなPRをしてまいりたいなそんな事を思っています。ただ一番大事な事は夜子どもたちだけで出ないとか、その基本的なそこら辺があるいはどうしても出なければいけない時は光る物を付けるとか、何かそういったPRも必要かな。私自身思っているんですが、セーフコミュニティの町という事で今箕輪町は進めています。いわゆる子どもたちの方からすると、あるいは学校側からすると注意をして今言うような形で運転手さんに見せていく事が一つ。反対にいくと運転者の方もセーフコミュニティの町だから自分たちの町の子どもや孫を大事にする、子どもや孫に温かい運転を心掛けるという事も特に暗いこういう冬場ですので、そんな心構えも合わせてPRをしていっていただければありがたいかなという事も私自身としては思っております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ドライバーに関しましても、夕方ライトを点けないというドライバーも数多く見られるわけでございます。ドライバー側も歩行者に十分注意していっていただきたいと思うわけでございます。 次に観光行政についてお伺いをいたします。町長就任から2年が経ちました。町長は11月末までの基本政策集30の実施状況をまとめ公表されました。それを見ますと達成済みが30%、計画的に進捗しているが51%となっており、順調な成果を上げられていると思います。この基本政策30のなかの農・商・工連携による体験型農業の提案についてであります。以前にも申し上げましたが観光振興には広域的な取り組みが必要であります。ある観光分析資料を見ますと、県内の観光地で注目を集めている資源は松本城、上高地、軽井沢、善光寺などで諏訪地方を除けばほとんどが南信以外の観光地であります。伊那地域では春に限るかと思いますが、高遠城跡公園があるのみでございます。上伊那・下伊那地域では観光資源の開発が必要であります。南アルプス、中央ジオパークの取り組みに期待するものでありこれらに合わせて市町村の取り組みも重要となってまいります。町長は広域観光ルートづくりのなかに、農・商・工連携による体験型観光の提案を挙げ取り組んでおります。実施状況を見ますと1年目、2年目において農業体験、健康幸せツアー実施をしたとあります。この農業体験、健康幸せツアーの実施に内容とその成果はどうであったのかここでお聞きをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 農業体験また健康幸せツアーの状況という事でございます。町におきましては、これは平成22年度からでありますけれども農業と健康づくり事業を結び付けるというような事で食・農・健康とこういったテーマでグリーンツーリズム事業を実施をしてまいりました。地域の活性化、健康増進、交流人口の増加そして観光振興といった目的になっているわけですけれども、やや観光振興という目的というよりは農と健康の結び付き、そんなところが非常に大きいのかなというふうに思っております。本年度も健康幸せツアー、農業体験等を実施をしまして延べの人数では1,204名の参加がございました。内訳を申し上げますと、健康幸せツアーには昨年比26人増になりますが152人の方が農業体験、これは田んぼ体験、野菜畑体験ありますけれども46人の方が17人増でありますが、ただ今年は天候不順の影響もございまして募集はしたんだけれども悪天候で中止になったというケースは何件もございまして、思ったほど人数が上がらなかったというような部分もございます。またJAの果樹オーナーでリンゴ・梨それぞれ、りんごにつきましては735人の方が梨につきましては271人の方が参加をいただいておりまして、トータル1,204人のご参加をいただきました。ほぼ昨年並みというような感じでございました。自然や農家さんとふれあうというような事で本物の体験ができる、また「土手お茶会」と称して参加をいただいておりますが、地場の野菜を堪能していただくというような事でお客様からは肯定的な意見を多くいただいているところでございますし、箕輪町のPRになっているというふうに思っております。しかしややメニューがマンネリ化していると言いますかそんなところもございまして、少し事業の検討が必要な時期に来てるというのが私の率直なところでございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 農業体験、そして健康幸せツアーは今まで町が行ってきた施策を観光に結び付ける取り組みであろうかと思います。ジオパークを中心に広域的な観光資源の開発と共にさらに磨き上げる事が必要かと思うわけであります。 今後の予定としての企画の検証の実施について伺います。南信地域、特に上伊那・下伊那地域は主立った観光資源がなくリニア中央新幹線開通を目指し広域的な取り組みはもちろん、町としても観光施策を充実させる必要があります。農・商・工連携による体験型観光の提案を見ますと、今後の取り組みに企画を検証し実施していくとあります。振興計画実施計画を見ましても、新規の企画検証という項目が見当たりませんのでこれは農業体験、健康幸せツアーの企画の検証実施という事だと考えられますが、この企画の検証と実施とはどのような事かお尋ねいたします。また、新しい観光施策の企画も必要かと思いますが企画等ありましたら考えをお聞きするものであります。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほどややメニューとしてのマンネリ感があるというお話をいたしましたけれども、私とすればものの豊かさから心の豊かさへ価値観が大きく転換しているというなかでございます。新しい価値観を生み出すようなもの、趣味とか生き方とかそういったものに重きを置いたようなメニューというものができないかというのは一般論として考えていかなければいけないというふうに思っております。本年度予定をしておりましたグリーンツーリズムに係わる事業が終了しておりまして、推進協議会の役員の皆さんそして振興公社の皆さん携わった皆さんで事業の振り返りを今しているところであります。役員会のなかでは、悪天候で開催できなかったプランがあるんだけれどもこういったものは予備日を設ける等何か工夫ができないかというようなご意見や、トラクター等圃場の一角において自由に乗ってもらったり記念撮影をするというような方法はできないのかというような事、また圃場の移動を伴わないサイドメニューのようなものを充実させたらどうかというような事、また協議会の体制だとかメンバーだとかこういった点についても考える時期に来ているというようなお話をいただいております。箕輪町だけでこの事を終了するのではなく、お尋ねのように観光全体とか上伊那全体の体験ツアーとかそういった方に広げていった方が都市部からのお客様を引きつけやすいという事もあろうかと思います。移住・定住対策を進めるに当たっては単に都市部と箕輪町の交流というだけではなくて、上伊那全体を知ったなかで箕輪町を選んでもらうというような手法もあるかと思いますので、その点についてどんなメニューを示していったほうが良いのか少し協議会のあり方も含めて検討させていただいてるところでございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 今トラクターというお話がございました。斬新な計画かと思いますので実施の方向でぜひ検討を願いたいと思います。 次に協議会組織に若年層も取り組むという内容について伺います。先日私たち議会も町民の皆さんとの意見交換会を行いました。子育て世代の皆さんの考えを聞く有意義な機会でありました。これからは若い皆さんの考え方を政策に取り組む事は大変重要であると考えさせられたものであります。町長は農・商・工連携による体験型観光の提案のなかで今後協議会の組織に若年層を取り込むとの考えをお持ちのようでございます。その具体的な方策と若い皆さんに何を期待していくのかお聞きを申し上げます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 グリーンツーリズムにつきましては推進協議会をつくりましてその皆さんが主体になって実施をしてきていただいている。どちらかと言えばボランティア的な組織という事で大変ありがたく思っているわけでありますが、発足をしまして8年が経過をしたという事もございまして、指導者の皆さんの高齢化が進んでおりまして若手の農家の参画が期待をされているところでございます。役員会のなかでも協議会の体制についてそろそろ検討する時期に来ているという事は会長以下お話をいただいておりまして、そんな方向で今検討が始まったところでございます。やはり若年層にも積極的に参加をしていただくように呼び掛けていかなければいけないという事がございます。ただ30代、40代の農家の皆さんまさに現役世代でありまして、こういったところになかなか参加をしていただけない部分もありますが、実際の体験に携わるスタッフとして何とか対応できないのかなというようなそんな点については、公募方式も含めて考えていきたいというふうに協議会では考えているようでございます。やはり地域や人材を知っていただくという意味では、もちろん今までの指導者の皆さんもそうでありますし大事な事でありますけれども、若手の皆さんの箕輪町での係わりというものを見ていただく事によって都市部の皆さんとの交流がさらに進むというふうに考えておりますので、そんな皆さんの参画をぜひ協議会の中に取り入れてまいりたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 次にですね観光と農業、スポーツを組み合わせた施策についてお伺いをいたします。私はこの6月議会でも観光について提案をさせていただきました。観光は、さまざまな分野の施策が一体化する事で地域の魅力を引き出しPRを進め集客へと繋がります。 先日の信毎新聞に松本マラソンの記事がありました。来年の10月1日に市内発着でフルマラソン大会の開催を決めたようであります。この松本マラソンの経済効果は9億5,000万にのぼるとの事であります。ボランティアの確保やコース沿線の地元区の協力等、運営は大変であろうと感じます。しかしその経済効果の大きさには改めて驚いているところであります。また、お隣の南箕輪村では毎年経ヶ岳バーティカルリミットといういわゆるトレイルランニングレースを行っています。いわゆる山登りマラソンと言いますでしょうか、この事に昨年は742名もの参加があり伊那谷の地形を有効利用した魅力的な大会を開催しております。大会参加者の宿泊施設を紹介するなど、村の活性化へ結び付け効果を上げているようであります。当町議会でもマラソン大会の開催を求めた発言もございました。ながたを中心とした観光資源の活用と交流人口の増加についても提案をいたしました。町長も観光と農業、スポーツを組み合わせた施策を研究したいと答弁をされております。29年度以降に向けどのような事業を考えまた実施していこうとしているのか、考えをお伺いするものでございます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 観光と農業またはスポーツを組み合わせるというのは非常に重要な事でありまして、現在行われている健康幸せツアーだけでそれができるというふうに私も思っておりません。したがいまして、スポーツのサイドからどんな形で町外からのお客様をお呼びをして交流ができたり、箕輪町を知っていただくという手法があるのかという事で現在文化スポーツ課の方でそれについて検討している最中でございまして、来年度実施にすぐ結び付くかどうか若干難しいところもありますけれども、基本的には走る、歩くそんなレベルでその手法を使いながら何かできないかという事を今検討している最中でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひですね実施して町の活性化に繋げていってほしいと考えます。次に町観光協会が主催をしました秋のウォーキング大会でございます。本年から町の観光資源を活用した事業展開を本格化させ、もみじ湖のPRとスポーツと健康を絡め交流人口増に向けて計画・実施されたとあります。秋のもみじ湖ウォーキング大会はどのようであったか。町内外の参加者の感想は。またこの大会の成果と今後についての考えはどのようなものかお聞きをするものでございます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 もみじ湖ウォーキング大会でありますが11月5日でございました。観光協会の主催でウォーキングイベントを開催をさせていただきました。紅葉の時期というような事、また好天に恵まれたというような事もございまして250名の参加者をいただきました。ややPR不足というような事もございましたけれども、町外からも多くのお客さんもお越しをいただきましてお祭りをしていたというような事もありまして全体とすれば好評であったというふうに思っております。初めての開催という事で駐車場の確保でありますとかコース設定でありますとか、PR等についての問題はあろうかというふうに思いますけれども、全体とすればかなり楽しめた有意義な大会だというふうに思っております。コースの見直し等が必要かどうかも含めて、来年度以降の開催について今後観光協会主催でありますので協会として考えてまいりたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 好評であったとの事でございます。ぜひですねこれを第1回として長く続けて、箕輪町のいわゆる秋の名物行事と、夢まつりと絡めながらぜひ継続を願うものであります。 次にふるさと納税返礼品についてお聞きをいたします。ふるさと納税の返礼品の扱いにつきましては各市町村において種々ご意見が出されているところであります。しかし、それぞれの市町村の考え方に基づいて取り扱われているものと考えます。当町もふるさと応援寄附金の返礼品の充実に力を注いでいるかと思います。寄附金も15年度は14年度の6倍の実績があったようでございます。16年度の状況はどのようになっているのでしょうか、お聞きをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ふるさと納税の返礼品につきましてはいろんなご意見もございます。私は返礼品合戦に直接参加するつもりはございませんが、そんななかでもやはり箕輪町を知ってもらうというような意味合いでふるさと納税の確保という意味も含めて町なりに頑張っているところでございます。 27年度の年間の寄附実績は2,848件2,927万円でございました。11月30日時点で本年度2,700件3,783万円のご寄附をいただいておりまして大変ありがたく思っております。返礼品についても充実をしてきているというふうに思います。それらをこれまで以上にPRを重ねてまいりたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 財源確保は大変重要であり、ふるさと納税も重要な財源であろうかと感じておりますが当町も充実した返礼品のために出品をしていただく事業者の募集あるいは協力を呼び掛けておりました。出品していただく事業者の参加についてはどのようなふうになっているかお聞きをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 出店事業者でございます。年1回の募集説明会をさせていただきまして、その後随時受け付けているという状況にございます。またこちらからも開拓もしているというのが実態でございます。12月1日現在でございますが17事業者にご協力いただいておりまして、99品目の返礼品リストをつくりお願いをしているところでございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 夏からだいぶ増えたように感じております。返礼品につきましては当然あれが良いこれが良いというような希望があろうかと思います。箕輪町におきまして大変な今99品目というような種類がございますが、どんな商品が一番ご注文と言うか人気がありますか。人気の高い順にわかりましたら商品名をお聞きするところでございます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 なかなか商品名というのも問題なんですが、現在のところ人気の高い返礼品というような事でありますとこれは重量によってだいぶ人気が上がったり下がったりしている部分でありますが、箕輪町産のコシヒカリが一番であります。これは27年度ですと583件の方でこれが一番多いという事でしょうか。次に箕輪町産りんごと煮込んだチャーシューというようなものが345件というような状況でございました。その他そばの乾麺でありますがこれらは8割そば、10割そばそれぞれ300件ずつ、トータルすると600件という事でトータルすれば一番これが人気の高い商品というような事になっております。一番課題はお米であります。米についてはやはり上伊那産は人気の高いものでありますけれども、これをどうやって返礼品にしていくかというのは非常に難しい問題が多々ございまして、量の問題も含めてこの辺についてはJA等とご相談をしながら実施をしているわけですけれども、量の確保を含めて課題だというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 米が人気の商品のようでございます。以前に同じような質問のなかで当町は野菜セットが大人気であるとこういう答弁、前の町長ですか答弁がありましたが、この野菜セットについては現在どのような取り扱いになっておりますかお聞きします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 野菜については現在取扱っていないという事ではありませんけれども、全体の量を集めていく事またそれぞれお返しをする時期等の問題もありましてなかなか難しい部分がございます。それと一括してどこかで町のものを集めていく、にこりこでやっていたわけですけれどもそういった課題をクリアしなければいけないという事で現時点ではそんなに多くしている状況にはございません。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) やはり地元の野菜等々はこれはどこ行っても大変な人気があるわけでございます。ぜひですね、確かに時期的なものはございますけれども一つの箕輪町のブランド品としてぜひ取り扱っていけるようにご努力をお願いしたいと思います。 次にこども音楽コンクールについてお伺いをいたします。本年11月23日東京で開催されましたこども音楽コンクール東日本大会で箕輪中部小学校合唱団が最優秀賞を受けました。東日本4県7校の出場のなか中部小の磨きを掛けた歌声が最上位に輝いたとあります。さらに来年1月に東京で開かれる全国大会への出場も決まっております。中部小は3年連続で全国大会出場の快挙であります。しかも昨年は全国2位の審査員特別賞を受けている合唱団でございます。この大会、中学校の部にも箕輪中学校合唱部も出場し優秀賞を受けております。ダブル受賞でございます。まさに町の誇りであると考えてもいいかと思います。町として大会前に壮行激励会を開催しエールを送ったらいかがかと思います。住民の皆さんのなかにもぜひ1度聞きたいという声もあります。教育長の積極的なる答弁を期待いたします。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 大変ありがたいご提案をいただきました。ただ合唱部以外にもいろいろな部もございますし、またスポーツ関係等たくさん表彰していただいたりあるいは上の大会に行くそういった部分もございます。当町は小学校も中学も含めてですけどもこういった部活動関係の県大会以上については補助をいただき、またこの議会でも補正予算を組んでいただいて補助をしております。そういった関係もあって出て行くけれどもお金が足りないとかそういう事がなくて、バス代等補助をしていただいているそういうありがたみもございます。ただ他の種目の関係とそれから学校のいろんな状況それから施設等行くまでに日程等の事もございますので、できるとしても大会が終わってから時間が過ぎてからという事以外はちょっと今のところ難しいかなという事を思っています。また校長先生等と相談をするという事は可能でございますがそういったふうに考えておりますし、もう一つはできれば、例えば中部小の合唱部ですけど今週末に町でクリスマスコンサートございます。ですので聞きたい人は500円払って聞いていただければなという事も思っておりますので、全く何もなければそういった事も考えますがそういった機会もございますので、ぜひ検討はしてみますのでここでお答えできますとは言えませんが検討はしてまいりたいと思っています。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) クリスマス会があるという事は私も知っておりましたが、500円の子どもたちが多く出る会に入場料はしっかり取られるような気がしまして、この事を言ったわけでございます。確かにですね大会前は日程が苦しいかと思いますけれども終わった後でも結構でございます。箕中合唱部並びにブラスバンドチーム、あるいは箕輪太鼓としっかりと絡んだ発表会ができたらと思います。6番を議長、先にお願いしたいと思います。 諏訪湖周最終処分場計画についてお聞きをいたします。町長におかれましても既に細かな情報が入っているかと思いますが、諏訪市湖南の板沢地区は諏訪管内であります。しかし集落は上伊那側の谷にあります。この板沢地区に湖周最終処分場を建設するという事でございます。板沢を通る県道諏訪箕輪線の他流域は鴻之田川、上野川へと合流をしております。しかし上伊那の水源であるもみじ湖への直接の流入はありません。先週、辰野町町議会でも数人の議員が質問をし大きな問題となっております。辰野の地元の沢底や平出の区の皆さんも反対をしているようであります。諏訪の組合側の対応も決して正しかったとは言えないと私も感じております。辰野町の関係区長さんも竜東だけでなく町全体、さらには上伊那の問題として考えてもらいたいと声を挙げております。この件に関して町長何か考えを持っているかお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 湖周の最終処分場の問題につきましては私ども報道等で知っているところでございまして、まだ辰野町との連絡等も取ってございませんので詳細な経過について私も承知をしておりませんし、上伊那広域連合としてもそういった話題はまだございません。予定されている土地につきましてはもみじ湖等また沢川への影響は考えられない場所でもありますので、当町としては現時点ではその成り行きに注目をさせていただいているという事でございます。私どものところもクローズではありませんが、最終処分場をこれからクリーンセンター八乙女へつくっていくという地域でもございます。町民の皆さんのご理解がなければこういった事はできないわけでありまして、他の地域の問題でありますけれども注意深く見守ってまいりたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) この事もまだ決定したわけではありませんけれども、白紙撤回をという声もあります。白紙撤回なら後山地区の方へどうかななんていう話もありました。注意していかねばと考えます。当町も人ごとでなく上伊那地区全体の問題として捉え、対応を考えていってもらいたいと思います。 次にですね、たべりこについてお伺いをしたいと思います。たべりこにつきましては本年あってはならない事が起き、お客様や町民の皆さんに大変なる不安やご不便をお掛けいたしました。新しい調理人さんが入り立て直しに頑張っている事と思います。1日も早い信頼と安心のできる店づくりに心掛けてほしいと思います。こんななか本年は休業日も多くなってしまったと思いますが現状、経営内容についてどのようか、説明できる範囲でお答えいただけたらと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 たべりこの不祥事については本当に改めて申し訳なかったというふうに思っております。現在の経営状況につきまして産業振興課長の方から説明をさせていただきます。 ○木村議長 産業振興課長 ◎唐澤産業振興課長 それでは経営状況という事でこちらで掴んでいる数字の方を申し上げてまいりたいと思います。平成27年度 第18期の営業実績から申し上げます。来店者数が2万1,690人、営業収入から費用を引きまして120万円の損失というふうになっております。今年の4月以降ですけれども昨年の同期、4月から11月と比較しますと人数が平成27年度は1万7,100人少し、それから28年度が1万3,700人余りとなっておりまして3,400人ほど減少しております。売上につきましても同様に420万弱ほど減少した形になっております。これにつきまして天気の関係、今年は特にそうですけれども観光シーズンの赤そばの見頃の悪天候の要因による入込客数の原因が大きな減少の一つではないかというふうに考えております。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) たべりこの営業時間を見ますと午前11時オープン午後3時終了、オーダーストップが午後2時となっております。休業内容は8月から11月が無休、12月から7月が毎週の火曜日が定休日、年末年始は休業となっています。週1日の休日はやむを得ないと考えます。お盆は営業しても8月から11月は無休でなく週1日の期日を取っても良いのではないかと感じます。町長は以前答弁のなかで「たべりこはそばが目玉である。」と申しておりましたが町長どうでしたでしょうか。そばが目玉という、私に答えていただきました。年末は日本全国年越しそばとおおよそ日本人は心得ているわけであります。そばやさんならば年末だけでも営業を考えてみては。また営業しなければならないと考えますがこの点について町長お考えはいかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 年越しそばがなければ次の年を迎えられないというのが日本の習慣なんでしょうか、そういった意味ではそういった事も一つの手法だというふうに思いますが、赤そばそのものを年末食べなければいけないかどうかよくわかりませんので少し検討させています。いずれにしても営業時間について今お話をいただきましたが、この問題は現在のたべりこの運営のなかでは職員数等々から休みを取らざるを得ないという部分もございまして、やむを得ない判断だというふうに思っております。道の駅の構想もありましてその際には大きく変更していかざるを得ないというところでございますので、その際全体として検討させていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) そば屋さんでありますので年末はぜひそばを営業していただきたいと思います。長らくの赤字となっております。午後3時閉店という事でございます。夕方の営業を考えたらどうか、またメニューの再考も考えたらどうかと思います。 最後に1点、営業中とか準備中の看板がございます。営業終了後にまだ準備中という看板を掲げますね。あるお年寄りが、準備中なのでこれからやるだろうとずっと待っていたらその日は営業がなかったというばかな事があります。先だっても私4時頃見に行ったら、5時近くですか準備中でございます。これ夕方は営業するのかなと知らない人は考えてしまいます。この事もぜひご訂正を願い、箕輪町町民のためまた上伊那地域発展のためさらなる向上をしていただける事を願い、私の質問を終わらせていただきます。 ○木村議長 これで2番 大槻金吾議員の質問は終わりました。会議の途中でありますがここで暫時休憩といたします。再開を午前10時50分といたします。   午前10時31分 休憩   午前10時50分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。4番 松本五郎議員 ◆4番(松本議員) それでは通告書どおり質問をしたいと思います。昨年の12月に医療問題に関係する質問をしていますが、住民にとっては重要な課題ですので質問をしたいと思います。 地域医療構想が今年度中に策定されます。これは長野県内を10地域に分け、人口予測から地域ごとどのような機能の病床がどの程度必要かを定めるものです。9月2日には「長野県地域医療構想」の素案が公表され、2025年に必要とされる病床数が示されています。長野県全体で1万6,839床にする計画で現在の稼働病床1万8,519床からマイナス1,680床削減する想定です。県の地域医療構想における病床数の必要量の推計についてのところでは、長野県の2025年の病床数の必要性量の推計は医療機関所在地ベースで行うと記されていて、推計値が県の病床の削減目標といった性格を持つものではない。また現在稼働している病床を削減させるような権限は県には存在しないと記されています。上伊那郡は県内でも最も病床の少ない地域の一つです。箕輪町の対応策はどのように行うのか町長の見解をお伺いしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 地域医療構想につきましてお尋ねをいただきました。この地域医療構想につきましては、平成26年に成立をしております医療介護総合確保推進法によりまして、県におきまして地域における効率的・効果的な医療体制を確保するために将来のあるべき姿を示す地域医療構想を医療計画のなかに入れ込むと、そういった策定をするというものが定められておりまして実施をされているものでございます。この構想の策定に当たりまして3回から4回の調整会議を二次医療圏ごとに実施をしてまいりました。そして県全体の策定委員会で検討するという手順でございます。11月4日に第5回の策定委員会が開かれまして、その意見を反映した案で12月9日から1月10日までパブリックコメントを実施をしているところでございます。2月には第6回の策定委員会が開かれまして現在示されている構想案を決定をし、県の医療審議会で確定をし地域医療構想として第6次の医療計画のなかに追求するという事になっております。 この間、上伊那地域におきましては調整会議を先ほど申し上げましたような形で調整・設置をし協議をしてまいりました。特に、上伊那におきましては大きな課題であるという強い認識のなかで知事に対しまして要望書を提出をするという事になりまして、6月24日でありますけれども各市町村の首長や広域連合の議長また関係の県議会議員の参加を得まして、広域連合として県知事に要望してまいりました。その要望は医師数や病床数が少ない。そのために流出をしている近年の上伊那の状況を捉えますと将来の適数病床数を推計するという事は望ましくないという事が1点。また推計する場合にあっては患者住所地ベースを採用してやっていただきたいという事。一部の高度急性期医療以外は上伊那医療圏で対応できるような支援をいただきたいという事で、地域包括ケアシステムを構築をしていくんだけれどもやはり在宅や介護の体制整備が必要だと、このような事を申し上げてきたところでございます。 現在示されている案につきましては上伊那地域の考え方をかなりと言っていいんでしょうか、良く取り入れていただいた上での必要量の推計になっておりますので当町自身でできる事は限られておりますが、上伊那広域全体としては今回の県の策定に当たりまして必要な事は申し上げ、一定の成果があったというふうに考えております。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 先ほど広域の方から6月24日に要望書を出したという事のお話がありましたが、皆さん各地域でいろいろな練り方も違いますし思いも違いますので、広域のなかでは箕輪町の町長のお考えや他の首長さんのお考えもあると思いますが、何かその辺では具体的な事を何か出されましたでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほど申し上げた3点が基本的なところではございますけれども、この上伊那地域はやはり医師不足、看護師も同様でありますけども人材がいない事に伴ってベッド数が足りない、かつ活用がされないという実態を県としてよく理解をしていただきたいと、そういう趣旨の事は各市町村から特に出ている考え方でございますし、実態もそういう事になっておりますのでその点については申し上げました。 もう一つ、高度急性期についてはやはり諏訪・松本側にそういった高度医療に対応できる病院を多く持っておりまして、患者さんが流れてしまうというような事もあります。これをどう捉えるか、私は私自身の考え方がありますけれどもやはり上伊那とすれば上伊那のなかで高度医療についてもできる限りこの地で対応できるような形にするにはやはり患者住所地ベースを基本にすべきだという事を強く申し上げたところでございます。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 箕輪町でも係わっている上伊那医療圏の基準病床数は1,249床、既存病床数が1,319床であるため70床過剰されてると言われてます。一方、お隣の諏訪医療圏は基準病床数は1,701床、既存病床数が1,651床であるため50床不足してるとされています。上伊那医療圏の人口は約19万人、諏訪医療圏の人口は約20万5,000人です。人口が1万5,000人違うだけで既存病床数が45床も違うものです。人口10万人当たりに換算しますと上伊那医療圏は657床、諏訪医療圏は829床でその差は172床となります。このような状況を見て病床数は今のままで良いのか。今現在は十分足りているのか町長に見解をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 この問題はなかなか難しいところでありまして、単純に言えば今の数字を見れば答えは明らかだというふうに思いますけれども、病院が成り立ってきた社会的な歴史的な経過のなかでこの病床数しか確保されてこなかったという事、それにその病院があってそこに人材が確保された、医師が勤務をしているというのも実態でございまして、単に数字だけで諏訪が進んでいて上伊那がそうでないというのはなかなか言いづらい部分だというふうに私は思っております。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 医師不足対策の取り組みと対応策について質問をいたします。第6次長野県保健医療計画の医療圏別の保健医療従事者の状況のなかで人口10万人当たりの医師数を見ますとトップが松本医療圏で321.1人、近隣の諏訪医療圏は201.1人で3位です。飯伊医療圏は173人で5位です。箕輪町も関係している上伊那医療圏は131.8人で9位です。10の圏域に分かれていますので低い方から2番目です。異常なくらい低い事がここを見るとわかります。医師の絶対数の不足に加えて都市部への偏在が原因と言われています。地方の医療機関は全国どこでも医師確保のための全力を挙げており、上伊那医療圏でも各医療機関があらゆる取り組みを行いながらも、上伊那医療圏全体で医師確保対策に取り組むよう求めていくのは必要ではないかと私は思います。それは、まず箕輪町のすべての医療機関者が力を合わせて広域連合、県福祉事務所、上伊那医師会などに働きを掛け、さらに上伊那全体の取りまとめの役として上伊那連合が圏域のすべて、医療機関関係者を網羅し県に対して計画の見直しと医師確保対策を求める立場から政策提言を行い、実行を迫っていくように提起し活動を強化する事が重要であると効果的と考えますが町長の見解を伺います。 ○木村議長 町長
    ◎白鳥町長 医師不足の状況につきましては、ただ今数字を上げて議員さんが言っていただいたとおりでございまして、松本圏域のように信大病院やこども病院が持っている県内の全体を統括するような高度専門医療機関を持っているところは格別、そうでないところにおきましてもいわゆる赤十字病院やJAの病院を持っているところについては、やはりその勤務医の数が多くなるというような状況から医師の確保ができているというのが実態でございまして、そういったところが上伊那には現実問題として大きな医療機関が公立病院以外にないというような経過のなかで起きている事でございます。したがいまして病院の所在地がそういった状況になっているという事を踏まえながら対応する必要があるというふうに思っております。単に大きな病院をここに誘致ができるのであればそういった事も可能だというふうに思いますけれども、現実問題としてなかなかそうはいかないというような状況のなかでは、今議員さんがおっしゃったように上伊那全体で取り組めという事について私も同様でございまして、広域連合としてまた地域包括医療協議会としてやはり必要な声を上げていくという事は私も賛同するところでございます。その点どういった形で上伊那にどういう病院が勤務医が足りないのか、また診療所についてはどういった診療系の科目が足りないのかとそういった事を明らかにしながら対応しなければ行政としては難しいというふうに思っております。やはり基本的には病院の勤務医が足りないという事でありますので、議員もご承知かと思いますけれども病院設置者でありますとか病院長はじめ病院の関係者の皆さんでリクルート活動するのが現実の姿でありますので、それらを行政としてどうやって支えるかという事に力点を置いて検討すべきだというふうに思っております。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 先ほど言ったように松本には信大がある、あるいは諏訪には大きい病院がいくつかあるという説明なんですが、実際にはここに置かれている上伊那あるいは箕輪町の住民はどういうふうに思っているか。実際にそれだけで済ませていっていいのか、私は本当にそこを切実に考えないと解決の道にはならないという事で本当もう一度この辺をちょっとしっかり聞いておかなければいけないと思いますが、このままの状況で本当に実際にいいのかどうか。現在十分足りていないと思っているんですが、町長の今の発言だとしょうがないという事もありますが十分足りているのかどうかの、医者の関係ですね。その辺はわかりましたらお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ちょっと数字を持ち合わせていないので数字的にお答えができなくて大変申し訳ないというふうに思いますけれども、いわゆる高度専門医療を受診するような事を考えた場合に上伊那地域の病院、公立病院という事になりますけどもその病院の中で必要な診療科目があってそこに必要な医師が存在をして、受診ができるという体制が全て整っているかと言うとそうではないです。一部診療科においては伊那中央病院で対応できない診療科がいくつかありますので、そういったものは中信地区または諏訪地区の病院を選択せざるを得ないというものがございます。その点で上伊那に十分応対ができているかという事はそうではないというふうに思います。ただ、それ以外の部分でこれから高齢化が進み一定の期間は受診者数は増えると思いますけれどもその後10年、15年頃から受診者数は激減をしてくわけでありまして、そういった事を想定した時に診療科目をただ増やせば良いというものではないなというのは、これは私個人の考え方でありますのでそれは付け加えさせていただきますけどもそういったように思っております。それ以外のいわゆる在宅医療でありますとか介護との連携という意味合いで、私たちの地域に医師が十分足りているかと言うとそれはそうではないと思っています。ですので、その事についてはやはり必要な医療体制また介護との連携ができるような事を取っていかなければいけないというふうに思います。それは病院という意味で申し上げました。 それと診療所系について、いわゆる診療所でありますがその点について十分かと言うとなかなかそれもそうではないというふうに思いますが、当町におきましては一定の数の診療所が確保されているという部分もありますので経営の問題等含めていくつかを欲しい診療科目は実は診療所にはありますけれども、全体とすれば十分とは言えないけれどもほぼ充足しつつある状況も一方にはあるなという事は思っております。ただ、これからの10年、20年を見据えて在宅医療にシフトせざるを得ないところでまかないきれるかについてはちょっと私は現時点では申し上げられません。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 今お聞きしましたところ非常に厳しい、私もそう思います。ですがこれは力を合わせないと皆さんで、何ともできないような問題である事は確かです。ある医療機関では専門の医師を探す職員をつけて毎日のように飛び歩いているというような事もお聞きしております。それと先ほど言いましたようにみんなで取り組むという事はその関係の機関ですね、福祉事務所とかそういうようなところにぜひ箕輪町から発信していくというのはどうでしょうか。お願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 箕輪町単独で上伊那地域、または当町にある病院というようなものを想定してそういった行動ができるかという事についてはまた考えてみたいというふうに思いますけれども、現在の大学の医学部を医学の講座のなかからドクターが配置をされているというようなそういう状況のなかで行政でできる事というのはやはり限られております。ですからその部分は先ほど申し上げましたように病院に対する裏としての支援というような事にならざるを得ないんだというふうに思いますが、地域として声を張り上げろという事はそのとおりでありますので、広域連合として強いご要望があったとお話をさせていただきたいというふうに思います。 また県の医師確保対策室等でドクターバンクやいろんな事業をしております。その事業を上伊那の中へいかに取り入れてくるかというのは自治医大の卒業生の上伊那への取り入れとか、これから医学生の修学資金の貸与者が卒業をし配置されてくる時期にそろそろ入ってまいりますので、そういった修学資金貸与者について単にへき地医療だけをするのではなくて、当地域での医療を経験をしてもらって育成をしていくという事も必要でありますのでそんな事も県の方にもお願いをしてまいりたいと考えております。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 命を守る医師確保に力を入れる事をお願いをいたしまして、次の質問に移りたいと思います。 子どもの医療費窓口無料化について質問をしたいと思います。私はこの質問は何回もしていますが深刻な問題でありますので今回も質問をしたいと思います。11月7日の信濃毎日新聞に「子どもの医療費窓口無料化 国ペナルティ見直しへ 県内導入機運高まるか」の見出しで大きく掲載されていました。内容は「少子化対策としての全国的に自治体の助成による子どもの医療費無料化が進んでいます。国はこうした窓口無料化を導入した自治体にペナルティとしてきた補助金減額措置を年内に見直す方向だ。減額を回避する理由がなくなれば長野県も転換を迫られそう。」と掲載されていました。厚生労働省は子どもの医療費を独自に助成している市町村に対して国が実践している補助金減額措置ペナルティと言いますが、2018年から一部廃止する方向で最終調整に入った。小学校入学前までを対象にした助成に対する減額措置が一部廃止される事になると掲載されていました。箕輪町の県に対する対応策を町長に見解をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 窓口無料化の問題でございます。議員からは6月にもご質問いただいておりまして大変重要な課題だという認識をいただいておりますし、私自身も少子化対策という意味合いのなかで一定の方向性が出ないのかなという事を思っている分野でもございます。 お尋ねのように国の社会保障審議会におきまして昨年来議論をされてきた部分でありますけれども、子どもの医療費助成に係わる国民健康保険の減額調整措置について見直しをするというような方向で一定の方向付けがなされたというのが報道でございました。内容としましてはここは定かでないんですけれども、平成30年度を目途に対象を未就学児とするようでありますが、所得制限を設けるか設けないかこれはよくわからない部分でありますがそれらを含めて見直しをするという事でありますので、未就学児に全体に見直し対象にするのか減額調整措置の見直し対象にするのか、所得制限や一部負担金はそれは必要な所得の方は取るべきだという発想のなかで見直しにするのかよくわかりませんけれども、見直しをするという事については概ね方向が出たという事でございます。そういった場合に県がどういう対応を取るかという事でございますが、12月県議会のなかで山本健康福祉部長がこのような答弁をしております。「こういった国の減額調整措置の見直しを行った場合に速やかに検討したいと考えている。」という答弁をしております。具体的にはこんな答弁なんですが「市町村との連携については国が国保の減額調整措置を見直した場合、これまで重ねてきた実施主体である市町村との検討の前提条件が大きく変わる事になるため、子どもの医療費の現物給付化について市町村のお考えを丁寧にお聞きしながら検討していく事になる事を認識しております。」と。「その際、県民や医療機関の窓口で混乱が生じないよう制度の導入時期や医療機関における福祉医療費の請求方法などについて全県的なルールづくりが必要と考えております。県としては国の見直し内容を精査した上で停止される付加給付の財政的影響、これは健康保険によっては健康保険組合の自己負担分の組合独自の付加給付についてのようなんですが、そういったもので財政的影響があるようですがその財政的影響を含めてどういった見直しを行うのか市町村の皆様と一緒に検討してまいります。」という答弁をしております。県におきましては一定の考え方が整理ができたと。というのは国が減額調整措置を見直すという事ですのでそうなりますと窓口の無料化の道筋が開くという事だと私は理解をしております。ただこの問題は国が未就学児というふうにしております。という事はほとんどの今町村では高等学校まで実施をしているのが町村、また市の段階でも中学校までというところが大多数でありますのでそういったなかで未就学児までの窓口無料化という道筋をどうやって開くのかという事が一つあります。それといわゆる負担金、受益者負担金ですが1レセプト500円という、当町の場合は500円ですけれども300円という町村もありますけれどもそういった1レセプトに500円掛かっているその自己負担分は窓口無料化になっても取る・取らないという、そこは私も承知をしておりません。それらを含めていわゆる現物給付方式の導入というような窓口無料化というような事ができるのかどうか、そういったシステムづくりができるのかどうか私も非常に注目をしたいというふうに思っております。できますれば他の県でもそういった方向で実施をしているところがあるようでございますので、国のそういった減額措置というものがないという事になれば、国保への財政的な影響が出てこないという事でありますのでそういった考え方もあるのではないかと思っております。ただ、これは県におきましては財政的な負担が相当入るというふうに思いますのでそういった事は私どもにはわかりませんが、そんな事も含めて検討すべき時期に入ったというふうに思っております。国や県の動向を注視するなかで町村としてまた上伊那広域連合として、上伊那広域連合の場合はほとんど同様な型式で医療費無料化をしておりますのでそんなところを横の連携を取りながら対応させていただきたいと考えております。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 今お話を聞くところによりますといくつかの問題もまだ残っていると思います。まだまだ困難はあると思いますがいろんなところでいろんな工夫もしたりしているところもあります。ちょっと紹介をしたいと思うんですが、群馬県では、平成21年から少子化対策や子育て環境の充実を図るため毎年2億円余の補助金減額をされていますが窓口無料化を行っております。岩手県では今年8月から県と市町村が協議し窓口無料化に踏み切りました。岩手県の試算では国の減額措置では3市町村で年間計1億円弱には上るが県民からの要望もあり、子育て支援の一環として導入をしてきました。三重県では鈴鹿市が単独で来年度から窓口無料化を一部導入するという予定でいます。このように、いくつかの県があるいは単独の市町村がいくつかの困難を乗り越えて試行錯誤を経て子育て支援、移住促進に力を入れています。全国で長野県は残念ですが窓口無料化になっていない6県の一つです。ですが、窓口無料化でないのですが独自で頑張っている町・村があります。少しここを紹介をしたいと思います。 更科郡坂城町は4月に医療費助成の対象者18歳に医療機関の窓口へ支払う分を事前に貸し付ける制度を始めています。人口減少に直面し従医者獲得に向けた自治体間の競争が激しさを増すなか、移住を考える人にと制度導入に踏み出しています。子育て支援策として移住促進、病気になった際に早期に適切な医療機関での受診と医療費の会計の負担軽減を図る医療費の一部負担金、窓口支払い分に充てる資金を申請によりあらかじめ貸し付ける制度です。貸付期間12カ月だそうです。また諏訪郡の原村では、箕輪町と同じ18歳まで医療費が無料で医療機関の窓口請求金額を一旦支払う償還払いですが、1レセプトにつき500円の受給者負担金を村で援助をしてるため受給者負担金が個人には掛かりません。そのように各市町村でいろいろな工夫をしながら窓口でお金の負担が掛からないように、また受給者負担金が掛からないようにと努力をしております。ぜひ箕輪町から県に声を上げていただくよう先ほど町長もお話がありましたが、そのような形ですのでそれでもちょっと答弁いただけたら。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 方向については先ほど申し上げたとおりです。ただ医療費を単に無料化にすればいいかっていうのはサービスではないんで一定の、例えば所得の低い方とかそういった方に一定の支援をするのは今でもやっている部分がありますのでそういった事はともかくとして、そういうものの導入を否定するわけでは全くないんですが、医療費を完全無料化にすればそれが政策としてすべて正しいかと言うと、ちょっとそこは私もまだよくわからない部分がございます。医療費を支払えないので病気になっても医療機関に行けないというふうに言われてしまうとそれはそれについての対応をせざるを得ませんが、やはり今の国全体の医療費の伸びというような状況を見たときに、それは子どもに問題があるわけではないんですけれども単に無料化にすればいいというふうに私はやはりどこか躊躇するところがありまして、そこは制度設計のなかで考える部分もあるんではないかというふうに思っております。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済となるのではと質問をしたいと思います。教育長と町長のお2人に質問をしたいと思います。先に教育長にお伺いをしたいと思います。 全国では17歳以下の子どもの6人に1人が貧困状態にあるとされています。子どもの貧困率を世帯別に見るとひとり親と未婚の子どもの家族の貧困率が圧倒的に高いと言われてます。ひとり親家庭では2人に1人が貧困状態にあるのではという重大な社会問題があると言われております。こうした子育て世帯のなかには貧困という認識に至らず社会に原因を見い出せず、自己責任の広がりによって他の人に助けを求める事ができない家庭もあると聞いております。このように実際は貧困世帯であってもなかなか表に出ない事もあるかと思います。そのようななかで経済的な理由で教育の機会が失われないよう、小・中学校に就学している児童・生徒と保護者の方に学用品費、給食費、校外活動費など教育に要する費用の一部を援助する就学援助制度があります。箕輪町ではどのような状況なのか。子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済と関連いたしますので教育長にお伺いをいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 箕輪町の準要保護児童・生徒の援助についてご質問でございます。今議員さんお話のとおり、小・中学校ではこの準要保護児童・生徒に当たるご家庭には学用品費、校外活動、これは日帰りの校外活動ですがあと通学用品費、1年生は入学の事がありますので別で小学校は2年から6年、中学は2、3年。それから校外活動の宿泊、小学校5年は臨海学習、それから中学の1、2年は宿泊体験。それから新入学の学用品費小学校1年、中学1年。修学旅行費小学校6年、中学3年。学校給食費は小・中ともでございます。実際どのくらい今の関係でいるという事ですが学用品費の関係、校外活動の関係では小学校が120、中学が74でこれは今年度のデータになりますけども194名。通学用品1年生以外では小・中合わせて160、宿泊の関係の校外活動では小・中合わせて60、新入学の学用品費の関係は34、修学旅行の関係は51、学校給食の関係は194と。今年のデータでございます。金額的にでありますが小学校合計すると今年度の関係では650万ぐらい、それから中学の方では640万ぐらいでございます。両方合わせて1,291万何がしになっております。年々の推移でありますけども、平成25年からのデータで見ますと大きくすぐ変わっているというものではございませんが、小学校の方が620万円台から今年の650万台ぐらい。それから中学の方が550万台から今年の640。若干少しずつですけれども上がる傾向にはございます。以上です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 子どもの貧困対策という意味合いでお答えをする部分と子どもの医療費を無料化にするという部分はイコールであるようでそうでもない部分もありまして、なかなか難しいというふうに思います。 ◆4番(松本議員) すみません、いいですか。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 私もう一つ質問があってそれで答えていただくようになるので。すみません、中断してしまって。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) それでは町長にお聞きします。先ほどと同じく子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済になるのではについて質問をいたします。飯田・下伊那地方の医療団体でつくっている飯伊地区社会保障推進協議会の飯田市の小児科医は、子どもの貧困問題の面で重要性を訴えています。お金がなく医療に掛かりたくても掛かれない家庭の切実さがあります。箕輪町やその近辺でも生活困窮者の切実な思いが新聞に掲載をされていました。例えば仕事をしたくとも見つからない、離職後なかなか就職ができない、病気があり仕事や生活が不安、借金があり住む家もなくなりそう、引きこもりの家族の事が心配などさまざまな事が記されていました。そのような家庭のなかで子どもが急に体調を崩す。持病を持っているとか例えば3人の子どもがぜんそくを持っている場合、ある母親は治療費を払う事ができませんという実例もあります。さまざまな事情があるなかで子どもの医療費制度は深刻な問題を抱えています。子どもの具合が悪くなっても、お金の心配をしないで早期の治療をする事で手遅れにならず重度の病気にならなくて済みます。このように子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済となると思います。町長の見解をお願いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 貧困と言いますかそういったものが必要な方とそうでない方というのはやはり区分けをするという前提のなかで私は申し上げたいというふうに思いますが、貧困世帯をどういう定義をするかという問題もありますので何とも申し上げられないんですが、一定の所得等を考えながら今お話しのような事は必要だというふうに思っております。その事と子どもの医療費を全部無料化にすれば良いという事とはこれはやはりイコールではないんだというふうに思いまして、その事だけは申し上げておきたいというふうに思います。 やはり子どもの健康を守る事と病院へ行く事は別ですのでやはり健康を守るというその前提になっている保険ですね、子どもの保険。こういった例えば歯磨きだとか運動だとか食生活だとか、親子のコミュニケーションだとかそういった本来あるべき姿の元がなされていてそれも税金の掛かる事であります。無料化をする事も税金の掛かる事でありまして、それをどちらに税を振り分けるかというこの問題なんですね。ですのでそこはやはり医療費の窓口無料化という事を仮にしていくんだとすれば、またいわゆる受益者負担金の取る・取らないの議論をするんだとすればそこは真剣に考えなければいけないと。行政側としても税を負担する側としても考えなければいけないと。その事と単に限定をして一定の所得のない方について医療費をどうするかという事はちょっと次元の違う話だというふうに思っておりまして、トータルでお答えするのは非常に難しい課題だという事を当初から申し上げたいというふうに思っておりました。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 非常に大変な事にもなってきているかなという事で、実際には47都道府県あるなかで残る6県ぐらいが長野県もそのうちに入っていますので、やはりそれは重大な問題として考えなければならないかなと私は思います。 それでは子育て支援についての3番の方にいきたいと思います。島根県邑南町という町があります。2004年に二つの町と一村が合併して誕生いたしました。しかし、人口はずっと自然減を続け高齢化率が40%を超え、町の外から子育て世帯が増えないかと苦しくなるばかりで1万1,000人余りまで落ち込む状態でした。そこで邑南町では経済的に安心して子育てができると思ってもらえる施策を打ち出したそうです。人口の増減には二つの原因があります。出生、死亡による自然増減と他地域からの転入・転出によって生ずる社会現象です。当時の人口減の内訳を見ますと、転出による社会減は一朝一夕には解決しませんでしたがUターン者を増やす事で社会増は実現できます。そのため若い方に移住してもらうための定住促進施策に力を注ぐ事にいたしました。住民の方に聞きましたところ、若年層が感じていたのは子育ての経済的な負担でした。保育料も高い、それならどこにも負けないほどそうした負担を和らげようと打ち出したのが日本一の子育て村構想でした。背景には2010年の国勢調査において邑南町の人口が直近の5年間で1,000人弱も減っていた事があります。これ以上人口が減ると邑南町は消滅してしまうという危機感を持っていたそうです。日本一の子育て村構想は、目玉の施策は2人目の子どもから無条件で保育料の全額無料、1人目の保育料も国で決められた金額の半額だそうです。中学校までの医療費の窓口無料の二つです。保育料については他の地域では3番目の子ども以降を無料にしているところはありますが、2人目からしたのは先駆的でした。他には病児保育室の対応、各種奨学金や農林業後継者育成基金などにも力を入れています。また就職先や学校のあっせんや住居の紹介も町役場で行う。これらのあっせんを進めるために邑南町は専従職員として定住支援のコーディネーターを新たに採用し、UターンやIターンの移住者でだけではなく町に縁がない人の不安も軽減できるように1対1で相談を受け付けています。その結果、2013年にはそれまで毎年十数人ほど減っていた人口の社会動態が初めてプラスに転じて住民の減少はストップし努力が実ってきています。このように育ち盛りの子どもがいる家庭で金銭的でも一番費用が掛かる時期でもあります。経済的に負担が掛からなく安心して生活できる事を条件にして、積極的な子育て支援を打ち出して子育て支援強化で人口増と若者の世代のUターン・Iターンによる移住・定住者の増加を図るべきではないでしょうか。町長の見解を伺いたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 島根県邑南町についてのお尋ねでございます。島根県は全体として人口減対策についてはしっかり当初から実施をしているところでありまして、邑南町につきましても先行実施というところがあるんでしょうか、医療費の無料化についても早い段階から中学校まで入れたり保育料についても同一世帯で2人以上いれば無料というような事をしているようでございまして、人口動態についてはお尋ねのとおりでございます。 やはり子育て支援のなかで経済的な負担を軽減するという事は重要なポイントの一つだというふうに思いますのでおっしゃるとおりだというふうに思います。ただこの邑南町を見たときに大切な事は、子育ての町・村とは言っているんですがこれはあくまで一方の部分でありまして、町の支援を使って人を呼び込むための施策と言いますか、単に子育ての町だと言っただけで人は来ないのでありまして、ここに住んでみたいと思わせるような町の魅力、そういったものをつくっているところが邑南町のすごいところだなというふうに私は今回、名前は以前から聞いた事ありますけれども調べさせていただいて思いました。いろんな、単に子育てに対する経済的な負担軽減だけが人口増に繋がるとはやはり思えないところもありますので、全体として人を動かせるそういった魅力をつくるという事が必要だというふうに思いました。 支援策につきましては今回の議会のなかでも多くの方からご意見等もいただけるようでありまして、それらのご要望をいただきながら当初予算のなかで検討しているところでございます。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 子育てを支援する強化する事で人口増と若者の移住・定住促進になる事を期待をいたしまして次の質問に入りたいと思います。 町公共施設の屋外トイレについて質問をいたします。箕輪町は東に南アルプス西に中央アルプスに囲まれ自然環境に恵まれた景観の良い町です。そのなかでも観光客が来る高原、公園、スポーツ施設では幅広い年齢層が利用をしています。そのような施設に屋外トイレが必ず必要です。現在の町内の屋外トイレはどのような状況ですか。町長にお聞きします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 トイレの状況につきまして企画振興課長に説明させていただきます。 ○木村議長 企画振興課長 ◎中村企画振興課長 町内の屋外トイレ、公共的に使用できるトイレについてのご質問でございます。公共的に使用できるトイレにつきましては町内14カ所ほどございます。主な設置箇所につきましてはグラウンドや観光施設に設置しております。このうち車いすを使用する方が専用で使用できるトイレについては昨年度設置いたしましたながた自然公園、またみのわ天竜公園、センターパークの3カ所でございますが、季節的に番場原第2グランドのトイレも身障者用のトイレがございます。以上です。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) 車いすで使用できるトイレの設置を私たち健常者は外出先でどこでも気兼ねなくトイレを使用をしております。また日常生活のなかでも抵抗感がなくトイレを使用するといったように、トイレに入る事自体がスムーズにできます。ですが車いすを使用されている身障者の方はちょっとした障害がある事によって外出を敬遠してしまう傾向に向いてしまいます。グランド、公園、観光地といったところはトイレの設備はありますが車いすで使用するトイレが非常に少ないと感じております。最近では、町内の各介護施設で外出、お楽しみ会が行われ、春はお花見会、秋は紅葉狩り・ブドウ狩りといったように外出行事が盛んに行われています。ある介護職員に状況をお聞きしましたところ、トイレを使用するためにトイレに来ると、車いすの使用できるトイレでないために失敗する方がいるそうです。結構数人いるそうです。そのような悲しい経験をした方は次からお楽しみ会の参加を拒否をするそうです。介護職員の方も非常に困っているというお話を聞きました。また個人の家庭でも外出時間を増やす事で障がい者のストレス解消になるため、多くの車いすの方が観光地に訪れます。ながた自然公園には複数のトイレがありますがオートキャンプ場に設置されたトイレは使い勝手が非常に良いです。でも管理棟の東側にあるトイレは車いすの使用できるトイレになってはいるんですが、土間と上がり口のところが 5、6cmの段差があり上がりにくい状態になっているなど身障者にとっては気遣いが怠っているような感じもいたします。そのように車いすが使用できるトイレがあっても、きちんと整備がいき届いていないところがあります。これから高齢化社会が深刻になっていくなかで車いすを使用する方が増えると思います。14カ所のトイレのうち3カ所では余りにも少な過ぎると思いますので、車いすの使用できるトイレの増設をするべきではないでしょうか。町長にお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今現状についてお話をいただきました。ながたの管理棟の話もいただきましたので、現場を私も確認させていただきたいというふうに思います。直ちにトイレの改修、車いす仕様というわけにはいかない部分も場所も含めて現在のトイレの状況も含めてあると思いますので、難しい部分もありますがトイレ改修をする際には設置の方向で進めさせていただきたいというふうに思いますし、現場の確認をそれぞれさせていただきたいと思います。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) それでは次にいきたいと思います。役場の周辺には公園、子どもの遊び場はありませんがイベント、お祭り関係などで多くの方が集合する場所でもあります。トイレを使用する場合は役場庁舎内、文化センター、交流センターなどにトイレは設置してありますが、トイレのみで使用するために入館する事は非常に気が引ける思いをするという方がいるという事を聞いております。最近は特に突然起きる災害の時に避難場所等の事も考え、屋外のトイレは24時間使用が可能であるために町の中心地である役場周辺にトイレはあるべきではないでしょうか。近隣の市や町を見ても辰野町、伊那市、飯島町では便利に活用されています。ぜひ役場の周辺に屋外トイレを設置すべきではないでしょうか。町長の見解をお願いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 役場周辺のトイレ、確かに利便性の向上という意味では必要だというふうに思いますが、なかなかその場所の問題もありますし管理費用等も含めて文化センターや地域交流センターはほぼ通年開館をしているわけでありまして、そんなに嫌がらずその施設を使っていただきたいというふうに思いますし、違う意味でも文化センターの活用も含めて活用を促進するという意味でもトイレを使っていただければありがたいというふうに思います。そちらは車いすの利用も可能だという事ですのでぜひそんなところでお願いをしたいと思います。全体として屋外トイレ、この役場付近の屋外トイレについては以前からいろんな形でお話もいただいておりますので研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○木村議長 松本議員 ◆4番(松本議員) トイレというのは非常に緊急に要する人も中にはいまして、なかなか先ほど言いましたように健常者ばかりではなくいろいろのそういうお体の不自由な方いるわけですが、そういうような方でもやはり弱者を中心としたところに重点を置くという事をお願いいたしまして、私の質問を終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。 ○木村議長 これで4番 松本五郎議員の質問は終わりました。会議の途中でありますが昼食のため暫時休憩といたします。再開を午後1時といたします。   午前11時45分 休憩   午後1時00分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 質問者を指名いたします。7番 荻原省三議員 ◆7番(荻原議員) それではお昼の後の一番眠い時であります。眠くならないような質問をさせていただきますので、眠くならないような答弁をぜひお願いいたします。 それではまず農業振興という事で道の駅についてご質問させていただきます。この道の駅、自分は前々から言っておりますけれども箕輪にとってとても大事な事業だというふうに思っております。町の考えを聞き、そして明らかにする事で政策提言をする、そのためにも今回もまた質問をさせていただきます。 庁内の中にプロジェクトチームが作られそして今現在検討をされているようであります。そろそろ検討状況なり、またどのようなふうなものかというものを若干お聞きしたいという事と、そして町長は前回のお答えのなかに「来年の3月を目標に登録が可能かどうか現在検討をさせていただいている。」というお話がありました。また「町の考え方、計画がある程度まとまった段階で関係団体よりご意見を伺いたい。」という事もお話しておられましたけども現在、今どのような状態でまた関係団体とのお話というものはあったんでしょうか。お願いいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 道の駅につきまして、庁内の検討状況やまた関係機関との検討というお話をいただきました。最初に庁内の検討の経過・状況につきましてご説明をさせていただきます。道の駅構想につきましては、そういう実施をするという表明をして以来検討してきているわけでありますけれども、その検討を加速化するという事から道の駅検討プロジェクトチームに加えまして11月1日に専任の道の駅建設推進担当を設置をいたしました。また関係課長によります道の駅建設推進委員会というものを設置をいたしまして検討を進めております。 庁内の検討状況でございます。道の駅の検討プロジェクトチームからは、ここでは今年の2月から視察や5回ほどの検討会という意味での検討でありますけれども、そういったものをいただきましてこの12月1日にコンセプトに関する中間報告をいただきました。主な報告を5点申し上げますが、1点はこれ当然の事ですが地元に愛され、来てくれる施設でなければ町外者には選ばれない施設になってしまう。毎日利用してくれる人がいなければ採算がとれない。平日昼間の利用者を想定し、女性や子どもがゆっくりできる空間になる必要がある。4番目として道の駅にこだわる事なく住民を巻き込んだ自由な発想でにこりこ周辺の整備をしていくべきである。5番目として視察や調査の結果、道の駅に登録したものの運営が厳しく、辞めたいと思っているところも少なくないと。こんなような中間報告を全体としてはいただきました。プロジェクトチームに対しましては引き続きコンセプト等についての検討を進めてもらい、2月までに報告をいただきたいという事を申し上げてございます。 もう1点道の駅建設推進担当また推進委員会でございますが、道の駅構想を前進させるために議論の前提としてある程度、そもそも論に立ち返って調査と分析を行う必要があるという事で現在行っております。そもそも論と言いますのはにこりこ一帯が何のためにつくられたものであるのか、またその後それがどうなっているのかと。これ現状と成果がどんな状況にあるかという事、これを検討した上で道の駅としてどうしていくかという話に繋げていく必要があるという事でございます。これは当時の設置目的や現状の詳細について申し上げるのはちょっと省略させていただきますけれども、そういった事でそもそも直売所を核とする農家所得の向上を目的とした施設という事が当時のトータルとしての目的でございまして、そういった事を考えますと運営主体をもう一度見直す必要があるんではないかという事が内部検討の結果でございます。それに伴いまして今議員からも、来年3月を目途に申請をするという事を以前申し上げた経過がございますけれども、庁内検討の結果を踏まえましてにこりこ一帯について住民の皆さまと考える場を設置をしたいという事でございます。これにつきましては町民の皆さんが行きたくなるような工夫だとか整備だとか、町民の皆さんが行く事で賑わいになり結果として、外部の人にも魅力が伝わり利用が進むような場所にしたいという事。また買う事、食べる事、体験交流など、ああいった場所に期待される事についてJAでありますとか地元の生産者、地元区、サービス業者などと連携をしながら検討を進めたいというふうに考えております。もちろん町外の目を、発想を入れる事も重要だというふうに考えておりまして、この点については道の駅を進めるために一定の検討の場を設けたいというふうに思っております。その点でいきますと、3月の申請はやや無理ではないかと思っております。立地という観点からやはり南アルプスの眺望が眼前に迫り、周辺にJAが整備をしております9haの観光農園、ここではリンゴやブドウ、サクランボといった観光農園がかなり育ってきておりまして、こういったものの利用を考えた道の駅でなければならないというのが庁内の現在の一致した考え方でありまして私もそのように思っております。したがいまして若干申請が遅れる事になりますが、協議の場を設けたいというふうに思っております。なお協議に参加をいただく皆さんにつきましては一般の方はもちろんでありますが、想定される運営主体になり得る方をどのような、別の組織にするのか、一緒に議論の場に参加していただくかについてはちょっとまだ結論が出ておりませんが、いずれにしても多くの関係者の皆さんのご賛同を得て施設をつくっていきたいという事でございまして、若干遅れるという事になりますけれどもより意味合いの高い施設にしていきたいという事で現在検討を進めているところでございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) ありがとうございました。自分も3月にこだわる必要はないとは思っております。ただ、長くする事が良いという気持ちもないので我々も総務産業常任委員会でも何とか幾つか道の駅を視察をさせていただきました。そしてやっぱり思う事というのは今町長の言われるように、地域から愛されるようでなければですね、よそからも多分愛されるわけはないしそういった面では、やっぱり今関係団体とのお話というお話はありませんでしたけども、多分まだというふうに解釈しますけれども、そういった面では今度JAも今、あじ~なの所を大規模に改修をする予定になっておるようでありますけどもそういった面で、そういったノウハウというのを持っているところ、地元の中でという、今町長からは他市町村からのというご意見もありましたけれども、それはそれとしてそういったノウハウを持っている所というのは大きないろいろな点であると思いますのでそういったところとも、今後幅広く意見を聞くという面ではもちろん町内、そういった関係者というものを含めて話をしていくというのも、もう12月でありますけども年が明けたらそういった多くの人からの意見を聞くという形をとって幅広くそれぞれの皆さん方から提言をして、そしてまたそれを揉んでいくっていうような形を取っていく事も大事かと思いますけれども、そんなご意見についてはどんなふうにお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほど申し上げましたように、当初の予定より若干遅れてしまうわけでございます。道の駅としての許可要件と言いますか要件は備えているわけでありますけれども、やはり単に道の駅になれば良いというものでもございません。ご指摘のような事もございます。そんな事から来年1月には検討組織を立ち上げさせていただきまして、10月を目途に方向性を出してもらいたいというふうに思っております。そう言いますのは平成30年の3月までには何とか認可をいただけるような形にしてできるだけ早期のリニューアルオープンをしたいというふうに考えております。1年ほど遅れてしまうわけですけれどもやはりそこで一歩時間をいただくという事も必要でありますし、現在の振興公社オンリーの運営ではやはり限界があると思っております。もちろん他の皆さんに参加をいただけるようにならなければいけないわけですが、なければ町としてまた振興公社としてやらざるを得ませんしそういった事も考えてまいりますが現在の振興公社の形だけではやはり難しいというふうに思っておりまして、運営主体につきましても並行して募集等もしなければいけないと思っております。もちろん現在想定しているような皆さんに参画をいただく事が前提でありますけども、もう少し幅広の議論も必要だと思っております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) ぜひですね、自分も振興公社が悪いというわけではないですけど当然そういった行政主導でいくとそういった成功例はあまりないのでやっぱりそこら辺のところは外郭団体、またいろんな面で協力をしてもらってぜひ素晴らしいものに築き上げていただきたいと思いますので我々も一生懸命協力させていただきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして農業応援団という事で質問をさせていただきます。町長が就任されてから2年が経過をいたしました。今年の11月までの基本政策30の実施状況という事で公表がありました。先ほど大槻議員からもお話もありましたけれども、実施済みもしくは達成済みが29%、計画的に進捗しているが51%というふうになっております。全体とすると順調な成果を出しているという気持ちはしております。そのなかで町全体で支える箕輪町の農業応援団という政策がありますけども、現在の状況はあまり思わしくないのではないかというふうに思っております。地産地消の取り組み、町民農園の活動、学校教育での取り組み、農家サポート制度はすべて検討中・準備中という事であります。また人・農地プランの見直し活用による遊休荒廃地の解消、担い手への農地集積についてという事もある程度の評価はされてはいますけれども自分が見る限りではあまり進んでいるように思えません。というのは担い手に対して、要するに農地を集積するという事業は言葉では動いてはいるんです。そういった話し合いもあります、町が。自分も中心体な形態になっていますので。でも現実にそこに集まっているという状態ではないんですよねこれは。これやはり農業というのは非常に難しい一面はありますけれども、ここで29年度予算編成が始まったわけでありますのでそうはいってももう少しこれを進めていく必要があるんじゃないのかなと思います。それについて町長のお考えをお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 農業応援団構想につきましては基本施策30の評価、これは担当課の考え方もありますし私自身の考え方もあるんですけれども産業構造を変える、または農業に対する支援を今まで以上に行うものづくりとしての町をいかにつくっていくかっていうこの分野については、正直言いましてなかなか進んでいないというのが正直な感想でございます。振興計画のなかにも「我らは農業応援団!」箕輪の農業応援チャレンジというのをしてありますけれども、これは農業の活性化というものはもちろんでありますけれども、景観の保全ですとか食品産業でありますとか観光産業でありますとか農業教育でありますとか、そういった全てのものを取り込んだものにしなければ私たちの一番誇りにしているこの田んぼや畑の広がるのどかな環境と言いますか、景観と言いますか、住宅環境と言いますかそういったものを次の世代に繋げる事ができない。ひいては農業というものが衰退をしてしまう。だから町全体として農業の応援をしましょうと、町民が農業を支えましょうと、これが農業応援団の私が申し上げている趣旨であります。そういう意味でいきますと、なかなか個別にその農業施策は打っているんですけれども、それがトータルとして町の農業を応援してるかというとそうでもないなというのが正直なところでありまして、それぞれ事業としてはやっているんですけれども基本政策としてはまだ実施をしている段階ではないと。進捗している段階ではなく検討している段階だというのが評価でございました。そんな事でこの部分については与えられた任期のなかでなんとか取っ掛かりを付け、また成果と言えるようなものを出していきたいというふうに思っております。 今までの事業のなかで規模の大きな農家も以前に比べると増えているのも事実でありまして、単に農地の集積が進んでないという事はないんですけれどももう少しその部分に必要だという事と、町の農業を支えているのは大規模農家だけではなくて、いわゆる農地を所有している皆さんすべての皆さんでありますのでそういったところに目を向けた施策の展開をしたい。そしてそれが農業と直接関係のない皆さんにとっても食べたり作ったり、そういう部分で応援ができないかという事でありますので、これは少し腰を据えて全体の画を描きながら実施をしたいという事で担当関係課にも今発破を掛けているところでございます。以上でございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) これ自分自身もこの農地集積についてもやっぱり非常に難しいというふうに考えています。間違いなく高齢化してきて今まで農業という事をやってこられた皆さんたちがもうちょっと無理だなと言われてる方たちが増えてきて、それがその地域の中心体に集まるかと言うとなかなかそれが集まっていないのが現状ではないかと思っているんです。前にも一度言った事はあったんですけれども、以前宮田村の宮田方式って要は一町・一市農場、土は地域のもの、要するにそのやはりそういったものの考え方というのはどこかで例えば今町へ集積するという事は非常に難しいですけど、例えばみのわ営農に集積をする。そのなかでみのわ営農のなかである程度中心体に対しての振り分けみたいな事を考えるとか何かしらそういったその抜本的なものの考え方をしていかないと、ただ手を挙げて中間管理機構の方へ言ってくれるのを待っているっていうのは非常に難しくて、それを待ってて果たして来るのか。これだけ声掛けてそして何とかならないかといった話をしてもやっぱりどうしてもそこら辺のところうまくいかないんじゃないのかなと思うんですけれども、これは単純にそれは町長がどうのこうのという事じゃないんですけどもまずは町としての考え方をお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 その部分はおっしゃる事はそのとおりだというふうに思うんですが農業経営をしている皆さんの経営体の規模というのは、数というのは10%、20%ってこの5年間でも減っているわけですが、一方で今おっしゃったような農地を手放す方も割と少ないというのも事実なんですね。ですから定年になって仕事を離れた方が自分の持っている農地を耕作をしながら生活のプラスにしたりちょっとした現金収入にしたり、現金収入にならない部分もだいぶありますけれども現金収入にしたり、また自分の趣味として農業をしていくという方もかなりあって、それはそれでこの農地を守ってくという意味で、意味合いがあるんだというふうに思うんです。ですので単にその集積という事だけではなくてもちろんそれも全く農業はもう手を放さざるを得ない、後継者がいないって、息子さんがいないってそういう家庭にとっては必要なので、そういう方向はもちろんあるんですが一方で多くの皆さんが農地を持っていてそれを利活用して地域の中で元気で活動してもらう、健康長寿の一陽来復になってもらうという意味もありますので、両方をやらなければいけないというふうに思ってます。農業を経営体のなかだけで実施をできるのはちょっとこの箕輪町の土地所有感みたいなところから見ると、難しい面もあるんじゃないかなというふうに思っております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 確かにこの箕輪っていうところは上伊那の中でも一番一軒の耕作面積が狭いです。そして機械は一番持っています。お金があるという事ですよね、これは。よそから取ってくるお金があるという事だと思うんですけれども、ですからなかなかそういったものって一面確かにあると思うんですけれども、それこそこの箕輪農業応援団のなかにありますように、例えば農家サポートだとか町民農園とか学校教育、要は一つの食育みたいな事だと思うんですけれどももっとこういった事に町自体が係わっていくというふうに考えていただいた方が私は良いような気がするんです。子どもたちに今、大概どこの学校にも3年生、4年生位になってくると少し位の畑を耕す、芋を作ったりとかもろこしを作ったりとかいろいろありますけれども、やっぱりそういった事というのをもっと積極的に一つの学校の食育というような面から考えてやっていくという、そういった事も町としてもっと積極的に進めてもいいと思うんですけども、町長そんな事はどんなふうにお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 これ農業教育のなかで教育委員会のなかでやっていただいてはいるんですけれども、単に農業というものを農家であっても子どもさんは全然知らないというような部分もあるなかで、単にお米を作ったりサツマイモを作ったりという事ではなくて、汗まみれになって農業の収穫がどうすればできるんだという、そこまで入り込まない農業教育ではやはりだめだと思うんですね。苦労してその農のありがたさ、農村の楽しさ、そういったものを味わってもらわなければいけないというふうに思いますので、少し本格的なですね、農業というものを実施をしていただきたいと。これカリキュラムの問題でなかなか教育長そうはいかないよと私が申し上げても言っておりますけれども、そういった方向性を持って郷土教育と言うんですかね、地域に対する愛着ってものを培ってもらいたいと、これは私の希望でもございますがそんな事も考えたいというふうに思っております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) この次には教育長の方へこの問題でまた質問させていただきます。お願いします。今度は次の水田農業についてという事で質問させていただきます。このWCSの関係であります。箕輪町では27年度が35ha、今年は約40町歩、40haというふうにWCS年々増えてきております。平成30年には国の減反政策というものは一応国からの減反の支障というのはなくなるわけでありますけれども、このWCS事業というのは今のところ継続されるというふうに見ております。やっぱりこれから水田農業というものを考えていくって事はとても大事な事だというふうに思っています。間違いなく10年後には食料問題というのは大きな問題になるんじゃないのか、世界的な問題になるんじゃないのかなと自分では予想してるんですけどもWCS、今回28年度の今年からみのわ営農でも専用種をつくって、そしてその専用種を畜産農家が買うというような形を取りました。一応つくった分に関しては畜産農家がすべてそれは引き取ったわけです。それは引き取らざるを得ないと言うか引き取って欲しいという事で引き取ったわけでありますけれども、今1ロールが3,000円という事になっています。当然100とか200とか300とかというふうになっていくと30万、60万、90万というふうにお金も掛かるわけです。畜産農家は確かにそのものについては、今までのコシヒカリをWCSにするという事じゃなくて専用種をWCSへするという事ですね、非常にもの自体が良いのでいいなという気がしてはいます。ただやっぱりこれ数が多くなってくると非常に経済的に経営的にも負担は大きいです。 ちなみに前回もちょっと話をしましたけれども佐久・立科・東御これは町の方から田んぼに対しては10アール4,000円、立科で5,000円、東御で1万5,000円というような助成をしてWCSを何しろ使ってほしいという事で。そして佐久市に関しては1ロール、1,000円の助成をしております。これ今年始まったばかりでありますのでまだまだこれから多分増えていくと思うんですけれども、これに対して箕輪町でも畜産は非常に盛んでありまして、何とかこうしゅう農家の、水田農家の皆さんたちの受け皿としてこれは当然自分達の引き受けよという気持ちではおりますけども、そこら辺のところに町からそうは言っても幾らかでもこの水田農業を守る、これから先農業・食料問題が大きな問題になるという前提のなかで町長がそんな前提はないよと言えばそれはそれまでなんですけれども、何とかそこら辺は少しくらいは畜産農家の幾らかでも費用の削減、経営的な助成を補助を出していただければもっと楽に畜産農家が使えるし、そして例えこれが増えたとしてもそれをペイできるだけの余力ができてくると思うんですけども、その点はどんなふうにお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今回の取り組みでありますけれども、米の生産調整の目標値、これを達成するためには水田活用米穀に取り組むのが一番だという事で、上伊那全体がそういった方向で取り組んでおりましてWCS用の稲、飼料用の稲でありますけれどもそういったものの栽培で対応しているわけでありまして、これはおっしゃっていただいたように畜産農家の皆さんの需要と協力がなければできない仕組みでございます。 本年度でありますが、町内におきましては53戸の稲作農家によりましてWCS用稲の作付が39.7haと聞いておりますが実施ができました。このうち7.6haにつきましてはいわゆる多種性の飼料用の専用品種でございました。本当に今年から始めたんですけれどもちょっと当初の見込みより少なかったかなという面はありますけども、ご協力いただきまして感謝を申し上げたいというふうに思います。畜産農家の皆さん、7戸の畜産農家の皆様に買い付けのご協力もいただきまして対応ができたわけであります。現在のところ価格の問題につきましては今ご説明があったとおりなんですけれども、本年度はいわゆる稲作農家からの拠出金、これを活用させていただいて500円または1,000円という購入助成をさせていただきました。これは国の産地交付金を使ってますのでこれがどうなっていくかという事にもなりますけれども、町とすれば再生協議会のなかで皆さんのご意向を踏まえてこんな形を協議会として取ったという事であります。 今のご指摘はそうは言っても町も単独でどうかねと、こういう事だと思いますけれどもお米政策が30年以降大きく変わっていく事もありますので、それらを見据えるなかという事もあります。 もう一つは今回の価格そのものがいわば暫定的な価格という面もありますので、価格設定が周辺の地域と比べてどんなレベルにあるのかという事を改めて検証した上で町としての支援が必要かどうか、そうしないと生産調整目標が達成できないか、これらを踏まえて検討させていただきたいと思います。概して言えば町単独でというのは難しいかなというふうに思いますがご要望でございますので検討させていただきたいと思います。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) この3,000円というのはもう3年、4年ほど前になります。飯島の田切農産というところがいち早くこれに着手しました。そのロールは主に南信州の畜産農家の方へだいぶ回っています。その時の値段がだいたい3,000円ですので一応多分これが3,000円というのが相場になっていると思います。再生協議会からの援助はもちろんわかってます。やはり大事な事は町長がいかに農業というものを大事にしているか、これに掛かっているわけでありまして、大事にするなら大事にするだけの事はしてもらわないとそれはまずいなと。やっぱりそこら辺町長のそれは器量の問題でありまして、町長に掛かってますのでこの農業、畜産農家も頑張ります。こうしゅう農家も米作り農家も頑張りますのでぜひとも町もそこに入ってぜひともこの農業問題に関してぜひ協力をお願いしたいというふうに思っております。 続きまして保育行政という事で保育園建設に向けての事でお尋ねをしたいと思います。木下の区よりこの保育園、統合保育園につきまして報告を受けておるわけでありますけれども町の方からまだ未だにきちっとした報告がございません。木下の町と区との懇談会のなかにおいても区民の皆さんのなかからなるべく早く進めてほしいというご要望の意見が出ました。やっぱりこの木下の区民の皆さん方にはどういうふうになっているんだというような意見がありますので、ここのところ町としてどのような考えがあるのかぜひお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ご心配をお掛けしていて申し訳ないというふうに思っております。木下保育園の統合等に係わる問題でございます。木下地区保育施設整備検討委員会というものが木下区にございまして、本当に長い、1年近い検討を経まして7月の8日でございましたが2園を統合するという事を承認をしていただいた上に、整備可能な区内11カ所の候補地から1カ所に絞って私たちの方に意見書として提出をいただきました。2園を1園に統合するという事自身がかなり難しい問題だったというふうに思っておりましたけれども、そういった事にご承認をいただいたという事、また建設場所については木下区の協力をいただいて検討するという事が整備計画に載っておりましたのでそんな形でご意見をいただき、町におきましては副町長を委員長といたしまして企画振興課・建設課・水道課・子ども未来課の職員で組織をいたします庁内検討委員会を設置をいたしまして、国土利用計画や都市計画等の調整、また代替性としての他の建設地についても検討いたしまして、さらには地方事務所や本庁等、長野県の関係機関との協議も今まで行ってきたところでございます。先月にはその庁内検討委員会から私の方に検討結果について報告をいただきました。そのなかで木下区の主要部、これはやはり住宅が密集をしていて保育園の建設可能地がございません。どうしても西部地区が建設場所になろうかというふうに思います。ところがほとんどが農業振興地域のいわゆる農振の用地でございまして、農振除外の認可が最大のネックでございます。木下西部の農地につきましては西天竜土地改良区の自営基地という事もございまして西天の基幹水路を平成25年に改修整備を行っている事から、一定の年数を経過しないと農振除外要件が満たさないとの見解が示されております。この事につきましては、私自身も地方事務所本庁の方へ何度か足を運びましてそういった方法がないのかという事を申し上げて来ましたけれどもなかなか例がないという事から難しい状況にございまして、農振除外認可以外の手法というものを現在考えて検討しております。この検討を済み次第という事になりますが、今後につきましては今月末までに木下区に対して一定の報告をさせていただきたいと考えております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 確かに農振を外すという事に関して非常に難しいという町長の話であります。確かに。ですがなるべく、ではどこら辺ならいいのかとかそういったそのスピード感を持ってぜひやってほしいという区の方の考えもあります。区民からの考えもありますのでぜひともそこら辺のところ区に投げ掛けをするなり何なりして、ぜひとも町としてのこの保育園建設に向けてスピード感を持って進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 現在の今の私の説明はそのとおりなんですけれども、候補地につきましては木下区からいただいた候補地を優先にしてできる方法がないかという事を考えております。できない場合については他の類似地区についてできないかという事を考えておりまして、そんな方向で検討させていただきまして報告ができるようにさせてもらいたいと思っております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) ありがとうございます。わかりました。それでは最後に図書館問題という事で質問させていただきます。実は自分はJAの役員をやっておる時に前町長町政下のなかで図書館建設、これ中心市街地活性化の一環という事でJAの箕輪町支所の周辺にどうだというお話がありました。そしてそこに一緒に複合施設というような形で何とかならないかとそういった提案があったわけであります。実は当時、もし町が本当にその気があるんだったらJAとしても一緒にやっていきましょうというようなJAの役員会のなかではそんな方向を出しました。それからもう大分経ったんですけれども実はJAの方の都合もありまして、駒ヶ根支所が終わりました。この次は箕輪町支所の番になるわけです。JAの支所の戦いが。どうなっているのかというようなJAの役員の方から質問がありまして、結果をまだ聞いてないと。やるのかやらないのか、そういった部分を含めてこの支所のところをどうするのかという一つのまだ提案だけはもらったけれども、投げ掛けはあったけれどもそれに対しての答え、我々とするともしだったら検討してもいいという話をしたんだけども、それ以降何の話もないのでどうなってるのかという話をいただきました。やはりもう図書館問題ってやるのかやらないのか、要するにすぐできないので当面はできないよという話というのはもう町長がきちっとものを言ってもいいんじゃないのかなと。えらい先延ばしにする必要がないんじゃないのかなと。まずは図書館よりもする事があると言う事ってきちっと言ってもよろしいんじゃないか。そしてまたその事はJAに対する一つの報告にもなりますので、そういった事は表明してもよろしいじゃないかなと思うんですけどもいかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 図書館問題でございます。図書館は読書と情報の拠点でもありますし公共施設のなかでは住民の皆さんに一番活用していただく、ある意味役場よりも活用していただく施設でありまして、その重要性というのを改めて申し上げる必要もないわけでありまして、老朽化をしてきた事また施設の面積が少なくてなかなか本来の図書館の機能を備える事ができない、また人の集まりを期待するような図書館でないという事は事実でありまして現在耐震改修をしておりますが、耐震改修は耐震性のないの建物に多くの人が入るという事は私はどうしてもできないという事でさせていただいておりますが、いずれ改築をしたいという事に変わりはございません。耐震改修をしても、他の用途への転用が可能なように考えておりますのでそういった意味では新図書館建設を諦めたというものでもございません。 優先順位とかそういう事ではなくて、現在のところやはり保育園建設は喫緊の課題でございまして、財政面から考えますとそこにシフトをせざるを得ないというのが現在箕輪町のおかれた状況だというふうに思っております。関係の皆様には大変申し訳ないというふうに思いますし、期待をしている方も私の耳にも入ってきますのでそういった意味では申し訳ないというふうに思います。 JAとの関係でございますが、全く何も話をしてないという事ではありませんけれども、今のそういったご指摘もございますのでJAの上伊那全体での整備計画のなかでの現在の状況等について私も承知している部分がありますけれども、改めて相談をさせていただきたいというふうに思っております。 当時課題にありました商工会が今の場所で改修をするという事にもなりました。そんな事の状況変化もありますので、それらを踏まえて決断をさせていきたいというふうに思っております。諦めたわけではございませんので、プロジェクトチームによる検討はもちろんさせていただきますし基金造成をさせていただいて2億若干あるわけですけども、より基金の造成をしてスタートができるようなところまで持ち込んできたいというふうに思っております。ここ1、2年での建設という事は大変難しい、これはもう事実でございまして具体的なスケジュールを今お示しをできる状況にはございません。そんなふうにご理解いただきたいと思います。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 自分の質問する事は終わりましたけども、図書館問題というのは非常に自分も係わって話はよく聞かせていただいたんですけれども、まずは町長が今おっしゃるとおりまずは保育園を先にしてもらって保育園の後でいいなと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。以上で終わります。 ○木村議長 これで7番 荻原省三議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。3番 下原甲子人議員 ◆3番(下原議員) ご指名をいただきましたので通告により質問をさせていただきます。質問の前にあらかじめ議長にお断りを申し上げたいと思いますが、私の通告書の中で1番、2番、3番、4番とありますけれども1番はそのとおりですが、2番と3番を入れ替えまして2番目に3番を持ってきたい。3番、2番、4番とこういう順序でやりたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○木村議長 どうぞ。そのようにやってください。 ◆3番(下原議員) わかりました。それでは私の質問をさせていただきます。町長の就任から2年目に対する自己評価と問題点とこういう事でございますが、前段の唐澤議員の方からそういうお話もございまして、後段の方が言うからこの程度でやめておくとこういう範囲も話がありましたんですけれども、私は町長自身が本当にどう感じているのかという事について端的で結構でございますので2年を振り返ってどういうふうに町長職というものを考え、また2年間のなかでどう感じ取ったか問題点も多々あろうかと思うんですけれども、その辺のところのご意向をまずもってお尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 就任2年目の自己評価、評価と言いますかそういったお尋ねをいただきました。後ほど次の質問、事業評価というような事もございますので概論的な事を申し上げたいというふうに思いますが、先ほども若干申し上げましたがこの2年間大きな災害もなく行政運営という点では概ね順調に進んでいるというふうに考えております。役場の組織も職員の皆さんの協力もありまして、組織体制、人的な総合力は高まりつつあるというふうに思っておりましてそんなところが私の考え方でございます。スタートが大事だという事でありますし、ソフト面、ハード面、両面からバランスよく事業はしていく必要があるというふうに思っておりました。何はともあれ事業が始まったという事でまだ評価というところまではとてもまいりません。と言うより私自身が申し上げるのではなくて、議員の皆様や町民の皆様方からまさにそういった事をお任せをしてご意見をいただきたいというふうに思っております。個別の事業というのは私の今回の80%というようなそんな問題ではなくて、より詳細な事業評価とか政策評価とかそういった事があって初めて言える事でありまして、私はお約束をした元がこんなふうに今なってますという事を申し上げたというところでございまして、中身的にはまあまあそれほどのものではないというふうに考えております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 評価は自分でやるもんではないと、ある面では当たってると思います。町民や議員の方がどう思うかという事で問い掛けをされたというふうに解釈をしてますけれども、私自身は別に議員と話ししたわけじゃないが一生懸命やってもらってるなというのが率直なる感想でございます。別にお世辞でも何でもなくそう思っております。 さて次の7つの約束と基本政策の取り組みと具体的な取り組みはどんなふうなのか。あるいはその成果と今後の問題点は何かとこういう事でございまして、過日の白鳥町長は就任から2年で8割方取り組んだよと。取り組んだというのは「はっけよい のこった」と手を付けても取り組んだだし、中身までかなり入ってやって具体的にやった部分もそうですし、これは7つの約束もそうだと思います。いずれにいたしましてもその辺のところの8割取り組んだと。7つの約束と基本政策の30という事について問題点と具体的な取り組みについてお尋ねをしたいと思いますが。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 下原議員おっしゃるとおりでございまして、8割方取り組んだと言っても実はその中身を見てみますと2割ほどは実施が終わったと言うか達成はしましたっていう事ですが残りの5割は始めた、進んだ、そういう事でありましてまだまだ計画的に進捗はしているんだけども、事業評価として成果としてどうかと言われるとそれは心もとない部分がありますので、そんなふうにご理解をいただければ結構でございます。順調に取り組みが始まって本当に行政が求める、地域が求めるレベルまで達成するようにこれからやっていかなければいけないというふうに思っております。 そんななかで取り組みが欠けている、しなければいけないというものを幾つか申し上げますが、一つはこれ当初から申し上げていてなかなか進まないのが箕輪町のブランド戦略であります。これは簡単にはできないって事は承知をしているんですが、この点について戦略の中身というものをどうするのか具体的に何をするのかという事についてまだでき上がっておりません。これについてはこれはできるだけ早期にやりたいと思っております。 もう一つは地域づくりに若者とか女性の力を最大限に活用するという部分なんですが、この部分は声掛けどもなかなか踊らずという部分がありまして、これはだから仕掛けが悪いのかもしれません。仕組みのつくり方が悪いのかもしれません。そんな事から来年度はこの点について考えていく必要があるというふうに思っております。 産業のところではやはり地元への就職支援ともう一つは先ほどお尋ねもいただきました農業応援団であります。これはなかなか仕組みづくりが難しいというような事もありまして議論はしているんですけれども、具体的な政策と言うか事業化にならないという部分でありましてこの点については取り組みが必要だというふうに思っております。 もう一つは環境問題も踏まえて自然エネルギー等の普及、あとこれに絡んだ形での林業政策というような森・林そういった部分に少し足りない部分があるんだというふうに思ってます。 もう一つは安全・安心の部分で、セーフコミュニティ等では実施をしているんですが地域防災力が向上したかどうかとか、例えば消防団の現状とかそういったものはなかなか想定した状況にないなという事もございまして、これらは基本政策30のなかで書き込んでるものもあります。若干書いてない部分もあるんですけども、足りない部分だというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員
    ◆3番(下原議員) ただ今内容的な部分を説明をいただきました。そのなかで、一つ産業政策のなかであるいは人口問題に繋がるかもしれません。先だって大正大学の先生がおっしゃられました。「企業誘致でなくて人の誘致だ。」という事をおっしゃられたんでなるほど、それじゃどうするんだろうなとこういうふうに思って産業、人口その他含めて、言葉としてはわかりました。という部分でどういうような取り組みをされるのかどうか、町長の思いを聞かせてください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 大正大学さんでお話をいただいた金子先生はもともと厚労省の事務次官でありまして労働問題の大家でありますので、そういった事から研究レベルとして申し上げたというふうに私は理解をしてまして、あれが直接地方創生に、私たちの町に直接係わるかというとなかなか難しいなというふうに思ってます。しかも大企業の中で移転はしないけれども、現在の中で人を動かす事は可能だというそういう論理でありますので、そういった事が現実問題になるかなという問題だと思います。それをただ労務管理というような問題のなかからそういった必要性も感じている企業が多々あるという事も事実のようですので、少しこれ今回大正大学との連携ができますので研究をしたいというふうに思っておりますが、その前段としていわゆる企業立地というものですとか、そんな大きな企業ではなくても起業ができるような仕組みというものを町としてつくっていく必要があるんで、その事は足りない部分もありまして今回の産業会館の取り組みもそうでありますけれども、大も小も含めて箕輪町のものづくりに係わっていただくような事を考えていかなければいけないですし、仕事と仕事をうまく組み合わせるような事は今相談員さんにやってもらってますけども、今までやってこなかった事なんですね。かなり具体的な成果として新たな仕事の発掘ができてますので、これらをもう少し目に見える形でやっていきたいと。それも商工会との係わりも今度できるように、今回の企画がうまくいきますとできるようになりますので期待もしてるところであります。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) その事についてはこれ以上お話してもいけませんので次の質問に入るわけですが、次の質問の公共施設への対応と今後(予算化)ってこう書いてございます。この事につきましては私は個々の一つのA建物、A施設そういう事を申し上げてるんではなくてですね、私の言いたいのはいっぱいあると思います。博物館にしろ健康センターにしろふれあいセンターにしろ、木下保育園にしろ、プールの跡地にしろ、特に私が心配してるのはかやの山荘の建物の事を心配してるんです。その他にもありますけれども、大変あるいは前段の荻原議員が言いました道の駅の問題についても新設をされる、あるいはそういう方向で検討していくというようなお話がございまして、これをやるときに町長はその新聞紙上から見ると「いずれにしてもまだ未対応の施設が多い。」という事で産業会館に対して以外のもので「財政的には他の事業の足かせになるが、やむを得ないので対応を進めていく。」とこう述べてるわけです。これは一度に七つも八つも十もあったとすればそれは一度にできない。当然の事ながら財政上の問題もあったりしてできないだろうとこういうふうに私は勝手に思っているんです。そういうふうになった時に優先順位プライオリティを付けてですね、来年はこれとこれをやるぜ、その次はこれとこれとこれはやっておこうぜとこういうようなプライオリティを付けて町民にわかりやすく説明をしたり、わかるように明確にすべきだとこういうふうに考えるんですが、十把一絡げの話じゃなくてですね具体的にそういう部分の話を持っていくべきだと、あるいは打ち出すべきだとこういうふうに考えますがいかがでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 公共施設管理計画のなかでそういった言葉で本来は書かなければいけない部分もあるんだというふうには思います。しかし、それに対応すべき財源の確保がある程度できないものを具体的に利害関係を持つ皆さんが多くいるなかでお示しをするというのは非常に難しい部分もございます。そんな事から個別の施設についてどうこうするってのを今なかなか申し上げにくい部分もありますので、その辺はご勘弁をいだきたいというふうに思いますが、私とすればそのすべてを活用していく事ではなくて、これは使わないという、解体をして例えば民間へ売却をするとそういった事も含めて検討していきたいというふうに思っておりまして、一定の解体経費は掛かりますけれどもそういった事も含めて運用したいというふうに思っております。ただただお金を掛けて今のあるものをすべて使おうという時代ではありませんので、その辺の取捨選択はさせていただきたいと思ってます。大規模な、億が掛かる施設も幾つかございまして、そんな施設の事もございますのでトータルとすればもう少し皆さんに明確になるような示し方があるのか研究させてもらいます。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 全くそのとおりでございまして、ここにもですね実は箕輪町公共施設の総合管理計画というのがあります。そういうものを見たときにかやの山荘の事については具体的に載ってます。「住民サービスの確保を前進にさらなる民間活力の導入を検討いたします。」という書き方です。それから既に休止しているスイミングプールについては取り壊す必要性がありまして、もう壊されてるんですね。プールとしては壊されているんですが、どう活用するかって事なんですけれども、そういうような公共施設に対する総合管理計画というのを配られて皆さんそれを見て認識してるわけでございますので、ぜひ町長一度にできるとは私は思えないしまた、今町長がおっしゃられたようにいろいろあるから一つずつわかるように明確にしていきたいという事でございますので、各予算ごとに出していただきたいそういう事をやっていくべきだとこうに思ってますがいかがでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今個別にかやの山荘、プールについてのお話がございました。かやの山荘についてはなかなかあれを解体をするというのは難しい、経費的にも難しい部分がありますのでそれも含めて検討します。プールにつきましても来年度予算で対応させていただく予定でございます。後利用については区との関係もございますのでお話をさせていただきますが、そのように各個別のものについては予算のなかでとりあえずは対応させていただきたいというふうに思います。トータルでいつ、何をするかという事もご指摘でございましたので先ほども申し上げましたように今まで示したその管理計画に書かさせていただいた以上の事を出せるかどうか少し担当課とも相談させてもらいたいと思います。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) それではぜひそれぞれに公共施設、いろいろな部分ありますけれどもそういう具体策をもって町民に示していただきたいという事を期待をしたいと思います。次の質問でございますが配偶者控除の150万円以下の最終調整とこういう事で今国会の方で話題になってくると、今ここで取り上げる事はいかがなものかと私は思いますけれども、遅きに失せずにこれは税制調査会というのがあって103万円のものを150万円にしようじゃないかという事、その他にもありますよ。この例を取った時に私どもの町の方にも影響が出てきますが、特に私が今ここで申し上げたいのは庁舎内の今現在103万円を限度としていただいてる皆さんが150万円になった時に、そういう希望があるかどうかというそういう意向調査をすべきだと、こう思ってるわけです。ただ150万円にすればいいというものではないんですけれどもそういう意思があるかどうかその事によって財政がどうのこうのというそういう細かい話はこれから仮に衆議院通ったって2年、3年掛かるわけですから実行するまでには。その辺のところを今から準備をするための準備のための準備が必要じゃないかとこういうふうに思うんですがいかがでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 税制の問題でございますので私がとやかく言うつもりはないんですけれども、年収要件を引き上げたからといって直ちに働きやすい職場になるわけではなくて、厚生年金等の保険料負担の基準の問題とか配偶者の側に支払われている手当の問題とかいろんなものが一緒になって、今103万円の壁なり130万円の壁というのができてるわけでありまして直ちに何だかんだという事はないんですけども、確かに町の中の非常勤職員のなかに配偶者控除を受けてる方も何人かいらっしゃいまして、そういった方が150万円になる事によって新たに該当する方が多くなりますので、そういった事は影響があるというふうに思います。それが採用ベースのところでとか職の設置のところでどういった影響があるかはまだ検討もしてございませんが、問題になる部分はあるかと思いますので担当部局の方でどういった採用方法を取るのか検討させていただきたいと思います。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) ぜひ遅きに失しないようにまずは範を示すというふうには言いませんけれども、庁舎内だけでも何らかの検討を加えていくという事は大事な事だと思うのでぜひ実施をすべきだとこんなふうに思います。 それでは次の質問に入りますが、次年度の予算規模に対して予測はとこういうふうに書いてございますけれども、今までですと予算に対する、今予算盛んにやってるんですけれども基本的な町長のポリシーみたいなものが基本方針として打ち出されてきていました。私の記憶してる範囲では。例えば前年に対して5%少なめに予算を組むじゃないかとかあるいは10%か、その数字の事はあれですけれどもこういう事に力を入れてやっていこうじゃないかとか、いろんな部分が出ておりましたんですけど今のところ私出てるというふうに聞いておりませんし私も知っておりません。そういうような事で実はここにあるのは本年度一般会計の予算が98億9,800万円とこういう事でやっておりまして、これは今議会に諮られております補正予算をそれにプラスをしますと103億6,948万3,000円というような金額になるわけです。それに対して繰越事業の約2億1,000万を加えますと104億9,000万円と、105億円位になってるんですね本年度28年度で。これから先も当然の事ながら何かが出てくるというふうに思うのでそういう意味での来年度の予算規模はどうなるのかな、そのための財源はどうするのかなと。という事はここにいらっしゃる課長さんたちに申し訳ないんですけれども、町長から基本的な部分の話が出てこないとやる気がないんじゃないかと思われてはいけないので、一生懸命書いて出すというような事はないと思うんですけれども、そういうふうに考える人だって無きにしも非ず。何らかのポリシー的な部分を町長は打ち出すべきだと私はそう思いますが町長いかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 来年の予算でございまして予算編成期に入っておりまして、各課で予算の取りまとめをし財政部局の方に提出がほぼ終了してヒアリングが始まっているところでございます。私の申し上げ方がいけなかったのか私とすれば重点的に挙げるべき事業については申し上げておりまして、幾つか言わさせていただいておりますのでそれらを踏まえて事業化をするという事になろうかと思いますので、それほどそういった事で心配している部分はございません。 ただ予算規模でありますが、これは実施計画のなかで財政見通し出させていただいておりまして91億になっております。91億円で基本的にはというふうに思っておりますが、91億円をそのものという事ではなくて90から95の間、とりわけ90に近い方で組みたいというふうに思っております。ただそれでもその財源不足は財調の取り崩しを実施計画のなかで4億円してありますので、財調を4億崩して、91から92、93、多くても2、3というところだと思いますのでそれで組めるかどうかという事だと思っております。 実は今繰り越しの問題もありますが沢保育園の8億円についてはほぼ全額繰越しになりますので、その他、土木等で繰り越しているものもありますので事業費とすればかなり大きな事業費にはなりますが予算ベースとすればそんな事を考えております。29年の予算はですね、予算編成方針でも示しましたが地方財政計画がかなり厳しいものになっております。財務省がかなり総務省に対して地財を厳しく見て交付税を抑え込んでいるような報道が多々なされておりますので、そうしますとやはり交付税が伸びないんではないか、それと合わせて税収もなかなか伸びないというのを担当課から出ておりますので、そうしますとやはり最初に申し上げたような部分でお願いをしたいという事と、シーリングは掛けてありますがどのくらいのその内容で、今予算見積もりがされていますが私は承知してませんがシーリングは守っていただくという前提でございまして、また当然の見直し等をして痛みのあるものも痛みを伴う事も、これ議員の皆様にもお願いをしなければいけないんですが、そういった事も含めてトータルに持ち込みたいというふうに思っております。これからでありますので最初に数字ありきで予算を作るわけではありませんので、その事は念のため申し上げておきたいと思いますが、今現時点の財政見通しはそんなところでございます。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 確かに数字ありきで予算を組むものではないです。そういう事だと思いますが、今日現在を見ていて、参考的に見ていてそういう繰り越しの部分は除いても103億円位の部分になっている。それが今町長からおっしゃられてるように91億から95億位でという部分に対してはいろいろな部分の知恵と頭脳、頭を使わないといけないかなと思ったりあるいは痛みの伴う部分については痛みを伴ってもやるならやる、そういう部分がやると思います。だけども財政確保という問題に対しては今町長大変厳しい話をしておりますが、財政確保については今おっしゃられる以外の事で税収は少なくなる、国の方とか県の方も問題だというような事なんですけれども、その他何か財政確保に対する見通しなりもくろみがあるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 それはなかなかないもんですから悩むわけでありますが、国・県の補助金をうまく活用するとかですね、細かな一般財源を使ってやる事業、ソフト事業みたいなものをできるだけいろんなところから取り込んでくるという知恵の発想がなかなか当町にはないものですから、そういったものをぜひやっていただきたいという事と、個別の事業評価というものがなかなか今までやってこなかった部分もありますので、その部分を予算の段階で各課、各担当課、財政担当課がチェックをするという事からもうひねり出すしか方法はないというふうに思います。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) それではいずれにしても大変厳しい財政状況だという事だけを今日は理解していきたい、こんなふうに思いまして次の質問に移りたいと思いますが、大きな3番でございます。学力テストの結果と公表についてという事で町長がやはりマスコミの皆さん方とお話をした時に「学力テストの結果は公表すべきである。」こうおっしゃられております。それに対して町の教育委員長である唐澤教育長は「この問題は教育委員の意見も聞き今後検討していきたい。」とこういうふうに言って新聞紙上に載っかってるんですけれども、本当にこれを思ってその結果はまだどこも知らされてないという事で、本当に学力テストの結果を公表すべきだと町長が思ってる事に対して教育委員会という立場ではいかがでしょうかという事が基本なんですけれども、そういう事をする事によって、私は公表すべきではないというふうに私は思っておるところでございます。だけれども私の意見でどうのこうのではございませんので、その事によっていじめだとか虐待に繋がっていくような土壌になってしまうというふうに思うので、反対の理由はそういう事でございまして、また良い面ももちろんあります。という事なんで基本的な部分をまずもってお尋ねをしたいと思いますのでこれは教育長、町長、双方にお尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 学テの公表の関係でございますが、町長がマスコミ等にその話をされてその後教育委員会の私のところに記者さん参りまして、どうですかという話で私もその時初めてお聞きをした次第でございます。 町長は首長としていわゆる学テのなかの配慮事項のなかにこういう項目がございます。「調査結果の公表に関しては教育委員会や学校が保護者や地域住民に対して説明責任を果たす事が重要である一方、調査により測定できるのは学力の特定の一部分である事、学校における教育活動の一側面である事などを踏まえる事と、序列化や過度な競争が生じないようにするなど教育上の効果や影響等に十分配慮する事が重要である」と。こういう配慮事項が、いわゆる実施要綱のなかに謳われております。先程の話しでは町長は首長として地域住民に対して説明責任を果たすと。そういう意味で、多分お話をされたんじゃないかと私は解釈をしました。ただここにも書かれていますように、これ町長自身も言われていますが学テの公表については教育委員会と学校が協議をしてやっていくものでございます。 この学テの公表については過去にこれまでこの議会でも何度も何度も話が出まして、苦い経験がございます。あの失敗を繰り返してはいけないなと、時代は違いますのでまた違う時代に入っていますが、そういった面も含めて私の方はいわゆる教育委員会というのは5人の委員のいわゆる協議の場で教育委員会でございます。私が云々ではなくて教育委員会としてその問題についてどうするかという事については町長のそういう意向がありますので、今後検討してまいるそういう事でお答えをした次第でございます。 この質問のなかにテストの目的という事で書いてありますが、テストの目的は配慮事項のところに触れる部分もありますがいわゆる実施要綱にこういうふうに書かれています。「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童・生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証しその改善を図るとともに、学校における児童・生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。さらに、そのような取り組みを通じて教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。」とそういう形でこれまでいわゆる箕輪も含めてですけども、多くのところがいわゆる数値による公表はせずにせいぜいお知らせをしても傾向とか分析とかの形でお知らせをして、実際伊那市なんかの場合は数値一切なしでそういった形だけです。 今箕輪の場合はどうかという事ですが、箕輪は各学校でそれぞれのところで保護者や児童・生徒それからまた学校によってはPTA総会でもお話を校長の方からさせていただいているような学校もございます。そういう形でお知らせをしてきましたので、これについて今まで何か不都合があったかとかそういう事は一切聞いておりませんし、この議員さんの質問のなかで生徒や保護者の反応はどうだというようなご質問がなかに入っておりますけども、学校の方に問い合わせところ一切それについては今のありませんので、お知らせをしておきます。以上です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 全国学テの公表について私はそれだけを捉えてお話をしたんではなくて、教育のまち箕輪をこれから考えていくに当たって学テの問題もありますし、今まで皆さんでやってまいりました運動あそびとか英語あそびとか、そういったものを検証しながら次の段階に入るべきだという事の一環として申し上げたつもりであります。その事だけが捉えられている部分もあるんですけども、これ私の個人的な考え方として申し上げたものでありまして、学テの公表そのものは実際に公表するかどうかというのは教育委員会の判断でありまして、私はそれは尊重させていただきたいというふうに思っております。 今教育長から話がありましたが学テは特定の学年、小6・中3の特定学年の1回だけのものでありまして年度間の変動も大きいというような事や大規模校、小規模校によって大きな違いが出るという事でありますし、そういった部分を単に競争になるとかそういう事ではなくてそういう問題があるという事は承知をしてますし、私も事実そうやって考えてまいりましたのでただこれ全国で比較ができる、可能な唯一のデータである事もこれまた事実なんです。そういった意味で単に数値を公表するという事ではなくてもう少しオープンな形で議論をしていかないと実際学校に今何が起きていてどういった、やっぱり子どもたちにとって一番大事な事はいろいろ言いますけれども、学力を付けて社会に育たせるという事がやっぱり大事な事でありまして、そういった事が今の箕輪町でどういった状況にあるかという事を明らかにする一つの手段として学テの公表というものもありますよという事を申し上げたつもりであります。 学校という組織のなかだけで行われているという事が本当に正しい事なのかという事については私はやはり、やや疑問もありましてそういうふうに申し上げたというところでございます。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) そうすれば確認の意味で教育長質問させてください。確かにここには載っかっているんですけれども、追認する形でっていう前がありましたけれども、市町村の教育委員の判断で公表する事が認められているとこういうふうになってるんですね。そういう事で端的に申し上げます。今までも何人かの人たちがこの学力テストに対して質問をしてきました。ここで町長がこういうように言われた時には公表するのかなというふうに思ったのは私1人じゃありません。そういう事で公表をするんですか、しないんですか、イエスかノーかだけでいいです。お答えください。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 先ほど話をしましたように、私1人でその問題について詰めた議論をしたわけでございません。ですので教育委員会で町長のそういった意見もあるという事で教育委員会の議題の一つとして話題にこれから載ると思います。以上です。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) これから載るという事ですがそれはいつ頃に方向付けが出るんですか。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 今まで学テの公表については教育委員会としてはしてきませんでした。ですので町長のご意見をいただきました。ですのでいつまでにっていう事ですけども、次回のテストまでには方向が出ると思います、来年度のテストの結果が出るまでには。ただ、今までの教育委員と大幅にこれから変わるわけでありませんので意見が大きな状況が変化とかあったらまた別な状況になりますけどもその難しい面はあると思います。ただそれはあくまで私が今思ってる事でありまして、教育委員の皆さんのいわゆる協議の場でどういうふうになるかを考えていく。ですので一応来年までには出す、そういう事です。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 来年までにという事でございますので、ただ教育長の方へは入ってないかもしれませんけれども、生徒の保護者にしてみれば本当にされるのかな、公表するのかな、しないのかな、それは確認しなければわからないし、町長の思いと教育委員会の思いとは違うかもしれない。言うっていう話は私は問われた人に対してはそう答えておりますので、ぜひその辺のところの事情を踏まえながらどちらかの方向で方向性を出していただきたいという事を私から申し上げながら、これに対する質問は終わりたいとこういうふうに思います。学校関係の事については既に私の出してある質問に対しても教育長答えておりますので、ここで。 次の質問に入ります。2番の方ですが人事評価の実行内容と関連についてという事で、町長は確か4月から人事評価制度を実行してきましたよとこういう事を言ってこられたというのは事実でございますので、この事についてお尋ねをしたいんですがどういう内容でどういうふうに人を対象にし、それの活用方法はどうであるのかという事についてまずお尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 人事評価制度につきましては長い間の検討を踏まえながらこの地公法の改正もありましたので、それらを踏まえてという事でございますがこの4月から入っております。全正規職員という事になっておりますので出向したり派遣した職員も含めまして正規の職員を対象にしております。評価の内容はご存じかと思いますが、業績評価という事でいわばこれは業績目標を設定してその一定の期間内にする目標管理制度と同様でございますが、業績評価それと能力評価、これは年1回の評価でありますけれども、能力とか意欲とかどんな行動をしたかとそういった能力評価をする、この二本立てで評価が始まっております。業績評価については中間評価も行ないましたので、下期に向けて今事業を実施をし3月上旬には期末の評価をする事になります。能力評価については3月の上・中旬になるかと思いますけれども1年間を通してそれぞれの状況に応じて評価をしていくという事になろうかと思います。なお活用でありますが直ちに給与等に活用できる状況にはございませんが、処遇面についてもこの実施状況に応じてという事になりますけれども、何とかそういったところまで人事とか給与の処遇とかそういったところに反映できるような制度に熟度を上げていければいいなというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 今は正規職員という事で、これは管理職もそうでない一般職も全く同じ評価表でやるとこういう事でよろしいですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 すみません、今細かな資料がなくて。評価内容はそれぞれによって違います。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) そのなかに非正規職員を除くとこういう事で正規職員とこういう事でございますけれど、私は調べてみた結果によると本当に職員と非常勤職員の差が確かに正規職員は203名だか206名です。それから非常勤職員が325名です。そういう事のなかで私は、数が多いからどうのこうのを言ってるんじゃありません。そういうものが全て物件費として給料のところに扱われてるわけですが、そういう部分につきましても非常勤職員のなかにも本当は私は正規職員になりたいよと、なって仕事をばりばりやりたいよとあるいは一緒なってやりたいよと、こういうふうに思っている人がいると思います。そういう方たちに対してもまず人事評価面からいかないといけないんじゃないかって私はそう思ってるんですけれども、それが物件費扱いがどうのこうのなんて事言ってるんじゃありません。非常勤職員は非常勤職員としての評価なりそういう部分に対しても、また職員の処遇待遇についてもいろいろ考えていく必要性があろうかとこんな事を私は申し上げますが、いかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 常勤職員と非常勤職員の数の差がどうだこうだというのは差し控えますけれども保育園と学校現場にその多くがいるわけでありまして、そういった皆さんの評価というものをどうするかっていう問題はやっぱりあるんだと思います。特に、それ以外のこの一般職場にいる皆さんの評価というものも正規職員と同様にすべきではないかという議論もあってしかるべきかなと。これだけで人数がおりますとそんな事も考えますが、現時点ではそういった皆さんへの評価はなっておりませんが、年度更新をするに当たってその人の1年間の実績とか能力とか、そういったものを見ながら更新をお願いする人はお願いをしているっていうのが実態のようでありますので、紙という形でしてるかはともかくとしてのその人の評価をした上での次年度採用というふうになってるというふうに思います。 ところで非常勤職員のなかにも正規職員に負けず劣らず、いやそれ以上に頑張ってる職員もいる事も事実でありますが、そういった皆さんを正規職員として採用するかどうかという事について言えば私はそれはできないという事であります。やはりそれは競争試験というなかで実施をしていくのが原則でありまして、一般の採用については門戸をかなり広く年齢幅をかなり広げてありますのでそういったところで試験に応募をしていただきたいというふうに思います。 別途一定の能力とか資格とかそういうものが必要な職種について選考採用という形で競争試験ではなくてその人の今までの力量、それは役場に勤めていたからという事ではなくて、それも踏まえてその人の実績とかいうものを評価をしながら、選考採用でその人を直接採用するという事は制度としてはあり得ると思いますけれども、町の職域のなかではそういった部分は非常に限られている、仮にあるとしても限られてるんではないかというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 非常勤職員のなかにも、やはり私はもう今の時間とそれで精一杯だよとかいろんな人がいると思います。千差万別だと思ってます。そういうなかであらかじめもう非常勤職員は、正規職員にはしないよっていうのはいかがなものかなというふうに私は思います。それはそれで人事評価なり成績評価なりをして、その上に対してその必要な時期にいってそういう事をやってくというやり方が私は妥当だと思います。そういう事が人材育成に繋がってくんだというふうに思いますし、一生懸命やってもその成果が出るんだと、一生懸命やっても何にもないというのとは意味が違うと思いますので、その辺のところをもう一考いろいろな部分で関係者と相談をしながら町長進めていただくような考え方はありませんか。ただ人数をやたら多くする、正規職員に登用しろとかそんな事を申し上げてるんではありません。能力があってそれなりの事ができる人たちはそういう事を考えに入れると。それはただテストやなんかの試験の結果だけで決めるんじゃなくて総合的な部分を判断して、その辺のところも考えたらいかがでしょうかという事を申し上げたいんですがいかがでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地方公務員法という法制度のなかで職員というのは任用していくわけでありましてそれ以上の事もできないし、それ以外の事もしないという事が基本的なスタンスであります。必要な職種に選考採用という事はあり得ますが、私もちょっと議員さんのおっしゃる色がよくわからないものですからお答えのしようがないんですけれども、一般論とすれば競争試験が必要でありますしそれをする事によって他の門戸を狭めるという事を私はできないなというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) という事はできないという事でございますので、試験もテストも何もしないとこういう事でございます。というふうに私は解釈してよろしいですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 いわゆる新卒採用だけを前提とした今採用にしてないわけでありまして、社会人採用枠というのは設けています。だからそれは同じ民間で頑張ってきた方もそうですし、この場所で頑張っている方も含めてそういう俎上には乗せているわけでありまして、その事はご理解いただきたいというふうに思います。その他のまだ実施をしておりませんが、技術的な部分とか他の採用形態でそういう事があるとすればご提言をいただければまた採用担当部局で検討するというふうに思いますが、一般論とすれば今の社会人採用枠のなかでできるんではないかというふうに思っております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) そうするといずれにいたしましても非正規職員についてはその道はないというふうに思って、やる気をやっぱり持たせるためにも私は何らかの道が閉ざすんではなくて、少しでも開けてあるいは道があるというふうに持っていけばいいなという事で質問をしてるんでそれ以上の事はこれから考えなきゃいけないでしょうけれども、いずれにいたしましてもせっかくやる気を持ってやっているなかで、他に誰がいるかとかいう固有名詞じゃなくて、そういう道も開けられるのがちゃんと箕輪町のなかにもあるよと言えるような、誇れるような人事政策っていうのが必要だっていう事を私は申し上げたくてしゃべっているわけでございます。 それではだんだん時間も少なくなりますのでそういう思いを町長からお聞きをしましたのでそれなりに私なりに考えてみたいとこんなふうに思って、もしよろしい良い案があったらどんどん町長に提案をしたいと思いますし、私も経験がありますのでちょっとその辺のところを踏まえてお話を別途させていただきたいとこんなふうに思っておりますのでよろしくどうぞ。よろしいですか、それでも。そうですか。ありがとうございます。そういう事で次の質問に入りますが、公営企業会計として4番です。 下水道についてという事で公営企業会計についてお尋ねをしたいと思ってます。下水道の使用料金の引き上げというような事で南箕輪の部分が上がるようになってます。パーセンテージの事は私はいろいろ言う事じゃありません。私どもも公営企業会計をやりいろいろやっていて大変決算のなかでも苦しい状況が続いている事は事実でございますので十二分承知だと思うんですけれども、また伊那市もここで何らかの形でやるというような事をお聞きをしてるところでございまして、私ども箕輪町としてはどうお考えになってるのか。もう一つは、公営企業会計についていつまでも他会計からの繰入金というような形で進むのでなくて何らかの形で進められるような事を考えるべきだと私は思いますが、いかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 下水道料金についてご質問をいただきました。新聞報道等によりますと平成29年度から伊那市で6%の引き上げ、南箕輪村でも5%の下水道使用料の引き上げという改定をするという事をお聞きをしております。郡内では駒ケ根市、辰野町、宮田村については今ところ料金改定の予定はないという事のようでございます。 これ原則論でありますが公営企業でございます。料金収入をもって経営を行うという独立採算性を基本原則にしておりまして、各市町村は経営の健全化に取り組むなかで適正な料金を算定してるというふうに考えております。 当町の下水道事業会計でございますが9月の議会で報告をさせていただきましたが、平成27年度は収益的収支につきましては税抜きで40万7,000円ほどの単年度純利益となりましたが営業利益は大きくマイナスでございまして、一般会計から繰入をしたという事で繰入金に大きく依存をしている状況にございます。また1立方メートル当たりの汚水処理原価は使用料単価を上回っておりまして、いわば経営を圧迫している状況にもございます。人口減少や老朽化施設の更新等、今後ますます経営環境が厳しさを増していくなかでもございます。サービスの安定的な継続のための中長期的な経営の基本であります経営戦略、この経営戦略を現在策定をしておりまして、投資の見通しや財源の見通しが収支均衡になるように収支計画を立ててまいりたいと考えております。課題は水洗化率の向上とか処理場の統合とかいろんな課題もございますので、それらを踏まえて効率化を図った上で料金の見直しについても検討してまいりたいと考えております。本年度は間に合いませんけれども、29年度中には下水道運営審議会に諮問をして協議をしていただきたいというふうに思っております。これは料金の引き上げ、引き下げという事を決め掛かっているわけではなくて経営戦略を立てたという事もありますので、安定して下水道サービスができるかできないかというような事も踏まえて結果として料金へのはね返りがあるというふうに思いますが、投資と財源のバランスを図っていきたいという前提のなかで来年度審議会への諮問を考えております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) 今、中長期計画をという言葉を私は思ってたんですけれども、それを立案をしていくというような事でございますので、ぜひともその中長期計画を持ってこの対応に会計に対応していっていただきたい。その事は別に値上げがすべてじゃございませんのでいろんな部分で、中長期計画経営戦略を考えるなかでまたそういう部分の必要な人に対しては意見を聞いたり、いろんな部分で参考にしていただく事を大いに期待をしたいと思いますし、それはいつ頃までに中長期計画をやるかだけを最後にお尋ねをします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 計画策定につきましては今年度中に何とか仕上げたいと考えております。 ○木村議長 下原議員 ◆3番(下原議員) わかりました。以上で私の質問を終わります。 ○木村議長 これで3番 下原甲子人議員の質問は終わりました。会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開を2時50分といたします。   午後2時35分 休憩   午後2時50分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 質問者を指名いたします。11番 向山章議員 ◆11番(向山議員) では順序は多少変更する部分もありますが私の提案を含めて質問をしたいと思います。これは議会ももっと政策また提言をしていく事が大事だと言われております。私も全くそう思っております。これはすみません議長、前座で話しをしますのでそれから質問に入ります。町民の皆さんの声をお聞きしますと、調査をしたなかでここはこうした方がいいんじゃないかという提案をしてまいりたいと思います。一般質問もただ執行部に質問するだけでなく、議員も政策提案をしていく事が議員の責務であり、それがいい町を作るのに繋がっていくというふうに思っております。 町長就任の2年というのは前段で皆さん申し上げましたので割愛させていただきますが、先日、町長の公約集の基本政策30の実施状況が公表されました。前段の議員も質問してまいりましたが全部で61件あるうち30%、いわゆる18件が達成済で、50%の31件が計画的に進めていくというような事であります。両方合わせると31%を超えるわけですが、かなりの私は実績だというふうに思っております。これは町長の主観で評価したのかわかりませんが、そこで達成度の感想をお聞きしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 私が掲げました政策と言いますか基本政策30の達成状況についての感想と言うかそういった事をお尋ねをいただきました。私「7つの約束 基本政策30」につきましては、やはり節目節目で見直しをしながら議会の皆さんまた町民の皆様にご意見いただくと、そういう趣旨で忘れないように私にとって大変大事なものでございますので、そういった事で担当の課において評価をしていただき、数字を挙げさせていただいたものでございます。2年で8割実施済と言うとえらく立派のように見えますがそういう事ではなくて、単にやった、終わったというだけでございまして、また進んでいるというだけでございます。事業成果が本当に出ているかとか費用対効果という面で妥当であるかというような政策論としての評価はこれ別の次元の話でございまして、掲げたものが今どうなってるかという部分でございますので、その点については非常に割り引いて考えていただければというふうに思っております。 もう一つ基本政策としてありますが、これ決してトップダウンで何かができるというものでもございません。職員の皆さんの一人一人の意欲とか熱意とか、そういったものがなければ取り掛かる事ができないわけでありまして、そういう点についてはありがたく思っております。 課題や問題点はまだいっぱいあるわけですけれども、それらを踏まえながらこれが8割が少しでも多くなるように来年度はそういった事が皆さんに報告ができるようにやっていきたいと思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) そういう事だというふうに思いますので了解していきたいと思います。ではこの基本政策30の子育ての部分を中心に新年度予算編成に向けた町長の考えを伺いたいと思います。第一に新年度予算編成についてでありますが、子育て費用の軽減に向けた施策、町長の公約基本政策30のなかに保育料など子育ての軽減を実施したと。だが、さらに施策を出すべきだと思いますがいかがですかっていう質問です。はじめに子育て費用の軽減に向けての施策について伺います。今、人口減少対策にどの市町村も取り組んでいるわけであります。という事は市町村が競争を始めているという事で子育ての施策は、人口減少対策は大きな重要なわけであります。そういう意味から私も一般質問でいくつか提案させてもらったりしておりますが、どうも今までは芳しい答弁じゃないかというふうに思っております。そういうものはまた違った面から何度でも提案してまいりたいと思います。 先ほど言った実施政策を見るとこの人口減少に対応という政策があって、そのなかに保育料など子育て費用の軽減という内容があるわけです。 進捗状況は1年目は保育料総額5.3%の減額で2年目は国の制度として多子世帯、多くの子どもの世帯という事でありますが、保育料の軽減策実施とありますがこの内容についてもっと詳しく伺いたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 子育て費用の軽減に向けた施策を大きく言いますと保育料のところがターゲットになる事と、箕輪町では行われておりますのでそういった議論がないわけなんですが、医療費についてだというふうに思います。 その中で27年度、28年度に実施してきた内容という事でございますので若干申し上げさせていただきますが、27年度就任早々でありましたが子育て費用の軽減策として保育料について長時間保育料も含めた見直しを行わさせていただきました。それと年収に関わらず第3子の保育料これを6,000円を上限にした軽減措置を実施したという事であります。これは県の制度を取り入れたという部分もありますけれども、26年度と27年度の入所者を単純に当てはめて、27年度の制度に当てはめますと保育料ベースで91%になっておりますので9%の、これは額の問題でありますが軽減をしたという事であります。 28年度本年度でありますが、これは国が行ったものでありますのであれこれ申し上げるつもりはないんですが、ただ財源は私ども確保している部分でありますが、国の新たな軽減措置に基づきまして所得税の課税額ですが5万7,700円未満の世帯については、同時入所要件を撤廃をしましたので第2子は半額、第3子以降は無料という事になりますし、ひとり親世帯のうち所得課税が7万7,101円未満については第1子を半額、第2子以降は無料という事でこれは84人の方に適用されております。保育料ベースでいきますと4%ほど前年との比較では軽減されております。 このようにこれは町が単独で実施をしたもの、県の施策に乗っかったもの、国の新たな措置に対応したものがありますけれども保育料についてはそんな形で軽減をさせてきていただいております。合わせて学童保育等の保育料につきましても、軽減措置をしてきたのが今までの実態でございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) わかりました。子育て世代の皆さんには経済的に負担の軽減というのは大変に期待されているわけであります。今後の予定にはさらなる経済的支援策を検討中とありますが、実施計画を見ても記載されていないと思います。どんな支援策を検討してるのか来年度から、再来年度になるのかわかりませんが、検討中という事なんであらましはわかっているんではないかなと思いますのでさらなる経済的支援策はどんなものがあるのか、できるだけ詳しくご答弁をお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 子育て施策全体のなかで、経済的負担の軽減というのがどのくらいの位置を占めるかというのは議論のあるところでございまして、いろんな内容のものを総合的に実施をしないと子育て施策にはならないというふうに思いますので、そこがやっぱり肝心なところでございますが経済的な負担という部分も非常に大きな分野でございます。ただこれは町の皆さんのアンケートにおきましても子育てに関する大きな経済的負担がどのくらい支障になっているかというと、8割方の方は支障があるというふうに言っております。ただ負担の大きなものは何かと言うと大学進学時の教育費、これが大きな負担だというのがアンケート結果であります。ただ一方で幼児期の保育、教育費もそれに続いておりますのでその部分についても必要だというふうに思っておりますが、やはり大きな部分は大学の教育費という事を気にしている方が大きいというのは感じをしております。これは国が検討しております給付型奨学金等で議論していただくべきものかなというふうに思っておりますが、私たちのターゲットはそこではなくてどういった形で今ある子育て施策に付加できるかという事であります。子どものライフサイクルを見た場合、どの年齢層にどんな経済的支援が必要かという事がなかなか難しいところでございます。それは一時的に例えば出産のようなですね、出費が重なる時があります。そういった時に一時的に重なる、例えば出産とか入学とか卒業とかそういう経費の掛かる時に行政として支援をするのがいいのか、それとも保育料のように日常的と言うか常時経費が掛かるものに一定額を支援していくのがいいのか、そういった制度設計が必要だというふうに思っております。 今検討しているのはこれが子育て費用の軽減策になるかやや心配な面はありますけれども、今言った出産時なのか学校入学時なのかは少し検討の余地がありますが、いわば一時金的なと言うかお祝いと言うか町からのメッセージと言いますか、そういった形で一定の金額を支援をしていくという事ができないかとそういった事を今検討させていただいております。 予算のなかでどこへするのが町民の皆さんにとってよろしいのか、そして金額としては財源も含めてどんな金額が妥当なのか今検討させていただいておりまして、多くの皆さんからそういったものへの要望もございますので研究をしているところでございます。 ただこれが本当に子どもたちへの支援になるかという事についてはやや心配なところもありますので、他の制度設計がないのか私はちょっと担当課にも指示をさせてもらってましてどんな形にするのかでありますが、今前段申し上げた内容についてはできるだけ実施ができる方向で検討していきたいと考えております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) わかりました。まだはっきりしていない部分もあるように思うんですが、子育てしている町民の意見をしっかり取り入れていただいて進めてほしいなという感じがします。 次の質問に移ります。箕輪町に生まれて学び、就職し結婚し年を重ねていくなかで施策を保障した上で予算編成をしたらどうかという事を提案するわけであります。本年度の予算編成が始まったという事で、担当課の職員の皆さんも知恵を絞って予算の要求を終えてこれから町長の考え方を出して予算編成を進めていくという事になるかと思います。予算編成というのは町長がどんな施策に取り組んでいくのかという事を具体的にしていく事だというように思うんですが、先ほどの基本政策30の進み具合や振興計画とか総合戦略を進めていくために施策をつくり上げていくんだろうと思っております。私はこう考えるんですが、どんな施策も必ず町民の皆さんが最も暮らしやすくなるためにもまたそういうものだというふうに思います。今更言う事ではありませんが、町民がもっと幸せになるために町は町民の皆さんの考え方を聞いてそれを取り入れて施策をつくって実行すべきだというふうに思います。それが予算書という形になると思うんですが、ここで提案したいと思いますが生まれてから順に年を取っていくなかで、町の政策がどのように役立っているかという事を意識して予算を作るべきだというふうに思います。具体的に申し上げますと、ある町民が箕輪町に生まれて学校に行くようになって中学校に行き、高校や大学などへ進学したり働いたりして結婚して家庭を持って、それから子どもが生まれて子どもが成人して、やがて年を取って体を壊して病院に通うようになってしまったり年金をもらったりする。しつこい言い方ですが、こういう歴史というか経過をたどるわけであります。町民の一生のなかにどんな施策があるのかという捉え方をしなければならないというふうに私は思います。 予算書は目的別と言うのか、民生費とか衛生費とか教育費とかの分け方になっているんですが、これは予算書の作り方が法律で決まっているんですから仕方がないとしても、どうもわかりにくいように感じます。私は何十年も予算書を見てまいりますが、内容はわかるにしてもどこかしっくりしない気がしてなりません。具体的に言うと、生まれた時は出生の祝い品をもらって3歳で3歳児の健診を受けて、保育園に通って運動遊びをして小学校では英語遊びがあり、というような一人の町民が生まれて育って学んで成人して年を取っていくなかでどんな施策があるかという事を、これは提案ですが絵、例えば漫画を描くとかそういったものにしてみるととてもわかりやすく思うんですが、こう言うと変な事を言い出したなと皆批判もするかと思いますが、私は本当にそれが必要だというふうに思ってます。人間というのは文字で読むより絵とか図式を見た方が直感的に理解するらしいんです。これについては後の質問で種明かしをしたいというふうに思っています。これは町民の一生のなかで施策がどう係わりあっているのかという絵をぜひ執行部も皆で考え、作ってもらいたいと思います。そしてその絵を見ながら今までの予算を見直してみて、予算を作ってほしいなというように思います。その上で来年度の当初予算を作っていくと、具体的にどの施策が町民の一生にとって係わってくるかという事がわかってくるというふうに思うんです。ここの施策が足りないとか、ここはここに補充していきたいなとかわかるというふうに思います。まず伺いますが、今の当初予算の説明資料は一般住民にはわかりにくいわけではないのではないですかという事です。という事について今言いました私の提案について町長の所見を伺いたい。スムーズなところでわかったのかどうかわかりませんけども、絵とか図式を使って予算書を、説明資料というものを作るべきだという事なんですが、町長の所見を伺いたいと。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 予算書の仕組み、予算の仕組みという事も実はあるんですけれども、今お話をいただいて2点考えさせられるところがございました。一つは予算がどうやって決まってどういう仕組みになっていて、どんな事業をしていくかという事がなかなかわかりづらい構成、予算書そのものを直すという事はこれはちょっとできませんけれども、外に出していく段階でどういった町の予算にこの年がなっているのかという事を、わかるようにしていくっていう意味合いは確かにあるんだというふうに思います。もう少しわかりやすい今の報道発表資料だけではなくて、町民の皆さんにわかりやすい表という意味合いについては理解ができます。それが漫画であるかどうかはともかくとして、少し研究させていただきたいというふうに思います。よくわかる予算というのは各自治体にもありますので、そんな事をまた参考にさせていただきます。 もう一つその人の人生にとって行政がどういう関与をしていくかという点については、面白いご指摘かなというふうに思います。町におきましても行政全般がそうなんですけれども節目節目に例えば事業を行ったり、行事を行ったり、いろんな金銭的な支援を行なったりしているわけでありまして、それってなかなかそういった意味合いで見たわけではなくて、行われている教育施策や福祉施策や健康保険施策というようなものはそれを意識して作っているわけですけれども、人の一生にとってどこに行政の関与がされているかっていうのが確かにそういった意味合いであまり見た事がありませんので、作ってみるのも面白いかなというふうに思いました。 何よりどの部分に全体的な行政経費が入っているかって事なんですが、多分言われてるように中高齢者のところにお金が入っていて、少子化対策のところのお金が少ないというふうによく言われますけれども、そういった事が如実に見えるのかどうかちょっと関心を寄せました。どういった事ができるかよくわかりませんが、そういった観点で人間のライフサイクルが行政とどう関わっているのか面白いご指摘であったというふうに思いますので、参考にさせていただきます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 参考にするという事ですのでまた後の方で話しをしたいというふうに思ってますけども、予算書というのはしょうがないというふうに思います。数字でできていて、どうも冷たくわかりにくいという感じがするんですけども、町の仕事は町民の役に立つ、温かくて良い事をやるんだという事を町民の皆さんにわかりやすく説明するためにこの絵を作ってもらいたいという、絵を作り説明すべきだというふうに思いますが、何で絵にこだわるかはまた後で講習を受けておりますので申し上げたいというふうに思っております。 次に子どもを育てる環境整備はできているが、子どもを産みたくなるような施策が少ないように私は思います。箕輪に生まれて学び、就職し、結婚し、歳を重ねていくなかでの施策であります。この質問は何度もしているんですが答弁が芳しくありませんと思います。出産祝金の質問をしたいと思います。前段の質問に関連しているんですが町民の一生のなかでどんな施策があって町民の幸せにどう関わっていくかというのが町の仕事であるわけであります。先ほど提案したある町民の一生のを絵を描いてみると、子育ての施策というのが充実しているんじゃないかなというのがわかるんですし思うんです。そういうんじゃないかというふうに思うんです。町の実施計画を見たんですが、子育て支援センター運営費とすくすく子育て事業費とか子育て・孫育てですけれども、その講習会事業とか子育て情報発信事業とかたくさんありまして、絵にしなくても字を見ただけで子育てが多くなっているように思います。絵にしたらもっとはっきりわかるはずです。子育ての施策は充実してきているかなと思います。しかし生まれる前の施策が足りないという感じがするわけです。人口減少対策を行うにはどうしても子どもを産みやすくする施策を必要だというふうに思うんです。出生率を上げるという事をしなければならない。私は以前から何回も出産祝い金について質問したり提案してきておりますが、答弁がどうも芳しくありません。今回、出産祝い金について質問をしようと思っておるんですけれど、実施計画を見たら新規でありました、ようこそ「みのわまち」へ子育て応援事業というのがあるんですが、平成29年度から始まる事業で事業費が540万円で内容は出産祝い金とあるわけです。そこで今日は穏やかに質問ができるなというふうに思うんですが、これはジョークです。この出産祝い金について全部は固まっていないとしても施策の内容を伺いたいと思います。なるべく詳しく答弁願います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 前段で申し上げなければいけないのは行政が、例えば出産をする前提として結婚という事があるわけですけれども、結婚をしてくださいとか何人子どもを産んでくださいというようなその本人のライフステージに行政としてあまり真正面に係わっていく事は私は妥当でないというふうに思っています。しかし例えば理想の子どもは2人、もしくは3人なんだけれども今の状況では産む事ができない、そういった事で子育て環境を整えてもらいたいとか、経済的な支援をしていただきたいとそういった意味合いのなかでいわば理想の子どもを持つための支援というものが必要だとすれば、そこにする事はまあ許されるだろうと。何人子どもを持てというのは行政が私はやっぱりどう考えてもやるべきではないと思っております。 そんななかで箕輪町におきまして2人もしくは3人のお子さんを望む方が多い。特に年齢が高ければ高いほど子どもを持てば持つほど、3人目のお子さんがほしいというのがアンケート結果では出ておりまして、そういったところに経済的な支援をという事であればやはり出生の段階で何らかの、これ先ほど申し上げましたがそれがすべてになるとはとても思いませんけれども、お祝い金と言いますか掛かる経費の一部補てんと言いますか、町からのメッセージと言いますか、そういったもので祝い金という制度をつくるという事はそろそろ踏み切ってもいいんではないかなという段階だというふうに思っております。 これ以前から申し上げているようにお金で各地域がいくら出した、出さないという議論に入り込むのは私としては本当に進まないところなんですけれども、そうは言ってもそういったご要望が強いという事でありまして、財政当局で金額設定をしているところでございます。基本的には多子世帯に対して支援をする、そういった子どもの数を持ちたいという方でありまして、そこのところに焦点を当てるべきかなというふうに思っております。細かい内容についてはちょっと今の段階で申し上げてもそういうふうにならない場合もありますので、時間をいただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 私もよく婦人の方に聞くんですけども3番目の子どもを産むって経済的に成り立つかという事をよく言われます。そういう面で見るとある面、経済的な負担を町でできるものについては施策としてやっていくべきだと思ってますので参考として申し上げます。 次の質問にまいりますがちょっとその前に申し訳ないです。私の提案は一部でありますが、取り入れられたというふうに評価はしたいというふうに思います。これから予算編成のなかで詳しく詰めていくんだと思いますが、しっかりとしたものを作ってほしいという、先ほど町民の声を言いましたけれど、そんなふうで進めてほしいなという感じがします。 次の質問に入ります。人口減少対策はさまざまな施策を総動員して行う事が必要だというふうに思います。予算編成についての考え方を質問してまいりたいと思います。これも質問に出てきましたが、施策は実行が大事なわけで人口減少対策の進め方について町長に伺いますが、先ほども言いましたがどこの自治体もこれから人口減少対策の本番だというふうに思っています。来年度予算編成のなかでどこの市町村も知恵を絞ってさまざまな施策を出して実施していくというように思います。これはいろんな施策を組み合せていかなければいけないというわけであります。いけないと言うかすべきだというふうに思います。全国の市町村の競争だというように思います。箕輪町の少子化対策をまとめたものが総合戦略だというふうに私は思うんですが、それを見ると本当にそんな施策があります。いろんな施策があります。農業振興とか観光振興といった産業の施策、子育てや移住・定住そういったもの、また総合的に取り組まなければならないわけであります。縦割りでなく総力戦で取り組んで進めなければならないわけです。そうでないと実現は難しいというように思います。そこで役所というのは縦割りなんですけれどもそれぞれの施策がどこまで進んでどうなっているのかを把握して、改良して改善してと言うかさらに手を打つところは打つわけですが、この進み具合を総合的に確認して評価するのはみのわ未来委員会ではないかというふうに思います。町の内部評価もその前に行うと総合戦略にはあるわけですけれども、この内容の評価も縦割りではないか。総合的な組織を行うのがいいのではないかと私は思うんです。そこで、この総合戦略を実施していく体制と内部評価を行う組織で、どうやって内部評価をして施策を実施していくのか。この2点について伺いたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 人口減少対策と言いますか地方創生に係わる総合戦略をどうやって繰り広げていくかという事でありますが、その基本になってるのは振興計画のなかの箕輪チャレンジ事業、17本でございます。この17本をどうやって実施に移すか。これは各担当課だけでできるものではもちろんないわけでありまして、議員のおっしゃるとおり私どもの町のレベルで縦割り縦割りと言うのもいかがなものかと思いますが、そもそも縦割りなんてあるようなないようなものなんですが、そうは言っても縦割り意識というものもないわけではありませんので、そういったものを払拭するにはやはり全庁が、町が、役場の中が同じベクトルを向いてるという事がやはり必要だというふうに思います。そういった仕組みはプロジェクトチームであったり、今回立ち上げております政策研究会であったりするわけですがそういったものを使いながら、仮に自分の課だけでできるというふうに思っているとすればそういった事のないようにしていきたいと思います。そんなふうに思っている職員はいないと思いますが、町全部を総力を挙げて総合的に実施をしたいというふうに思っております。 それと人口減少対策のなかで少子化対策は非常に重要な分野ではありますが、そもそも一次産業の活性化だとか住民自治を再確認する事とか教育の再生とかそういった全体の事がなければ地方創生はできないわけでありますので、その辺について意を用いていきたいと思います。その辺の評価については町内部で行う事、それと未来委員会の一番大事なこれからの仕事でありますので委員の皆さんに具体的な情報をお示しをし、生の情報をお示しをし評価をいただくという事になろうかと思います。 もう一つ今のご指摘はなかったわけですけれども今の人口減少問題というのは行政だけでできる事ではないんですね。ある意味少子化になっているのは出生率が下がったり、東京等へ大都市へ転出をして行っているというそういった事から起きている事でありますので、いわばこの人間と言うか人の生き方の問題に帰着してるので単にお金を出せばこれが解決できるなんてそんな筋のものではないわけでありまして、そういった事をやるのは政治とか行政だけではできないわけでありまして、本当の意味で地域の皆さんに危機意識を持っていただくという事も重要な事だというふうに思います。そんな点で町全部で総動員して力を上げていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 了解です。進捗状況を確認して事業を進めて他の市町村に先んずる町にする事が大事だというふうに思います。 次の質問に入ります。総合戦略振興計画で施策の方向性は打ち出しておりますが、町民にわかりやすい予算編成をするためには課ごとの縦割りでなく、戦略の取り組みがわかるような情報発信が必要だというふうに思います。 そこで情報発信について質問です。さっき町民の一生のなかでどこにどんな町の施策があるかというお尋ねをし、絵を描いてそして表現したらというふうに思いますがいかがですか。字じゃなくて絵を描いて予算編成したらどうですかという提案であります。でも、向山の言っている事は変だなというふうに思った人もいるかもしれません。なんか笑っているけれど多くの人がそうかなというふうに思いながら、これは実は大変必要な事であります。 先日の議員研修会で、東京財団の講師の先生と話して思った事なんですがまんざら根拠のない事ではありません。私は思い付きで言っているのではないかななんて思っているかもしれませんが、私もちょっと勉強をさせていただきました。その講師の先生と話していて人口減少対策の話になったんですが、私は前から箕輪町から南箕輪へどうして転出してしまうのか。子育て支援また子育て施策はだいたい同じのような感じがするわけでありますと思っていましたが、それは講師の先生に聞いてみたんです。これは9月議会の一般質問でもちょっと触れたんですがずっと疑問に思っていました。先生が言うにはイメージって大事だと言うんです。これは意外でした。イメージで人は動く事があるというのです。南箕輪村は、子育てしたい環境がそろっているとイメージがあるから強いのではないかというように思っていたわけです。どこに住むのかは一生のなかで大きな選択だというふうに思うんです。だから、子育て環境だとか医療だとか住みやすさをしっかり調べて決めるものだというふうに思っていました。でも、どうもそれだけじゃないようです。あそこの町は子育てするのにいいらしいよとか口コミで子育てしやすいイメージで動いているんじゃないかという事でした。先生が言うには社会保障について研究してる先生なんですけれども、どうして医療機関が不足しているある鉄道沿線にこんなに人が集まってくるのか不思議で調べた事があるようです。確たる事由が見つからないという事です。交通の便がいいし、緑も豊かで住みやすいという評判があるだけだと言うんですね。議員研修で講師の先生と話すなかでイメージをつくる事が大事だという事を知ったんです。これはとても大事な事だというふうに思いました。子育てしやすいイメージをつくるにはどうやってやればいいのかと先生に聞いたわけであります。住みやすいらしいという人の噂もある意味、情報発信なわけであります。行政がやっている良い施策をわかりやすく紹介する事が大事だというふうに思いました。そこでどうやればいいのか、しつこく聞いてみました。文字だけのパンフレットは人の頭に訴えかけなく、頭に残りにくいというわけです。というのなんですが、絵や図の方が良いという事がわかりました。というわけで行政の発信はどうも文字が多い感じであります。 先ほど箕輪町の町民が生まれて育っていくなかで、どんな施策があるか絵にするというのは予算をわかりやすく説明するための私の一つの提案なんですが、こういう文字じゃない箕輪の良さを訴える情報発信が必要だというふうに思います。住みやすいイメージをつくるのにはとても大事な事だというふうに思います。箕輪にはこれに長けた職員がいるというふうに思います。そこで町長に伺います。 1点は、今の情報発信は昔と方法がだいぶ変わってきたというふうに思うんですが、町の情報発信全体についての町長の所見を伺いたいと思います。特に予算の情報発信は弱いというふうに思います。予算の情報発信が弱いという事は、事業の発信が弱いという事になるというふうに思いますが、文字の資料が多すぎるように私は思います。どうですか。いかがですか。 第2は当初予算の内容はわかりやすくする情報発信をする事が私は今まで言ってきた例もその一例ですが、やり方を変えるべきだというふうに思いますが、その2点について町長の所見を伺います。わかりやすく、できるだけ詳しく答弁を願います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 どういった情報発信をしていくかという事でありまして、イメージ作りをしていくに当たってどんな手法があるかという事であります。文字だけでは頭に残らないのでいろんな絵を使って情報発信をしたらどうかという事、また現在の状況がどうかという事なんですけれども、確かに私たちの町に言える事はこれは以前から申し上げてるところでありますが、例えば安全・安心のまちづくり、セーフコミュニティを代表とするそうしたまちづくりでありますとか教育の町にかけてきた今までの熱意とか実践だとかそういった事は、町民の皆さんがよく承知をしていて、住みやすいとかよくいろいろやっていただいてるなという事があるんだと思いますが、それが外の皆さんに伝わっていたかと言うとなかなかそうでなかったんではないかと、そういう意味で外向けの情報発信というものをいかに町の現在ある姿を知らしめていくかという事で、それを一所懸命やらなきゃいけないという事でみのわの魅力発信室というものをつくりました。最初申し上げたとおり外向けのものもだいぶ出てきたかなあというふうに思いますが、それがどのくらい皆さんに浸透しているのか、イメージ戦略としてなっているのかについてはまだまだ評価に至っておりません。やはりブランド戦略を確かなものにしてそういった事に改めて実践をしていくという事が必要だというふうに思いますので、ご指摘はそのとおりだというふうに思っております。ただこれ間違ったイメージをつくってみてもしょうがないし、着実にやっている事は着実にやってる事だという真摯な態度で私はいきたいというふうに思っております。 もう一つ予算に係わる事ですが、見る人によっては数字も極めて体を表している部分がありまして、数字を見ればその町の状況がわかるという部分もありますので数字だけが悪いわけではないんで、数字、予算書というものもそれはそれなりに評価をして実施をしていかなければいけませんが、一般の方が確かに見る場合に先ほども申し上げましたが町の今の現状がどうなっていてその事にどうして予算を使うのか、誰からどういう収入があってどういう支出をするのか、何が一体重要なのかというような事をわかっていただくという事は必要だというふうに思いますし、そのために主な事業はどんなものだとか借金については非常に気になる方もいらっしゃると思いますので今の財政状況、財源はどうなっているのか、借金というのはどのくらいされてどうやって予算が組み立てられているかというそういう部分について皆さんに理解をしてもらうという意味で、わかりやすい予算の状況をつくり出すという事は必要だと思います。本年度まで行なっていた報道発表の方法についても、少し今の趣旨を踏まえながら対応させていただきたいというふうに思っておりまして、それを目指していきたいと考えております。 ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) 私の感想ですが地方創生は総力戦だというふうに思います。ですから予算編成についても事業の実施や検証にしても情報発信をして、今までのやり方を変えていかなければならない。先ほど町長が言ったとおりであります。うまくいかないというふうに思います。総力戦ですから、執行部だけでなく議会の議員も、議員の私もこれからどんどん勉強させていただいてもっと提案をしていきたいというふうに思います。以上で予算編成については以上であります。 続いて、区の懇談会での意見について各区との町政懇談会で区民の意見を新年度の予算にどのように活かしていくかという事で質問をしたいと思います。時間の関係がありますので、読み上げて答えをいっぱいやっていただくようにしたらいいですかね。幾つかありますけれども、自分が今これはというものについて伺いたいというふうに思います。地域の皆さんの要望を取り入れていくという事も予算編成の大きな課題だというふうに思って次の質問をしてまいります。 まちづくり地区懇談会が各区で開催されました。私も若干のところで出席をさせていただいたわけでありますが、多くの要望が寄せられております。住民の皆さんの要望ですが、私のところにも相談に見える方がいます。いろいろな相談があり、そのために皆さんの要望や相談はさまざまだなと思うんですけれども、どれも皆さんがお困りの事で、生活に深く関係する切実なものなんです。要望事項で私が特に気になったものがあって、先日そのリストを町長にお渡ししたわけです。 まず出産祝い金ですがこれは前段で質問したので結構です。 町営住宅の改修、町営住宅は老朽化が進んでいます。改修が必要ではないかというふうに要望です。 また人口増について、近隣での人口の取り合いではなく広域な取り組みが必要だと、これは町長が常に言っている事でありますが、という意見がありました。先ほども人口減少対策に総力戦だという事がなされましたが、このような取り組みも確かに必要だと思いますが町長の所見を伺いたいと。 また萱野線もみじ湖の道路ですが、狭い道路で改修が必要だという意見が出ました。特にもみじ湖も萱野も景観も良いという事で、眺望が良いっていうような事で最近大きなバスも行っているわけでありますが、交換するところもないというような事であります。その点について町長の所見を伺いたいと思います。 次に魅力ある地域にするために、ブランド作りなどのアドバイザーを導入したらどうかという意見がありました。これも新しい取り組みの必要性があるという事です。また第5次振興計画についてイメージが湧かない。先ほど絵にしたら、図にしたらどうかという事で提案しましたが、これは先ほど提案した文字に頼らず情報発信の要望のなかかなというふうに思います。 また、次に通信インフラの整備ですが新しい仕事をつくり出すには整備が必要だというふうに思います。 また次に若い人が集まる保育園を情報発信の場の一つとしてはどうかという事であります。町民の皆さんは身近な役に立つ情報を求めてるというふうに思います。 次に水路・道路が傷んでいるところが多くあるという事で、交付金などの区からの要望ですが支援をという要望もありました。これも私も一般質問で取り上げましたが、水路・道路の補修は切実なものであります。 次にもみじ湖を活用した町のPRという要望もあります。町の観光地ももっと知ってもらって観光に繋げたらというふうに思います。これは町でもしているわけでありますが、そういう要望であります。 また生活弱者対策という事で雪掻き、足の確保など有償ボランティアが必要だという意見もありました。これはこれから本格的な冬を迎えるわけでありますので切実な意見であるというふうに思います。全てを取り上げるわけにはいきませんが、残念ですが、町長にこれらの要望の所見の一端を伺いたいと思いますのでご答弁をお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 いっぱいご質問をいただきまして答えようがないなという感じもしますが、10月6日から南小河内地区を皮切りにしまして11月の15日まで大出区まででありましたが、457人の方に参加をいただきまして町政懇談会をさせていただきました。本当にまちづくり地区懇談会にふさわしい懇談会ができたというふうに思っております。いろんな重複はありましたが180項目ほどのご意見やご提言をいただいておりまして、現在その回答等もまとめているところでございます。区長さんにお返しをするもの、また議会の皆さんにもお示しをするもの等もこれから出てくると思いますが、ご協力をお願いしたいと思います。 もう1点はそれぞれの各区で区の将来像はこうだ、こういった取り組みをするというものがございました。そういうものを振興計画のなかではあったわけですが、ぜひ具体化ができるようにこれからの予算のなかで各区に対する支援という分野でも実施をしていきたいというふうに思っております。それが総括でございます。 幾つか今、幾つかというか相当今いただいたわけですが、町営住宅でありますとか改修の必要な萱野線とかもみじ湖路線でありますとか水路・道路等の問題については確かに改修ができていない部分もあります。今まで実施をしてこなかった町営住宅については今耐震化の診断をしておりますけれども、それらの経過を見ながら実施をしていきたいというふうに思います。 観光地に繋がる路線、また生活路線については現在の制度のなかではできないものもあるわけですけども、それについてはこれから考えさせていただきたいというふうに思っております。観光PRのなかであるようにもみじ湖と萱野の活用というのはやはり大事な部分でありますので、見るものに感動を与えるには十分な資源がやっぱり萱野ともみじ湖にはあると思います。こういった資源・素材をブランド化をして町の統一ブランドにするような事も考えながら今いただいた意見について対応してまいりたいというふうに思っております。 それと高齢化が進むなかでボランティアの部分というのはやはりどうしても必要な部分でありまして、単にボランティアだけでできない分野がこれからの高齢者に対する生活支援、また生活弱者に対する支援というなかであるんだと思います。有償ボランティアというような今お話があったんですけども、ただすぐできるかどうかはともかく検討課題だというふうに思っております。 たぶん全部お答えをしてないと思いますが、こんなような形でまちづくり懇談会で出てきた意見については一つ一つの提言ではあるんですが、やっぱりこうやって180項目並べてみますとやらなければいけない事が見えてまいります。そういう意味で地域の皆さんのご要望を一度に全部というのはなかなかできませんけれども、皆で考えながら職員で考えながら対応させていただきますので、また議員さんのお立場からも必要性について、また教えていただければありがたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
    ○木村議長 向山議員 ◆11番(向山議員) ちょうど時間となりました。いずれにしてもそういう事ですのでよろしくお願いしたいと思います。 ○木村議長 これで11番 向山章議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。10番 伊藤隆議員 ◆10番(伊藤議員) それでは本日最終で町長もお疲れでしょうけれど、ぜひご質問に対しまして回答の方よろしくお願いいたします。通告に従いまして質問をいたしますのでよろしくお願いいたします。 まず初めにお尋ねをいたしたい事は、本年度の町内での観光地や観光施設での実績についてをお尋ねいたします。町内の観光地として言えば萱野高原、赤そばの里、もみじ湖等あるわけですが、それぞれ既に終了した場所と年度途中でまだ営業をされている場所もあるわけですが、特に秋が終わり終了された場所のお客様が多く来場された場所でございますけれど、今年度の入場者数やバス等の来場実績は、昨年度と比較いたしましてどのような結果であったかをお尋ねいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 町内観光施設の本年度の状況・実績でございます。これはお答えをするのに少し難点があるわけですけれども、いわゆる入り込みの数につきまして正式に取っているものがない状況もございまして、大型バスとかマイカーとの交通量ですとか、観光客数というのは推計値としても発表していないのは実情でございまして、確かに今後の観光施設の整備とか施策を進めるにあたりましてデータとしては必要だなあというふうに思っておりまして、町として観光協会としてデータの必要性を今感じているところでございますが、聞き取り等も含めて、赤そばの里ともみじ湖について申し上げたいというふうに思います。 赤そばの里でございますが、開園当初からの長雨などの天候不順の影響で例年ですと3万人ほどお越しをいただいておりますが、上古田の皆さんからお聞きをしますと7,000人ほどであったとお聞きをしております。私はもう少しいたんではないかと実は思っておりますが、上古田の皆さんからはそんなお話でございました。 バスにつきましては道路交通法の改正等の影響もあるんだというふうに思いますし、団体旅行の減少というような事から年々減少傾向にあります。実は町内にあります旅行業者さんのバスの有料駐車場がありますけれども、その有料駐車場の利用台数も本年度は24台というような数字をいただいているようでありまして、以前に比べますとバスの利用は減少してるというふうに考えております。 次にもみじ湖でありますが、紅葉の期間中の天候がよかったというような事や少しずつ認知をされてきたというような事もありまして、遠方からの観光客が増えておりまして、週末は大変多くの皆さんにお越しをいただきました。竹の尾や末広の駐車場は終日満車というような状況でございましたので今年は例年に比べますと相当数の入り込みがあったというふうに思っております。 実は赤そばの里と同様に観光バスについては減少してるんだというふうに思いますが、特に土・日については減少してると思いますがちょっと数字的なものは私ども捉えておりませんので、大変申し訳ございませんが今後そんな把握をするように努めてまいりたいと思います。 また本年度始めましたもみじ湖のライトアップでありますが、10月の28日からという予定でしたが雨天で中止になりまして10月の29日から11月の6日、日曜日まで9日間点灯いたしました。期間中340台、来客数は850人ほどでありまして大変暗い山奥であるわけですけれども1日当たり100人近いお客様にお越しをいただきました。今年はもみじの紅葉が遅かったという事もありますし、初めての試みという事でありましたが期間の終盤をピークに徐々に増えてきたという事でこういった取り組み、ライトアップだけに限るわけでありませんが取り組みをすれば多くの皆さんに答えていただけるという事を感じた催しでもありました。以上でございます。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) 私も続けてイベントのなかのもみじ湖のライトアップの件をお聞きしたかったわけですけどもお答えをいただきました。たまたま前段で大槻議員さんよりも、もみじ湖のウォーキングの結果の件で大変好評だったというようなお話を聞きましたので、その件につきまして私今日原稿にありますけれど省かせていただきます。 続きましてこの部分のほかで公社で指定管理で運営させている振興公社のながたの湯でございますけれど、今年度町税を使いまして3,900万ほどつぎ込みまして改修をしております。その改修後の入場者数やながた荘を含む全体の成績は、昨年度より減少をしていると聞いております。どうしてそのような原因なのかをお尋ねしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ながた公園全体の数字を私持ってきておりませんで大変申しわけございませんが、マレットゴルフ場等の利用客は増えているところもございますが一番の課題はながたの湯でございました。ゴールデンウィーク明けから浴室の天井の貼り替えですとか、壁の塗装でありますとかサウナ室の板の貼り替え等を行いました。天井や壁がきれいになったというような事、また明るくなったという声は聞いておりますが、入場者数に如実にそれが現れているというような状況ではないのも実態でございます。入場者数でございますが、4月から11月までの期間におきまして現在のところ11万8,000人余でありまして昨年に比べますと92.4%の状況でございます。昨年はトータルで20万4,000人でございましたので、このまま推移をしますと18万人台になるのではないかという事で非常に心配もしているところであります。これからの冬の期間でお客さんの増える時期でもありますので何とか回復をしていきたいというふうに思っております。今年は見てみますと8月、9月。5月はそういった事で半数程度になってしまったわけですけれども6月、7月で取り戻したところもございますけれども8、9月の天候不順というようなものが大きく影響したのか、どういった形で影響したのか定かでない部分もありますがその部分の落ち込みが現在まで響いてるというような状況にございます。ながた荘についてはちょっとの数字を持ち合わせておりませんので、また別途お話をさせていただければというふうに思います。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) また新設されました72ホールのマレットゴルフ場でございます。今前段で町長さんからもお話ちょっとありましたけど愛好家の皆様に言わせると、ちょっと使いづらくてコース的にもあまり良くないというようなお話の声があります。私はマレットゴルフやらないものですからちょっと私はわからないんですが、そのような事で会場をよく利用する方がそんな事を言っておりましたが、この辺は実際はどんなふうなのか合わせてお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 マレットゴルフの利用状況でございますが、全体としますと平成27年度1万3,364人でありましたのが、28年度は1万5,774人という事で2,400人ほどの増になっておりまして118%という事になります。ただこれは実際のところ新コースを使っていただいたのは2,000人弱でありますので、旧のコースについても今年は増えたというような状況にございます。新しいコースを使っていただきました、細かく言えば1,993人でありますけれども、こういった皆さんからはこれ団体客等々とか町外のいわゆるマレット愛好家でない皆さん、たまには運動してみようとか楽しんでみようという皆さんを想定しているコースでありますので、本当にマレットゴルフを毎日しているような方については多分面白くないのかもしれませんけれども、そういう意味で言えば多くの皆さんからは自然コースも利用の視野に入ってきたというふうに思っておりまして、まだまだPRができなかったり当初は地盤が固くなかったりして使いづらかったわけですけれども、後半に入りましてそういった事もなくなってきました。あとトイレの問題とかいろんな問題もありましたので、来年度はもう少し人が入るように工夫をしていきたいというふうに思っております。 それと今回ああいった形にする事で50人とかから100人くらいの団体のマレットゴルフの利用もございました。プレーの後に焼肉広場ですとかながたの湯ですとか、そういった事をご利用いただく事もできましたのでこれから町外の皆さんに向けて、自然コースを含めて活用できるようにしなければいけないなというふうに思っております。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) できればマレットゴルフだけでなくて、今町長さんが言われたようにながたの湯へ入っていただいたり、またながた荘を使っていただくような形で何か良い方法でご努力をお願いしたいとこんなふうに思っています。 それと私9月の一般質問の時もお尋ねをしておりますが、このもみじ湖へ行く道路の件でございますけれど、たまたま私も期間中に4回ほど昼間あの道路を上まで上がって見てきました。その様子を見てきたなかで一番ひどかった時は長岡の入口から大型バスが詰まっておりまして、通常約15分で上まで上がれるわけですけれど45分ほども掛かってしまったわけです。上でまたバスの運転手さんに私お話を聞かせていただきました。「全くひどい狭い道ですね。」と「まいった。」というようなお話が多くありました。また、何とかこの一方通行にできないのかというような話しもありましたけど「交通上このいろいろの面で無理じゃないですか。」という声もされましたけれど、運転手さんの声にもありました。また9月にお尋ねした時に回答が「県道のために伊那建設事務所に伝えて改善をしていきたい。」との課長さんからの回答がございましたけれど、早い手配をいただいてそんなふうに改善をしていただきたい。非常に危険だという場面が見受けられますので、ぜひお願いしたいと思いますが再度お尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ダムへ向かう県道諏訪箕輪線については長岡からの登り口から数百mの区間が狭い、狭小という事で普通車での行き違いもなかなか難しいというような部分もございます。それは事実でございますので、ただあそこの場所については山がせまっていて川もあると、沢川があるという事でなかなか拡張・拡幅できるような部分がございませんが、車の避け合いができるような事は必要ではないかというふうに思っておりまして、現地を確認をさせていただいて伊那建設事務所の方に具体的なお願いをしていきたいというふうに私も所長の方にお話をさせていただいておりまして、今年の状況の台数、これ確定値がないんですけれども状況私も何度か行ってわかってるつもりですので、その点について実施をしていきたいというふうに思ってております。ただ歩いている方、ウォーキングのコース、ウォーキングをした場合のその歩いている方と車との関連というものがあるものですからその辺の心配、交通事故が起きないように心配はありますが、前から言いますがただ通り過ぎてしまえばいいというものでもないので、ゆっくりここは落ちついて運転をしながらもみじを見てもらうというそのくらいの余裕を持って楽しんでいただければというふうに思っております。何といっても全てを解決するというのはなかなか難しいものですから、それを逆手にとっていけるような事を考えないといけないなというふうに思っております。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) またこの道路の途中に町長さんも知っておられるか、小石が落石になる場所があるわけです。その場所に小石がかなり散乱をしてるのがしょっちゅうありまして、その石を片付けてくれている方が実はいるんです。本当に私も二度ほどその方とお会いしましたけれど頭が下がる思いであります。このような現状をせめて観光期間中だけでも町でも注意をしていただいているのかどうかちょっとわかりませんけれど、道路管理をしていた方がよいのではないかとこんなふうに思います。またもみじの時期が全部終わった時の先月の雪の降る前の11月23日の日ですけれど、私はまた上まで、ダムの上まで売店の所まで様子を見に行ってきてちょっとびっくりした様子がありました。それはなぜかと言いますと、沿線の両脇の木の枝がかなりに切り落とされているんです。それでその枝も下に落としたまま放置してありました。その後数日経ってますから、私行ってませんから片付けたかどうかは確認はしてありませんけれど、このある場所で一人の方、例の石を片付けている方ではないかと思いますけれど、その方と私お話をちょうど止めてお話をさせていただきました。その方が言うには「私は何十年もこの道を木々に手を入れてきた。沿線を管理・整備してきた。」という年配の方ですけれどもみじ湖を守る愛護会みたいな事をしてきたという方だそうですけれど「こんなふうに切ってしまってせっかく何十年も手を入れてきた木をえらい事をしてくれたな、こんなふうに枯らせてしまって。」と言っておりました。なぜこの木の枝を切る事をそういう方と相談しなかったのでしょうか。また、これは町がしたのかわかりませんけれど誰の指示で、どうして誰が切ったのかをお尋ねしたいと思います。また、長岡区あるいは両小河内の場所の部分も切ってあります。そんな事を相談をしたのかどうかもお尋ねしたいと思います。わかる範囲で結構です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 どなたからそういうお話をいただいたのか私も承知をしておりませんので特定を避けますけれども、今回の件につきましては枝払い等については町の方からお願いをしたところでございます。それは地域の皆さん、また施設を観光等させている皆さんからバス会社等から苦情がございまして、バスの運行が支障がない範囲でという事にしてございまして一定の枝払いはさせていただきました。しかし、それは今言われた方も多分そうだと思いますけども含めてお願いをしてございまして、私たちが切ったというよりはあの地域の草刈り等をお願いをしてる皆さんに切っていただいたという事でございまして、大方の皆さんには好評をいただいたというふうに思っております。道路の通行が邪魔になってもと言うか、いくらの支障があってもそれは切るべきでないというご意見の方もそれはいるんだと思いますが、そういうわけにはやはりいかないわけでありまして、一定の道路交通は確保しなければなりません。事故があったところを想定したり車に傷をつけたりというわけにはいきませんので必要なものはやむを得ない措置でありますけれども、切らさせていただいたという事でございます。すべてその場所がどうかという事は特定できませんが、トータルとすればそういった考え方のなかで実施をさせていただきました。枝払い後のものについては今処理してあるかどうか私もちょっと承知しておりませんが、全てがされていない部分もあるんだという事を当初聞いておりましたので、来年の草刈りやいろんな事に支障がないような形にはしなければいけないというふうに思っております。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) 私もその方のお話のなかで、今までどんなふうな形でやってきたかは理解してませんので何とも言えなくて返事もできなかったわけですけれど、町としてもそういう形の支障のある部分で落としたという事で理解をさせていただきます。それではこの問題は終わらせていただきます。 次に河川行政についてお尋ねいたします。今年も日本中各地で多くの風水害がありました。気象状況の変化で大雨や突風など、考えもしないような災害が各地で起きております。当町においてもいつこのような事が起こるかもしれず心配されるところです。 町内を西山より流れ出る水が天竜川まで流れ込む大きな川と言えば帯無川と深沢川の2本があります。私もこの2本の川を下流の天竜川から西の上古田までの帯無川、また深沢川の上流下古田までを歩いて危険な箇所がないかと見てまいりました。そのなかで気になる所が何カ所かありました。前段で唐澤議員さんよりこの質問のなかで回答がありましたので重複する事もあるかと思いますけれど、特に川の中に草木が多く生えていて、左右の護岸が一部崩れている場所などが見受けられました。このような場所は大雨が降った時、また水量が増した時などに流木等が絡んで非常に危険な事を感じました。一級河川だという事で管理するのは町ではないという事ですが、雨季の前に伊那建設事務所等に打ち合わせをしていただいて早いうちに手を打っていただきたいと思いますが、町長の見解をお尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねの帯無川ですとか深沢川につきましては、県管理河川という事はございますが大変延長も長いわけでありますし、まだ自然護岸になっていまして、そういったところが自然に掘割されているところがあるんだというふうに思います。この点については、まちづくり地区懇談会のなかでもご要望としていただいたところもございますので確認もしているところでございます。 この事についてはその毎年4月、5月になりますけれども河川調査を行いまして、倒木があるのかとか洗掘されてる場所があるのか、危険箇所を把握をして建設事務所の方に要望を出しております。建設事務所の方は自然護岸については現状ではそれをやるに越した事はないんですが、緊急性がないという判断をしている部分も相当あるんだと思うんですね。この辺私たちと専門家の皆さんとの見解の差という部分のもあるし、お金の掛けどころの問題だという事もあると思いますが、当町としては地域の皆さんの心配を少しでもなくすように現状把握に努めながら建設事務所の方に改善・要望を引き続き実施をしてまいります。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) 今町長さん懇談会の席という事でして、ちょうど町民懇談会で私も中原の会場へも参加をさせてもらった時に、中原の住民の方より帯無川の中原地籍で危険な箇所があるんだよという指摘もありましたのでぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に移りたいと思います。にこりこキッチンたべりこについてお伺いをいたします。前段で大槻議員さんよりも質問があり、町長さんより課長さんより回答をいただいておりますけど別の角度でちょっと質問をしたいと思います。売上金を持ち逃げした元調理人は出頭して逮捕されました。その罪は業務上横領罪という事ですが、公社を指定管理している町ではどのようにこの盗まれたお金を回収するつもりなのかお尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 被害金額の回収という事でございますが、現在町の顧問弁護士と水元の国選弁護人との間で被害弁償の交渉を行なっているところでございます。交渉内容は水元自身に資産とか収入はなくて身内からも支援がないという事でありますので、裁判が終わった場合に一体被害金額を幾つにしてそれをどう回収するかという問題になります。被害金額につきましては両弁護士で話し合いをした結果、被害金額の44万1,749円から7月の未払い分の委託料については差し引いた方がいいのではないかという事が両面弁護士によって確認をされました。4万4,444円でありますがそれを差し引きました39万7,305円、これが被害金額として確定をいたしまして私どもも同意をしたところでございます。この金額につきまして毎月1万円以上の分割弁済をして住所を移転した場合にはその都度町の顧問弁護士に連絡をするというような形で示談書の締結ができるようになりました。今月末までには示談書を締結をしてこれは水元も了解をしているところでございますので、回収に努めたいというふうに考えております。以上でございます。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) こういう方を従業員として採用する折の何かそういうところには問題があったんではないかという事ですが、町の皆さんは職員や従業員を採用する時は町は一体どのようにした採用をしているのかとか、また公社では従業員を採用するにはどのようにして採用しているかという事を町民は不思議がっております。当時この調理人を採用した時の事を誰が連れてきてどのような方法で採用したのか、わかる範囲で結構でございますのでお尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 水元につきましては採用形態はとっておりませんので以前からお話を申し上げているとおりで、雇用契約はこの者とはございません。事業委託をしておりまして店長としての業務を委託したというものであります。採用という事になるとまた違った場面もあるかと思いますが、今回の場合は水元自身が以前働いた事もあって承知をしていて声を掛けたところ了解をしていただいたので、どちらかと言いますとやや立て直しが必要だったたべりこに承知をしている、今までの状況を知っている者に来ていただいて、たべりこの運営をしていただきたいというそんな趣旨のなかで業務委託契約をしたものでございます。 当時の考え方からすれば一定の期間与えられた業務を受託して成果を上げてもらえば、これは公社の職員として採用する事も当然あり得るという前提ではありましたけれども、そんなつもりで委託契約を結び、いろんな事情でこんなふうになってしまいましたけれども当初は頑張って若干お客さんの減り気味のたべりこを元に戻そうという気概で委託を受けてもらったというふうに考えております。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) どんな会社でもコンビニであろうとも人やアルバイトを雇う場合には住所・氏名・年齢あるいは電話番号、もちろん履歴書等をいただいたり学生でしたら親の名前等は聞くのが当たり前のものです。どうかこのような事のないような形の採用方法で今後このような事がないようにお願いしたいと思います。 この問題で既に一昨日の新聞紙上に報道されておりまして、重複した形で回答は大変申し訳ないと思うんですが役員の処分について考えているという事が新聞紙上でも出ておりましたが、町長はどのようにするかをお尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 全員協議会等で議員の皆様にお話をしてきた経過のなかで、一定の時期が来た場合については町としての、町と言うか振興公社としての考え方を明らかにしなければいけないという事を申し上げてまいりました。それで水元自身が裁判手続に入りまして公判期日が決まってまいりまして、ほぼ本人も認めているというような状況、それと先ほど示談という話を申し上げましたけれども、民事的にも被害について賠償をするという事が示談書という形で締結ができる事になりましたので、この時点におきまして今回の事件のほぼ終了するという事になってまいりました。したがいまして振興公社としてまた町として一定のけじめと言いますかそんな事をしなければいけないというふうに思って今回お願いをしているところでございます。 私につきましては、指定管理を行っております町といたしまして十分指定管理先の振興公社、振興公社の社長私でありますけれども、そういったところに対する監督と言いますか指示が徹底をされないがためにこういった事案が起きたという事に鑑みまして、町長の給料月額の100分の10、10%の減額を1ヵ月するという事にさせていただきました。また代表取締役副社長であります白鳥副町長につきましては譴責処分という形にさせていただく事にいたしました。また、これは振興公社の職員であり代表取締役副社長である支配人につきましては、公社として給料月額の10%の減額を1ヵ月するというような形を取らさせていただきました。こういった処分の内容については、いろんな状況を見ながらまた今回非常にこの終わりを告げるまで時間が掛かってしまったというような事もございまして、そういった意味も含めてこれを機に新たな振興公社の体制と言いますか組織づくりをして頑張っていきたいという事で指定管理をする側もまた受ける側も新規一転やらさせていただきたいとそんな形で役員の処分を行うものでございます。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) それでは次に移ります。前段で荻原議員さんよりもありましたけれど、新図書館の建設の中断についてのご質問をしますので、重複した場合は誠にすいませんが同じような回答になるかと思いますけれどお願いいたします。現図書館の耐震改装が始まって新図書館の建設は当分ないものと判断しております。数年前より建設予定地であったJA箕輪支所には中止の説明がなされたのか。私は支所長さんとお話をさせてもらったなかで中断だというような話ですけれど正式なものがまだ来ないと。JAとしても早くここを何とかしなきゃならないからという事で、代表理事の征矢さんともお話をさせてもらって単独で考えなければしょうがないのではないかというような話がありましたけれどその事のお尋ねと、また商工会長さんとひと月くらい前ですけれどもお話をさせていただきました。商工会も今の現状ではどうしようもないと。早いうちに何とかしなくてはというなかでたまたま元からのJAの場所への話しがあったが、図書館中止という事になるとどうしたもんかなというような首を傾げておりました。 12月5日の本会議の後の全員協議会のなかで産業会館の改装と同時に商工会館に合わせて行うというようなお話があったかと思いますけれど、商工会もそのような説明がなされているのかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 新図書館の建設に係わる問題と耐震改修をしているという事については、先ほど状況についてご説明をさせていただきました。新しい図書館を現時点ですぐ建替えに入るという事はできない事についても申し上げたつもりでございます。私どもとすれば商工会又はJAについては一定の説明を今までしてきたつもりでありますが、足りないという事でありますので今の状況について改めて説明をさせていただきたいというふうに思っております。商工会につきましては今回の産業会館の改修にあたりまして、いわば膝をつけ合わせてお互いの確認をしてございますので、その事についてはよく承知をしているというふうに思いますが、図書館の問題について取り上げてしたわけではありませんのでその点についてはまた会長の方に説明をさせていただきます。 JAの関係につきましては建設場所の問題もありますので今現時点で申し上げるわけにはなかなかいかないわけですけれども、そうは言っても当初から見ていくと大分時間も経っておりますので改めてお会いをした段階で代表理事または本所の担当役員さんの方に説明をさせていただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) またJA支所に隣接します住民の方よりのお話ですが、旧国道より道を開けるというようなお話が当時あったと。家の移転もお願いしたいような旨のお話があったそうです。その後中止で取り止めになったというようなお話は聞いていないと言っているんですが、地元の住民への説明はちゃんとなされているのかお尋ねいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 27年の3月の段階で検証しまして結果を申し上げた段階で、地権者の皆さんにお話をさせていただきました。その事でご理解をいただいているというふうに思いますが心配な向きがありますれば、また担当課と相談させていただきたいと思います。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) よろしくお願いいたします。次に町の通信センターの管理運営についてをお尋ねいたします。町通信センターの管理はどこの担当がされているんでしょうか。またこのセンター内にはスタジオなども揃っているとお聞きしております。現在は外部に委託してお願いし費用を払っているそうですが、町でこのなかに専門の方を設置して運営できないものかとお尋ねいたしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 情報通信センターにつきましては、主に庁舎内の情報ネットワークの問題またもみじチャンネルなどの映像の編集また音声告知放送の拠点の建物になっておりまして、管理というお尋ねでございますが企画振興課の方で管理をしております。専門員を配置したらという事でありますが、スタジオや編集室は確かに設置をされておりまして、自主番組でありますもみじチャンネルを現在伊那ケーブルテレビに制作を委託をして編集作業等をそこで実施をしていただいているところでございます。 専門員の配置というような話でございますが、コストの面また専門性の面そういった面から見れば伊那ケーブルさんの方に業務委託をする方がよろしいんではないかというふうに思います。ただ町の情報発信という意味合いで常時いるという事はないかと思いますが、そういったものに長けた人間が必要な部分もある事は事実かなというふうに思います。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) また中に数十年前の町の様子を記録した当時の8mmテープ等があるそうです。それは当時この役場の職員でありました坪井さん方が記録したものや、また私もたまたま入部していたんですが40年ほど前になりますけれど視聴覚部という、今現在もあると思うんですが撮った記録等もあるはずです。ある方はその中の様子を見てそれらしきもののテープ類が放置されている。早く手を打たなければ劣化してしまうのではないかと言っております。どうかこのような貴重な記録また資料を今の技術の保存で何とかできないものかと思いますが、お尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 以前のテープのことを私承知しているわけでありませんけども、平成17年なんだそうですが、特別展で「箕輪町ができた頃・・・」というのを開催した事があるようでございます。その際に町の公民館の視聴覚部の皆さんにお願いをしてまして町の公民館に残っておりました8mmフィルムを編集し、DVDで昭和30年代の箕輪町の映像といったものを作成をした経過があるようでございます。昭和34年から40年くらいの出来事、町政の様子を取りまとめたものでありまして上映会の実施をしたという事のようでございます。したがいまして30年代のものはそういったもので整理をされているというふうに思います。 今伊藤議員さんがおっしゃっていただいたような放置されてるようなものってご指摘がございまして確認をしましたが、そういったところは実はなかったんですけれども未確認の映像があれば確かに貴重な資料でありますので、何らかの形で編集していく事は大事だというふうに思っております。教育委員会等一緒になりましてそういったものがあるかどうかの確認も含めてご指摘については承りました。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) 町の前にはこれ公民館が全部保存してたんじゃないかと、当時あった下の、今の松島コミュニティセンターですけどもあそこが当時公民館があったわけですけど、そこのげた箱の裏の所にひと部屋ありましてそこにかなりの量があった事を私も見ております。それであれだけの量っていうものはかなりのものですので、もう処分して捨ててしまったならないと思いますがどこかにあるんじゃないかっていう気がしますので、もしそんな事がありましたらぜひしたいと思ってこの質問は終わらせていただきます。 次に踏切の歩道の問題ですけれど、以前より私はしつこいぐらいに何回も質問をさせていただいております。先月までの工事で側溝へ蓋がされて道路が広くなり、おかげ様で車の通行ができるようになりました。町道337号線坂井第二踏切の東西はすれ違いもスムーズになり、皆さん喜んでおります。しかし踏切だけが狭く、歩いて渡る方は非常に危険な通行に不便を掛けております。踏切り全部の拡張はJRとの話し合いでかなり無理とお聞きはしておりますけれど、現場を見ていただけばよくわかりますけれど、側溝へ蓋がした段階であの延長へグレーチングの蓋だけすれば何とか歩道ができそうなふうに見えます。素人考えですが、私が見る限りそんなふうに見えますので何とかならないものかとお尋ねをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 工事が終了いたしました。建設課長から答弁をさせていただきます。 ○木村議長 建設課長 ◎柴建設課長 すみません。ここで区から要望のいただいておりました町道337号線の側溝工事も完了いたしまして、産業道路から踏切までの間について幅員が広がりまして通行がしやすくなりました。以前4m程度の道でしたが、約5mを超えるような道になったわけでございます。 坂井第二踏切につきましては以前から議会の答弁でもお話をさせていただいておりますけれども、今回歩道設置の要望という事で踏切を拡幅する、歩道をつくるという事に関しましては多額の費用と廃止する踏切の件もありまして難しい状況ではございますが、問題点といたしまして坂井第二踏切は国の指定する緊急対策踏切ではないという事、また踏切に接する道路に、前後の道路ですね、それについて歩道がないという事、歩道がある場合についてはその事業化、他の踏切を廃止しないでもできるというような事をJRさんから言われているわけですけど、前後にないという状況ですので車道を広げるという場合につきましてはやはり町内に23カ所の踏切があるわけですけれども、そのどれかを廃止というのが条件になってしまうというような事をお聞きしております。 あと自動車の交通量ですとか歩行者、自転車の交通量ですとかそういった問題がございますが地元の区の要望という事もこれからあるかもしれませんけど、そういった危惧もいただきながらまたJRと協議をさせていただきたいと。また水路の部分については別の形でどうにかならないかという事で協議していきたいと思います。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) よろしくお願いしたいと思います。最後に町の公共施設の入札方法についてをお尋ねいたします。昨日は沢保育園の建設につきまして安全祈願祭が無事挙行されましていよいよ工事が始まるわけですけれど、町の公共施設の沢保育園建設についての入札方法は総合評価落札方式を取り入れました。町内業者が本体工事を落札したという事で大変喜ばしい事と思います。 総合評価項目の内容を見ますると、工事実態や地域要件また地域貢献度など中には除雪契約またボランティア活動、消防団への協力活動などいろいろの要素が加わって評価点を重視している事につきまして、大変素晴らしい事だと思います。当たり前の事かとも言えますが大変よい評価方式だと思います。町では今後もこの総合評価方式で公共施設の建設等の折、入札を行っていくのかお尋ねをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 入札の方法等につきましてはこの方式だけではなくて、いろんなテーマがございまして本年度入札制度の改革をさせていただきました。その一つとして総合評価落札方式を採用したわけでありますが、価格と価格以外の工事の実績や地域に対する貢献度を総合的に評価をして落札者を決定するという制度でございまして、企業の技術力だとか地域に対する貢献意欲だとか、そういったものを向上させていくにはよろしい制度だというふうに思っております。 ただこれ難点がございまして、総合評価落札方式はその個別案件ごとに、町でいきますと県の総合評価技術委員会の助言をいただくというような部分もございまして、町独自でできないものでございまして専門的に私どもではできないという事なんですが、時間的な余裕があるというような事もございます。この方法で入札をする目安は基本的には1億円程度の事業かなというふうに思っておりますけれども、そういった規模の、とりわけ建築工事については総合評価落札方式を導入をしたいというふうに考えております。幅広い業者さんから品質の高いものを整備すると、そういう意味合いでの制度設計でございます。それと地域の皆さんに活躍をしていただくという制度でもございますので、この制度そのものの取り入れについては今後も検討していきたいというふうに思っております。 もう1点、入札に係わってはいろんな部分がありますけれども、工事種別によって町内に参加資格を有する方が少なくなってきている工手もございまして、そういったものの競争性をどうやって確保していくかというものを一方の問題があります。その点についても検討していく時期に来ているかなという事も合わせてお伝えをしていきたいと思っております。 ○木村議長 伊藤議員 ◆10番(伊藤議員) 大変町民の方からもそのような事で結構な事だというようなお声をいただいておりますので、今後もそのような形でぜひお願いいたしまして私の質問を終わらせております。 ○木村議長 これで10番 伊藤隆議員の質問は終わりました。 お諮りいたします。 本日の会議はこれで延会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○木村議長 ご異議ありませんのでそのように決定をいたしました。 本日の会議はこれにて延会といたします。ご苦労さまでした。 ◎笠原議会事務局長 ご起立願います。〔一同起立〕ご苦労さまでした。〔一同「ご苦労さまでした。」〕   午後4時33分 延会...