平成28年12月定例会
箕輪町議会会議録1.招集年月日 平成28年12月12日 午前9時00分2.招集場所 箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所 箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬──────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 平成28年12月12日 午前 9時00分 │議 長│ 木村 英雄 │ ├───┼──────────────────────┼───┼───────┤ │閉 会│ 平成28年12月12日 午後 4時33分 │議 長│ 木村 英雄 │ └───┴──────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員 出席議員 15人 欠席議員 0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────
┐ │議席│ │ 出 席 │議席│ │ 出 席 │ │ │ 氏 名 │ 欠
席 │ │ 氏 名 │ 欠
席 │ │番号│ │ の 別
│番号│ │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │1
│ 唐澤 千洋 │ 出 席 │ 9
│ 小出嶋文雄 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │2 │ 大槻 金吾 │ 出 席 │10│ 伊藤 隆 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │3
│ 下原甲子人 │ 出 席 │11│ 向山 章 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │4 │ 松本 五郎 │ 出 席 │12│ 釜屋 美春 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │5 │ 小島 常男 │ 出 席 │13│ 唐澤 敏 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │6 │ 中澤
清明 │ 出 席 │14
│ 岡田建二朗 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │7 │ 荻原 省三 │ 出 席 │15│ 木村
英雄 │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │8 │ 浦野 正雄 │ 出
席 │ │ │ │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────
┐ │事務局長 │ 笠原 毅 │書記 │ 田中 幸二 │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │町長 │ 白鳥 政徳
│水道課長 │ 清水 益夫 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │副町長 │ 白鳥
一利 │会計管理者 │ 松村 明 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │総務課長 │ 戸田 勝利 │教育長 │ 唐澤 義雄 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │税務課長 │ 深澤 一男
│学校教育課長 │ 日野 和政 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │企画振興課長 │ 中村 克寛
│文化スポーツ課長│ 唐澤 勝浩 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │政策調整担当課長│ 今井 政文
│代表監査委員 │ 松本 豊實 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │福祉課長 │ 安積 真人 │監査委員事務局長│ 笠原 毅 │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │子ども未来課長 │ 北條 治美
│ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │健康推進課長 │ 百瀬喜美子 │ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │産業振興課長 │ 唐澤 紀朗
│ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │商工観光推進室長│ 山口 弘司
│ │ │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────
┤ │建設課長 │ 柴 敏夫 │ │ │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程 平成28年12月
箕輪町議会定例会 議 事 日 程(第2号) 平成28年12月12日 午前9時開議 日程第1 一 般 質 問 議事のてんまつ
◎
笠原議会事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立願います。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご着席願います。 午前9時 開会
○木村議長 おはようございます。二十一節季大雪も過ぎ、目に見えて冬の到来を感じる今日この頃でございます。寒さも日に日に増しており体調を崩しやすい季節となりました。体調管理には十分ご留意いただきたいと思います。さて今日から2日間は一般質問であります。議員の皆様方には闊達な議論をお願いを申し上げます。 ただいまの出席議員は15人であります。 本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 本日の議事は一般質問であります。質問の順序はお手元の
一般質問通告書のとおりといたします。この順序により発言を許します。本定例会は一問一答方式により行います。質問者は質問席でお願いをいたします。答弁者は初回の答弁のみ演壇で行っていただきまして、以後は自席でお願いをいたします。質問時間は答弁を含め1人55分とし55分を過ぎてからは質問の答弁のみといたします。質問回数につきましては時間内であれば無制限といたします。持ち時間終了5分前になりましたら議場にアラーム音を流しお知らせいたします。質問並びに答弁は通告内容に沿ってなるべく重複しないよう具体的かつ簡明にしていただくよう特にお願いをいたします。 それではこれから一般質問を行います。 質問者を指名いたします。1番
唐澤千洋議員
◆1番(
唐澤千洋議員) 28年12月議会の1番くじを引かせていただきました。緊張感を持って通告書に従い順次質問をさせていただきます。 まず、
折り返し地点での町長の思いについて伺いたいと思います。昨年の12月議会で平成28年度予算編成について問うなかで就任1年を振り返っての感想をお聞きした経過がありますが、今回地元紙などの取材に2年間の経過を踏まえ、
折り返し地点での感想が述べられました。第5次振興計画の策定、昨日の沢保育園の改築、みのわ~れの開設など大型事業への取り組みがされてまいりました。とりわけ振興計画は人口減少社会において地方はどうあるべきかが試される10年計画であると言って過言ではありません。記者会見の全容が報道されたわけでありませんので、改めてこの席で
折り返し地点での町長の思いを伺いたいと思います。
○木村議長 答弁を求めます。町長
◎白鳥町長 ただいま
折り返し地点での思いというご質問をいただきました。11月の
定例記者懇談会におきまして就任から2年を経過すると、任期の折り返しという事から政策の進捗状況また2年間の思い等につきまして、その一端を述べさせていただきました。 最初に私自身が選挙の際に掲げさせていただいております、これまた町民の皆さんから信任をいただいたとそういう思いで遂行させていただいております7つの約束・基本政策30につきましては、私にとりましては町民の皆様との約束、町政運営の基本となるべきものでございます。それらを含めまして2年間実現に向けまして全力で取り組んできたつもりでありますけれども、町議会の皆様また町民の皆様に進捗状況をご覧をいただき、これまでの町政運営にご意見をいただければと、そんな思いで政策の進捗状況を申し上げたものでございます。 2年間という期間でありますのでそれほど長い期間ではありません。重点に置きました一部について申し上げさせていただきます。ただいま唐澤議員からもご質問のなかでございましたけれども、振興計画の策定という部分がございます。みのわ未来委員会を設置をいたしまして、住民の皆さんの意見を取り入れたなかで計画の策定、そして地方創生に係わる総合戦略の策定もさせていただきました。それらを受けまして、現在とりわけ地方創生につきましては矢継ぎ早に取り組んでいる部分もあるわけですけれども、2年間のなかでは事業としては非常に大きな部分を占めたというふうに思っております。 また情報発信力の強化につきましては、組織といたしましてはみのわの魅力発信室を設置をしたというような事もありまして、発信する
情報量そのものは増えてきたというふうに思いますけれども、外向けの発信力はそういう意味で次第に高まりつつあるというふうに思っております。最もこれも他の市町村等と比べまして見劣りする部分もまだあるというふうに思っておりますが、特に内向け、町民向けの部分についてもう少しレベルを上げていかなければいけないなというふうに思っております。 また施策の最も大事な部分であります人口減少対策について主眼を置き、取り組んだわけであります。移住定住対策を含めまして幾分成果、成果と言うまではいかないというふうに思いますが、本年度4月から11月までの人口につきましては減少に一定の歯止めが掛かっているというふうに考えているわけであります。一定のそういった数字も出ているという事でありまして、これは政策の効果というより瞬間的な数字だというふうに思っておりますが、そんな部分を非常に感じているところであります。 もう1点は懸案の保育園整備につきましては沢保育園が工事の発注という事になりまして、昨日起工式が行われまして工事の着手に取り掛かる事ができました。そんな点が事業等としては思いをいたすところでございます。 もう1点、これは当初から意識していたところではありますけれども住民の皆様との対話を意識をしないと施策が進まないという事、これは私が以前おりました県行政と基礎自治体等では大きく違うという事を改めて感じさせていただいた2年間でございます。概して総じて災害等もなく過ぎている事もありまして、私とすれば思い描いたとおりというわけにはいきませんが、まあまあというところかなというふう思っております。
○木村議長 唐澤議員
◆1番(
唐澤千洋議員) 行政は生き物であると教えられてまいりましたが、この2年間町政を執行するなかで、想定外の事業であると思った事は何かあったのかを伺いたいと思います。具体的に事業名が挙げれればお答えを合わせてお願いをいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 想定外というお話をいただきました。想定外と言いますか私が想定しなかったのが悪かったという部分もあるもんですから、何とも言えないわけでありますが、一つはやはりいくつかの場所で申し上げてきたところでもございますが、公共施設の長寿命化、耐震化といったものが当初私が考えていた内容ではなかったという事がございます。それらについては当然事業実施をしなければいけないわけでありまして、一定のこれは起債を発行して借金をしてという事になるわけでありますので財政的に厳しい部分がありますけれども、ややその部分は頭の痛いところだなというふうに思っているところがございます。 もう一つはこれはある意味私自身があまり考えていなかったと言えばそういう事なんですけれども、少子高齢化やそのコミュニティの希薄化などというような事のなかで区や常会などの地域の運営というようなものが思った以上に地域にとって負担であるというような事を言われる方が多くいらっしゃいまして、そういった意味での支援が必要だというふうに思っています。その町と区や常会との関係というのは言わば公式があって、こうあるべきだという姿を私自身は思っているわけですけれども、なかなかそうはいかないなというのが正直な実感でございます。 もう一つ、想定外という事ではありませんが財政的に
財政力指数そのものは高いわけですけれども、行われている収支を見るとかなり厳しい予算状況になっております。そういったなかで保育園の建設でありますとか図書館の建設でありますとかやらなければいけない事業があるわけですけれども、そういった事業の
スケジュール感を立てる事が非常に難しいというのがございます。今申し上げました3点につきましては想定外という事ではありませんけれども、かなり厳しいハードルだというふうに思っております。
○木村議長 唐澤議員
◆1番(
唐澤千洋議員) 今出ました耐震化については次の
インフラ整備等に対する答申のなかでお伺いをいたしたいと思っております。 公約の多くに手を付ける事ができたという新聞報道で、多くの町民は安心と期待を感じたものと思います。町長を褒貶するつもりはございません。後段、同様の質問の議員もありますので私は振興計画の推進・執行を堅持していただきたい。辣腕の町長に間違いのない舵取りを期待して次の質問に移らせていただきます。 次は
インフラ整備に対する投資について伺いたいと思います。先ほども申し上げましたようにこのほど第5次振興計画の実施計画書が示されました。9月議会でも29年度の政策予算を想定する必要から、複数の議員同様に早期の策定を求めたところであり、この程それが配付をされ説明がございました。中央自動車道に掛かる橋梁の
長寿命化事業、上下水道管路の布設替え、農業行政では圃場整備後の用水路改修などが限りなく出てくると想定されるわけであります。建築物の耐震構造の促進に関する法律を受け、3月には箕輪町
耐震改修促進計画が策定されたところであります。 箕輪町地域防災計画では、不特定多数の者が利用する建築物並びに学校及び医療機関等の応急対策上重要な建築物について耐震化の確保に配慮をする。特に、防災拠点となる公共施設の耐震化について数値目標を設定するなど計画的かつ効果的な実施に努めるとされております。このようななかで箕輪町図書館の耐震化工事が余儀なくされ、議会も関係予算を認める結果となりました。そこへ今度箕輪町
就業構造改善センターこと、現在の産業会館、商工会館などが耐震化の必要性と利活用の充実強化を図る事とし、改修計画が提案されました。 そこで伺います。昭和56年以前の耐震基準での同じ時期に建設された施設についてでありますが、私の記憶では昭和48年の郷土博物館、50年4月完成の図書館下にある
健康センターや松島春日町の
農業青少年センター、また制度の境目の木下原、上古田の
転作促進センターなどがあると思います。建造物だけでもこのように施設がありますが、町民体育館、武道館の調査についての調査結果は5月27日の
議会議員全員協議会に報告がありましたが、建造物以外の
上下水道処理施設あるいは道路、橋梁、用水路を始め区などに点在する箕輪町名義の建造物等が考えられます。当面、主たる
インフラ整備いわゆる耐震政策としての社会資本整備について財源対策を含め、どのようにお考えかを問うものであります。
○木村議長 町長
◎白鳥町長
インフラ整備全般についてのお尋ねをいただきました。耐震改修と
長寿命化施策というのは似ていてどちらが優先かというような部分も正直ございますが、1点、町内の既存建築物、これは住宅も含めてでありますが耐震性を確保するというような事から、耐震診断や耐震改修を促進をし地震対策に対応するという事でこの春、
耐震改修促進計画を策定をさせていただきました。 また、もう1点公共施設や道路、水道施設などのインフラの現況を明らかにし、中期的な更新経費を見込みながら総合的かつ計画的に管理をするというような事から、
公共施設総合管理計画を策定をし、公表させていただいたところでございます。公共施設を始めとしたインフラは、どうしても高度成長時代から一定期間のなかで建設等をしたものですから現在老朽化が進んできておりまして、個別の計画を立てながら計画的に更新をしていかなければいけないという部分がございます。そのなかでまずは耐震改修、耐震については何とか確保しなければいけないというふうに思っております。 お尋ねにもございましたが公共建築物の耐震化はやはり優先課題でありまして、不特定多数の方が訪れる公共建築物はこれ最低限耐震性を保持しなければいけないというふうに思っております。学校や庁舎については耐震性が確保されているわけでありますが、他の施設について図書館につきましては耐震工事を行っておりますが、それ以外の施設、これにつきましてはご提示もありましたが財政の課題もありますけれども、できるだけ早期に耐震性を確保してまいりたいと考えております。 お尋ねのなかで体育館、武道館については耐震診断の結果を申し上げてございまして、これは財政が許せばできるだけ早期にというふうに思っております。
青少年センターは耐震診断を今現在しております。また、
健康センターまた体育館の周りの施設につきましては今後できるだけ早期に改修をするか解体に向かうについては結論を出したいというふうに思っております。そのほか個別の状況でございますが、学校の施設の問題がございます。これは校舎や体育館など建物全般について、これは長寿命化という施策も含めて来年度以降計画策定をしたいと考えています。 道路につきましては個々の劣化状況に応じて対応するというような事、橋梁につきましては現在点検をしておりますので計画的に補修を実施をするという事でございますが、やや具体的に申し上げますと道路につきましては、平成26年に実施をしております
道路ストック舗装点検におきまして状態の悪い1、2級町道がございます。29年度、来年度は中曽根区内の舗装等を考えているところでございますが、それ以後については状況に応じて計画的に実施をしたいというふうに考えております。 または橋梁につきましては、
橋梁長寿命化計画や道路法に基づく法定点検を現在実施をしておりまして詳細な設計をした後という事になりますが、点検をしております箕輪橋や明神橋等につきまして早期の改修が必要だというふうに考えております。 また水道や下水道はこれは大変重要なライフラインであります。今後、中期的な計画を策定をしていきたいという事であります。
維持管理計画に基づき更新や改修という事でありますが財政的な課題もあります。国の補助制度や起債がどの程度取り入れられるかという問題もありますので、それらを最大限活用してそれぞれのものについて計画的に実施をしていきたいと考えております。以上でございます。
○木村議長 唐澤議員
◆1番(
唐澤千洋議員) 現在、実施計画書を見る中では
具体的財源対策が盛り込まれているかどうかというのはちょっと疑問を感ずるところであります。今の答弁でそれぞれ来年度に向けて計画を立てて考えたいという事でございますので、行政の責任として計画もないというわけにはいかないわけでございますので、その辺について十分計画を立てられる事を要望し、次の質問に移らせていただきたいと思います。 専門職だとか技術職員の組織化についてでございます。役場業務の専門性あるいは多様性が求められる今日、国家資格等を要した職員の採用がされ、行政サービスの向上は著しく高まっている事を評価するものであります。一級あるいは二級建築士、土木関係の技術者、民生関係では保健師、看護師、管理栄養士、介護福祉士、保育士等々の多くの資格者によって業務がなされている事は承知をしているところであります。例えば建築事業を例に取り上げますと、町の希望等を考慮した委託先の設計事務所案ができあがってまいります。そのほとんどが理事者と担当課によって精査され、大きな変更もなく建築が進められるケースがあるやに感じます。そこで、これら庁内の専門資格を有した職員がチーム制度を持って担当課の傘下で設計図書を精査する事で施設の耐久性、利便性、機能性あるいは安全性を始め、建設資材の検収、検討等が期待をされると考えるわけであります。また投資にふさわしい施設整備に繋がるのではないかという事を考えられるわけであります。また、ソフト事業の各種施策においても広範囲の有資格者やあるいは経験豊富な職員を活用する事で、素晴らしい施策が生まれていくのではないかと考えます。そこに行政への町民の期待と信頼が生まれてくると確信をするわけであります。こうした職員の登用と組織化について町長のお考えを伺うものであります。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 技術職等の専門職というお話でございます。保育士ですとか保健師ですとか栄養士ですとか、いわゆる民生部門を担当しております技術職につきましては、その専門の職場への配置という事になっておりまして採用も定期的に継続的に行うというふうに思っておりますし、現在はいわゆる健康管理部門と福祉部門それぞれを経験をしながらキャリアを上げていくというような事で、専門職としての道が開かれているというふうに思っております。もう1点はやはり建築士や土木等々でございますけれども、市町村において正規職員として採用するというのはなかなかこれ難しい事でありまして、やはり一般事務として採用した職員に現実問題としては担当していただいてるという事でございます。そうした事から資格等を所有している民間の出身者や町のOBというような皆さんの職員を雇用しながら専門性を高めているというのも実態でございます。技術的な専門性につきましては不安もありますので、特に建築についてはなかなか大きな物件を建設をするというような事も数ないのもございまして、昨年度から実施をしておりますがまた本年度も設備整備を進めております沢保育園や図書館の耐震工事につきましては、大規模で専門的な知識を要する事業だという事もございまして、設計から施工監理まで町職員が行う管理とは別に多くの
一級建築士等を持っております長野県住宅供給公社にその管理の一部をお願いをして契約をしている状況にございます。 本来ですと町の職員のなかに技術的な専門職があってその皆さんで実施をするというのが私はベストだというふうに思いますが、現時点でそういったものを採用したり派遣を受け入れるというような状況に、派遣先、県等々がございませんので今やり得る手法としてそんな事をさせていただいております。 また土木工事につきましては補助条件につきましては広域連合にあります土木振興課と契約をしまして、補助監督員として事業実施をしていただいているわけでございましてこれが今の現状でございます。 ご提案の組織化でありますとかプロジェクト化という事でありますけれども、そういったプロジェクトの設置という事はともかくとしてその関係課の職員で協議をし、技術者がいない部分を何とかして埋めていくという手法はあろうかと思います。一般の職員のなかにも職員採用後そういった資格を取った者また、たまたま大学等でそういった資格を取った者もおりますので、そういった皆さんにすべてお願いをするというのはなかなか仕事をしているなかでは難しいわけですけれども、やはり総合力で勝負をするという事になればそういった皆さんのお力を借りるという事も必要だというふうに思いますので、その点については今ご提案の組織化というような事が可能かどうか研究はしてみたいというふうに思っております。いずれにしても、より専門性が市町村においても高まっている事は事実でありますのでその点については意を用いていきたいと思っております。以上でございます。
○木村議長 唐澤議員
◆1番(
唐澤千洋議員) 私の申し上げてるのは後段のような組織化という意味で、現在資格を持っている職員等にそうした知恵を借りる、そういった専門の分野をつくるという事でなくてそうした有資格者の知識、知恵を借りて業務を完全なものにしていくという考えでどうかというふうに思っているわけですので、改めて申し上げて次の質問にいきたいと思います。 次に河川整備についてであります。樅の木川の上流それから帯無川河川整備につきましては何回か取り上げてきたところであります。樅の木川は富田区の南側を下り、中曽根の区の北を抜けて富島橋で帯無川と合流する河川であります。葦が繁茂して川を埋めつくし詩歌に読まれるような葦の風情は全くございません。野鳥の格好の住み家となり洪水災害、農産物の被害の原因にもなっているようであります。河川全体がそうした葦の根を取り除く大掛かりの排除作業が必要というふうに現場から感じるものであります。また帯無川は河川敷全体がアカシアに覆われており、先年地元の皆さんが伐採許可を得て整備をいたしましたが、アカシヤの特性で切ればかたきのように根から新たに茎が繁茂してくるわけでございまして、数年でジャングルのようになってしまうのが特性であります。帯無川は河川内全体に広がり、洪水時上流から流木でもあるとちょうど網の目のようになってしまうという状況にもございます。地元の切なる声をお聞き届きいただき、管理所管がそれぞれにまたがるわけでございますけれども関係機関と協議の上、対策を講ずる必要があるのではないかと考えるものであります。この辺についての町としての対策についてお聞きをするものであります。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 樅の木川とまた帯無川の河川整備という事についてお尋ねをいただきました。最初に樅の木川でございます。葦の撤去、土砂の除去というような事をしてきたわけであります。平成23年度からでありますが予算計上させていただきまして計画的に上流の部分から約750mほど土砂の除去を行ってまいりました。富田区内の住宅に近い箇所はほぼ終わっているわけでありまして、本年度は中曽根区に近くなってきている状況にございますが、川沿いの道路がないというような事で堆積した土砂の処理などの問題がありましてなかなか進まない状況になってきておりまして、現在一時中断をさせていただいて当面中曽根区内を実施をしたらどうかというふうに考えておりまして、地元区と今協議を進めさせていただいて中曽根区内についての土砂除去等を現在考えているところでございます。 もう1点帯無川でありますが、これ一級河川で県の管理河川でございます。建設事務所の方に今いただきました内容については強く申し上げていかなければいけないというふうに思っておりますが、お尋ねのなかにもありましたが河川敷に生えているアカシヤなどにつきましてはなかなか一度伐採してもまた生えてきてしまうという厄介な樹木でございまして、川の中だという事もありまして薬剤散布もできない状況でございます。薪というような形で伐採許可を出してきたところもあるようでございますので、そういった事も含めて整備につきましては伊那建設事務所の方に現状について説明させていただきたいと考えております。以上でございます。
○木村議長 唐澤議員
◆1番(
唐澤千洋議員) 地元から言いますと水利権あるいは水利に係わる慣習等があるわけでございまして、それぞれこういった事が履行できなくなるという部分もあるわけでございます。他の議員からも質問があろうかと思いますが、関係機関を通じて地域の要望を聞き入れ整備ができるよう関係機関に要望をお願いするところであります。 最後に文化財保護について教育委員会にお伺いをいたします。箕輪町には国指定重要文化財1件、憲法が2件、県指定天然記念物が3件、県指定史跡が3件、県選択無形民俗文化財が1件を始め50に届くほどの町指定文化財があり、町、地域、所有者などによって大切に保存され、温故知新のよすがになっておるわけであります。 老朽化した町内の文化財説明板が非常に気になります。松島北部の王墓古墳、長岡神社ハリギリ、木下芝宮のケヤキの説明板はコンクリート製で劣化が進み判読するに厳しいところであります。町が用意した2カ所に付けた説明板が王墓の説明板の代役をしているというように見受けるところであります。 また役場前庭には町発足30周年記念に築かれたものでありますけれども、その際現在の松島城跡の説明板が付けられました。室町中期に活躍した松島氏の本拠であるとされているからであります。実は現在の説明板以前にも高さ1.5mほどの角柱に松島城本城址とされた標柱がありましたが、本城と言い切るには抵抗があるとして現在の形となり、既に2代目の説明板であります。松島氏は武田勢伊那進攻の際に福与城の攻防戦で藤沢氏とともに破れたわけでございますが、松島の役場の西には松島氏の墓域があります。角柱の墓石の正面に松島城主対馬守頼実公墓とあり、裏面には享禄4年ですので1531年卯の年7月16日卒というふうに刻まれております。その隣には永禄乙丑ですね、1565年になるわけですけれども永光院殿伝相租直居士のお墓があります。この松島氏については説明看板がございますけれども、明音寺所有地の柵の中でありまして残念ながらその看板に近寄って見るには少し厳しいものがございます。またその内容も非常に看板としては寂しい感じがあるわけであります。さらに、役場前の説明板に役場西にこれら松島氏の墓域があるというような事で矢印だけでもあれば、その歴史観はさらに深まるのではないかというふうに思うわけであります。地域の文化や歴史をこんなところでアピールする事も地域創生の一つではないか、箕輪町の歴史観を与える事も大事ではないかというふうに思うわけであります。そうした看板等の整備計画を含め教育委員会のお考えを問うところでございます。
○木村議長 答弁を求めます。教育長
◎唐澤教育長 指定文化財の説明板等の劣化をしているというご指摘のご質問でございますが、お答えをしてまいります。指定文化財のうち建造物史跡、天然記念物等には今のお話のとおり説明板が設置されておりますが多くが昭和50年代から平成の前半に設置されたものが多くて、ご指摘のとおり古くなったり劣化をしているものが多いという現状ではございます。 平成21年度に神社本殿等の指定文化財の説明板を新しくし、その後も必要に応じて取り替えたり修繕してまいっているものも一部はございますが、まだ実施できていないものもご指摘のとおりございます。説明板を見やすいものにする事は必要な事だと認識しておりますので、町の指定文化財については説明板の見直しをして計画的に改めてまいりたいと思っております。また、それに合わせて中の説明についても時代が移っていますので修正等をするところはして直してまいりたいと思っています。 県の指定文化財については町だけではできませんので必要がある場合については県と相談をして対応してまいりたい。ただ、指定文化財以外のものについてはいろいろございますので対応を慎重にしてまいりたいなこんな事を思っていますし、今のご指摘のとおり文化としてこういったものをどう捉えていくかという事ですが、ここのところには直接係わりはございませんが、箕輪学でいわゆる箕輪の資料をつくるという事を今着手を始めています。そのなかで歴史の分野も入っていますので、そういったなかにこういった指定文化財等についても合わせて冊子のなかに取り入れてまいれればやっていきたいなと思っていますので、またそういったところでご協力いただければありがたいなと思っております。以上でございます。
○木村議長 唐澤議員
◆1番(
唐澤千洋議員) そうした説明板あるいは説明標柱等を設置する事で、子どもたちが通学路でそうしたものを見受ける事が非常に子どもたちの教育にも大事ではないかというふうに思うわけであります。そんな事を含めて誇り高い文化の町である事の証しがそこにも一つあるというご理解をいただく事が大事だと思いますし、そういった今ご答弁をいただきましたので期待をするところであります。以上でこの席での質問を終わらせていただきます。
○木村議長 これで1番
唐澤千洋議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。2番 大槻金吾議員
◆2番(大槻議員) それでは通告に従いまして質問をいたしますのでよろしくお願い申し上げます。まず高齢者ドライバーの交通事故が多発している問題であります。全国各地において高齢者ドライバーによる事故は、高速道路での逆走またアクセルとブレーキの踏み違いまた認知症と思われる事故、最近は人命に係わる悲惨な事故も大変多くなってきております。上伊那地方におきましても交通事故が多発しており、12月7日には交通死亡事故多発警報が出されました。今年の上伊那地方の交通死亡事故は既に10件を超えていると思われます。そのうち7件は高齢者であると報告をされております。当町として高齢者に対しての交通安全対策はどのように考えているのかまずお聞きをいたします。
○木村議長 答弁を求めます。町長
◎白鳥町長 高齢者の交通事故対策についてお尋ねをいただきました。最初に箕輪町におきます高齢者の事故の現状について申し上げたいというふうに思います。平成23年、5年ほど前という事になりますが人身事故93件のうち高齢者に係わる事故は30件という事で32.3%でございました。それが3年後、4年後になりますが26年には人身事故76件のうち31件という事で40.8%、昨年平成27年につきましては昨年は事故が多かったわけですけれども、95件の人身事故のうち44件が高齢者の事故という事で46.3%の高齢者の皆さんが事故に遭っているという状況でございます。ちなみに今年は12月5日現在箕輪町におきます人身事故・交通事故は55件でございまして、少なくはなっておりますが高齢者の事故割合は多くなっている状況にございます。以上のように高齢者が関係をします人身事故につきましてその割合が年々増加をしておりまして、実はこの割合は県平均と比べましても10%ほど高い数字になっております。原因といたしましては高齢者の人口の増加というような部分も私たちの町、特に急激に高齢化が伸びているというような事もありますのでそんな点もありますし、国道バイパスでありますとか県道での車両スピードの上昇などが考えられます。高齢者が関係する人身事故の内容といたしましては運転中のものが64.3%、同乗中が14.3%、歩行中が21.4%というような状況にございます。 お尋ねの高齢者の事故対策でありますけれども、交通安全協会を中心にいたしまして人波作戦などの街頭活動はもとよりでありますけれども、長寿クラブなどでき得る限り安全講話等を高齢者の皆さんに現状をお仕えをし、安全な運転・歩行等をしていただくという事、またそれらを広報車等による巡回で啓発活動してまいりたいと考えております。以上でございます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 最近高齢者の方々が運転免許証を返納する姿がテレビ等で報道されております。交通事故を自ら起こしてはならないという決意から返納している事と思われますが、当町は中心地へ来るのに車で5分から10分ぐらいで着いてしまうような円形に近い地形でございます。町地域公共交通網形成計画の素案がまとまり運行しているみのちゃんバスのダイヤ改正、また29年度の4月からは行政区間縦断バス路線を運行される予定でございます。さらにはデマンド交通等の導入の検討も計画されているようでございます。まさに交通弱者あるいは買い物弱者のための強い味方となってくるものと思われます。これらの計画もある意味、運転免許証を返納される高齢者の方々に対する施策と言えますが、これ以外に当町として免許証返納者に対してさらなる施策を考えているのでしょうか。この点についてお聞きを申し上げます。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 まず免許証の返納でございますが現在の状況について申し上げたいというふうに思います。免許証は免許の更新時に更新をしないという形のものもありますので正確な数字というふうにいかないわけですが、免許を所有して更新時でない段階で返納するというものにつきまして申し上げますと、平成26年が免許人口1万8,014人で高齢者は4,533人の方が免許を保有しておりまして、25.2%の方が免許保有でありますけれども自主的に返納した方は28人に留まっております。また昨年27年も1万8,015人が免許人口でございまして、うち高齢者が4,741人という事で26.3%の方が免許保有でございます。そのうち自主的に返納した方は29人という事で自主返納は非常に少ない状況だというふうに考えております。 どういうふうに免許の自主返納について考えるかという事でございますけれども、自主的に返納していただくという制度でございますのでその辺をどういうふうに考えるかという事でございます。過日、報道にもありましたが原村におきましてこれは出張窓口を設けて返納に来た方を役場で受け付けるというような事があったようでございますが、そんな手法も一つの方法かと思いますけれども私はやはりお尋ねにもありましたが交通安全といった視点だけではなくて、交通弱者に対する地域交通をどうするかというような事や福祉施策としてどういった事を考えればという、その視点を総合的に捉えまして自主返納が一定程度進めるように考えていく必要があろうかというふうに思います。現状を見ますと、現在のところ自主返納していただいた方に対する特典というのは変なものなんですがみのちゃんバスの無料化でありますとか、返納時の運転経歴証明書の提示によりましてタクシーが1割引きになるというような制度があるようなんですがそういった事になっておりますので、新たなやっぱり具体的なアクションが必要ではないかというふうに思っております。来年度以降早い段階で高齢者の交通対策を事故対策を取りまとめて返納も一つの手段だという事を町民の皆様にお示しをする時期に来ているというふうに考えております。まだ具体的なこうした方が良いというようなものは持ち合わせておりませんが、たまたまみのちゃんバスのダイヤ設定をこれからするところでもありますので、それらの中で交通全体の中でまた考えていく必要があろうかというふうに思っております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) これは宮崎県だったかと思いますが75歳以上の高齢者の運転免許証返納者に対してですね、返納した場合には14万円のタクシー券を交付していくようであります。これ1回限りという事でございますが高齢者による交通事故防止のためのこれも一つの方策とは思います。当町でも高齢者の免許証返納者に対して財政的支援をする考えがあるか、この点について町長にお伺いします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 財政的支援という事ですので、それは現金という形になるのかそれ以外の手法という事もあるんだというふうに思いますが、先ほど申し上げたように一定のアクションを起こす時期に来ているというふうには思っております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 当町のような「ほどほどの田舎暮らし」ですと車なしでは生活ができない環境となっているわけであります。人間の老化はだれにも平等に必ず訪れてくるものであります。訪れとともに視力ばかりでなく判断力も瞬発力も鈍くなり、車を運転していてもあるいは道路を歩いていても常に事故を背負っていると思わねばならない事になります。さらに、認知症という病気は高齢者ばかりでなく若者にも発症してくると言われております。認知症による交通事故も昨今の社会問題となってきているわけでございます。これは愛知県にある星城大学の教授らによる認知症予防に取り組む研究チームがですね、認知症のリスクをだれでも簡単に知る事ができるチェックリストを開発したとあります。表によりますと5年後の認知症になる確率が想定でき、質問の回答から出た点数が高ければ高いほど危険性が増し、逆に1点でも下げる努力をすれば予防効果が高くなるとされております。愛知県内の65歳以上で自立した生活者約6,800人に対して心身の状態や生活機能を項目に分けて調査し、5年間の健康状態を調べたとあります。町長の手元にも渡っているかと思いますチェックリスト表であります。教授らは「チェックリストには個人の取り組みや周囲の協力で変えられる項目が多く含まれている。高齢者が本人がリスクを自覚し、予防のための行動を起こすきっかけとして活用すると良い。」とされております。運転をする高齢者の方々にリスト表を配布しそれぞれが自分で採点し、自分の状態を自覚しながら交通事故防止と健康向上に繋がっていくものと考えられますが、この表も町で取り入れ活用されてはいかがでしょうか。町長の考えをお聞きいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 お尋ねの認知症のリスクを簡単に知る事ができるという事でこのチェックリスト私もやってみました。ちょっと心配だなというふうに思いましたけれども、確かに、このチェックリストによりまして自分の立ち位置と言いますかそういったものがわかり予防のためにそういった行動を起こすきっかけになるという意味では、非常におもしろい取り組みだなというふうに思います。これは愛知県の一地域で行われてる取り組みでありまして、その点不変性があるか等々は研究してみなければいけませんが、認知症のリスクを常に意識しなければいけない交通状況になっておりますので、一つの案として研究させていただきたいというふうに思っております。確かに高齢者の運転による痛ましい事故があちこちで報道されておりまして道交法等も改正をされてきているわけですけれども、高齢者の家族としては返納してもらいたいけれども当事者の理解が得られず返納がされないというのが実態としてございますので、こういった自己診断をする事でご本人の理解が進むという事もあろうかと思いますので一つの考え方として研究させていただきます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 一番大事な事はいつまでも若いころの気持ちで運転しておりまして、まだ私は大丈夫だという事が多いかと思います。こういうものを利用して自分が自覚するという事が大切ではないかと考えます。この12月1日から全国交通安全週間となっております。今の時期が1年で一番早く暗くなる時期であります。データでは10月から12月の夕暮れ時、いわゆる日没前後の1時間くらいが高齢者の交通事故は他の夏の時期と違って2倍となっているようであります。夕暮れ時また特に雨の日等は歩行者に気付くのが遅れてしまいます。またこの辺の特徴かもしれませんが、服装も黒系の上着を着用している方が多く、急に目の前で歩行者に気付きドキッとしたドライバーも多いかと思います。その点、白い上着やあるいはジャンパー等を着用していますと割合早くに歩行者がいる事に気付きます。発光タスキや腕章等、安全グッズの着用も大切であります。夕暮れ時や夜間はできる限り白系の上着の着用が自分の身を守る事になると考えます。学校帰り、特に部活等で帰りが遅くなる中学生や児童の皆さんも同じであります。町としてあるいはまた教育委員会としても何か啓発していく事ができないものか、この辺についてお聞きをいたします。
○木村議長 答弁を求めます。教育長
◎唐澤教育長 夕暮れ時の下校等の交通事故防止についてのお尋ねでございます。現在の状況でありますが、小学校ではこの冬期になりますと集団下校は夏場でもやっておりますが特に大事にしながら。また、下校時間を早く暗くなりますので早くするとかあるいは夕方になって歩かなければいけない時はライトを持って歩くとか。それから小学校の先生方が一緒に子どもたちと一緒に同行して通学路の安全を点検する等、冬場になって注意をしている部分ございます。中学校では、歩行者は横断歩道を渡る時にしっかり意思を示すと、車にわかるようにしなさいよとかあるいは道路の右側歩くとか、あるいはくつの反射板が下の方に付いているわけですけども、そういうものをいたずらしたりして見えにくくしないようにしようとか、あるいは自転車については前照灯を点ける。それから歩行者を追い抜く時とかあるいは仲間の自転車を追い抜かす時に右に出ますので後ろから来る車に十分注意するとか。冬場見えにくいという事のなかでこのような事をしております。 今ご指摘のように白っぽい物を着たらいいのではないかというご指摘がございますが、なかなか白い物を着るについてもいわゆる上に着るものですので、余計にお金も掛かったりとかこれを着なさいというわけになかなかまいらない部分がございます。ただ見やすい物を着る事は大事な事だと思いますし、また子どもたちの方へPRをしていく事は大事な事かな。あるいはまたタスキとかなかなか難しいんですけどもそういったものについても目立つ格好ができるようなPRをしてまいりたいなそんな事を思っています。ただ一番大事な事は夜子どもたちだけで出ないとか、その基本的なそこら辺があるいはどうしても出なければいけない時は光る物を付けるとか、何かそういったPRも必要かな。私自身思っているんですが、セーフコミュニティの町という事で今箕輪町は進めています。いわゆる子どもたちの方からすると、あるいは学校側からすると注意をして今言うような形で運転手さんに見せていく事が一つ。反対にいくと運転者の方もセーフコミュニティの町だから自分たちの町の子どもや孫を大事にする、子どもや孫に温かい運転を心掛けるという事も特に暗いこういう冬場ですので、そんな心構えも合わせてPRをしていっていただければありがたいかなという事も私自身としては思っております。以上でございます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) ドライバーに関しましても、夕方ライトを点けないというドライバーも数多く見られるわけでございます。ドライバー側も歩行者に十分注意していっていただきたいと思うわけでございます。 次に観光行政についてお伺いをいたします。町長就任から2年が経ちました。町長は11月末までの基本政策集30の実施状況をまとめ公表されました。それを見ますと達成済みが30%、計画的に進捗しているが51%となっており、順調な成果を上げられていると思います。この基本政策30のなかの農・商・工連携による体験型農業の提案についてであります。以前にも申し上げましたが観光振興には広域的な取り組みが必要であります。ある観光分析資料を見ますと、県内の観光地で注目を集めている資源は松本城、上高地、軽井沢、善光寺などで諏訪地方を除けばほとんどが南信以外の観光地であります。伊那地域では春に限るかと思いますが、高遠城跡公園があるのみでございます。上伊那・下伊那地域では観光資源の開発が必要であります。南アルプス、中央ジオパークの取り組みに期待するものでありこれらに合わせて市町村の取り組みも重要となってまいります。町長は広域観光ルートづくりのなかに、農・商・工連携による体験型観光の提案を挙げ取り組んでおります。実施状況を見ますと1年目、2年目において農業体験、健康幸せツアー実施をしたとあります。この農業体験、健康幸せツアーの実施に内容とその成果はどうであったのかここでお聞きをいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 農業体験また健康幸せツアーの状況という事でございます。町におきましては、これは平成22年度からでありますけれども農業と健康づくり事業を結び付けるというような事で食・農・健康とこういったテーマでグリーンツーリズム事業を実施をしてまいりました。地域の活性化、健康増進、交流人口の増加そして観光振興といった目的になっているわけですけれども、やや観光振興という目的というよりは農と健康の結び付き、そんなところが非常に大きいのかなというふうに思っております。本年度も健康幸せツアー、農業体験等を実施をしまして延べの人数では1,204名の参加がございました。内訳を申し上げますと、健康幸せツアーには昨年比26人増になりますが152人の方が農業体験、これは田んぼ体験、野菜畑体験ありますけれども46人の方が17人増でありますが、ただ今年は天候不順の影響もございまして募集はしたんだけれども悪天候で中止になったというケースは何件もございまして、思ったほど人数が上がらなかったというような部分もございます。またJAの果樹オーナーでリンゴ・梨それぞれ、りんごにつきましては735人の方が梨につきましては271人の方が参加をいただいておりまして、トータル1,204人のご参加をいただきました。ほぼ昨年並みというような感じでございました。自然や農家さんとふれあうというような事で本物の体験ができる、また「土手お茶会」と称して参加をいただいておりますが、地場の野菜を堪能していただくというような事でお客様からは肯定的な意見を多くいただいているところでございますし、箕輪町のPRになっているというふうに思っております。しかしややメニューがマンネリ化していると言いますかそんなところもございまして、少し事業の検討が必要な時期に来てるというのが私の率直なところでございます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 農業体験、そして健康幸せツアーは今まで町が行ってきた施策を観光に結び付ける取り組みであろうかと思います。ジオパークを中心に広域的な観光資源の開発と共にさらに磨き上げる事が必要かと思うわけであります。 今後の予定としての企画の検証の実施について伺います。南信地域、特に上伊那・下伊那地域は主立った観光資源がなくリニア中央新幹線開通を目指し広域的な取り組みはもちろん、町としても観光施策を充実させる必要があります。農・商・工連携による体験型観光の提案を見ますと、今後の取り組みに企画を検証し実施していくとあります。振興計画実施計画を見ましても、新規の企画検証という項目が見当たりませんのでこれは農業体験、健康幸せツアーの企画の検証実施という事だと考えられますが、この企画の検証と実施とはどのような事かお尋ねいたします。また、新しい観光施策の企画も必要かと思いますが企画等ありましたら考えをお聞きするものであります。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 先ほどややメニューとしてのマンネリ感があるというお話をいたしましたけれども、私とすればものの豊かさから心の豊かさへ価値観が大きく転換しているというなかでございます。新しい価値観を生み出すようなもの、趣味とか生き方とかそういったものに重きを置いたようなメニューというものができないかというのは一般論として考えていかなければいけないというふうに思っております。本年度予定をしておりましたグリーンツーリズムに係わる事業が終了しておりまして、推進協議会の役員の皆さんそして振興公社の皆さん携わった皆さんで事業の振り返りを今しているところであります。役員会のなかでは、悪天候で開催できなかったプランがあるんだけれどもこういったものは予備日を設ける等何か工夫ができないかというようなご意見や、トラクター等圃場の一角において自由に乗ってもらったり記念撮影をするというような方法はできないのかというような事、また圃場の移動を伴わないサイドメニューのようなものを充実させたらどうかというような事、また協議会の体制だとかメンバーだとかこういった点についても考える時期に来ているというようなお話をいただいております。箕輪町だけでこの事を終了するのではなく、お尋ねのように観光全体とか上伊那全体の体験ツアーとかそういった方に広げていった方が都市部からのお客様を引きつけやすいという事もあろうかと思います。移住・定住対策を進めるに当たっては単に都市部と箕輪町の交流というだけではなくて、上伊那全体を知ったなかで箕輪町を選んでもらうというような手法もあるかと思いますので、その点についてどんなメニューを示していったほうが良いのか少し協議会のあり方も含めて検討させていただいてるところでございます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 今トラクターというお話がございました。斬新な計画かと思いますので実施の方向でぜひ検討を願いたいと思います。 次に協議会組織に若年層も取り組むという内容について伺います。先日私たち議会も町民の皆さんとの意見交換会を行いました。子育て世代の皆さんの考えを聞く有意義な機会でありました。これからは若い皆さんの考え方を政策に取り組む事は大変重要であると考えさせられたものであります。町長は農・商・工連携による体験型観光の提案のなかで今後協議会の組織に若年層を取り込むとの考えをお持ちのようでございます。その具体的な方策と若い皆さんに何を期待していくのかお聞きを申し上げます。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 グリーンツーリズムにつきましては推進協議会をつくりましてその皆さんが主体になって実施をしてきていただいている。どちらかと言えばボランティア的な組織という事で大変ありがたく思っているわけでありますが、発足をしまして8年が経過をしたという事もございまして、指導者の皆さんの高齢化が進んでおりまして若手の農家の参画が期待をされているところでございます。役員会のなかでも協議会の体制についてそろそろ検討する時期に来ているという事は会長以下お話をいただいておりまして、そんな方向で今検討が始まったところでございます。やはり若年層にも積極的に参加をしていただくように呼び掛けていかなければいけないという事がございます。ただ30代、40代の農家の皆さんまさに現役世代でありまして、こういったところになかなか参加をしていただけない部分もありますが、実際の体験に携わるスタッフとして何とか対応できないのかなというようなそんな点については、公募方式も含めて考えていきたいというふうに協議会では考えているようでございます。やはり地域や人材を知っていただくという意味では、もちろん今までの指導者の皆さんもそうでありますし大事な事でありますけれども、若手の皆さんの箕輪町での係わりというものを見ていただく事によって都市部の皆さんとの交流がさらに進むというふうに考えておりますので、そんな皆さんの参画をぜひ協議会の中に取り入れてまいりたいと考えております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 次にですね観光と農業、スポーツを組み合わせた施策についてお伺いをいたします。私はこの6月議会でも観光について提案をさせていただきました。観光は、さまざまな分野の施策が一体化する事で地域の魅力を引き出しPRを進め集客へと繋がります。 先日の信毎新聞に松本マラソンの記事がありました。来年の10月1日に市内発着でフルマラソン大会の開催を決めたようであります。この松本マラソンの経済効果は9億5,000万にのぼるとの事であります。ボランティアの確保やコース沿線の地元区の協力等、運営は大変であろうと感じます。しかしその経済効果の大きさには改めて驚いているところであります。また、お隣の南箕輪村では毎年経ヶ岳バーティカルリミットといういわゆるトレイルランニングレースを行っています。いわゆる山登りマラソンと言いますでしょうか、この事に昨年は742名もの参加があり伊那谷の地形を有効利用した魅力的な大会を開催しております。大会参加者の宿泊施設を紹介するなど、村の活性化へ結び付け効果を上げているようであります。当町議会でもマラソン大会の開催を求めた発言もございました。ながたを中心とした観光資源の活用と交流人口の増加についても提案をいたしました。町長も観光と農業、スポーツを組み合わせた施策を研究したいと答弁をされております。29年度以降に向けどのような事業を考えまた実施していこうとしているのか、考えをお伺いするものでございます。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 観光と農業またはスポーツを組み合わせるというのは非常に重要な事でありまして、現在行われている健康幸せツアーだけでそれができるというふうに私も思っておりません。したがいまして、スポーツのサイドからどんな形で町外からのお客様をお呼びをして交流ができたり、箕輪町を知っていただくという手法があるのかという事で現在文化スポーツ課の方でそれについて検討している最中でございまして、来年度実施にすぐ結び付くかどうか若干難しいところもありますけれども、基本的には走る、歩くそんなレベルでその手法を使いながら何かできないかという事を今検討している最中でございます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) ぜひですね実施して町の活性化に繋げていってほしいと考えます。次に町観光協会が主催をしました秋のウォーキング大会でございます。本年から町の観光資源を活用した事業展開を本格化させ、もみじ湖のPRとスポーツと健康を絡め交流人口増に向けて計画・実施されたとあります。秋のもみじ湖ウォーキング大会はどのようであったか。町内外の参加者の感想は。またこの大会の成果と今後についての考えはどのようなものかお聞きをするものでございます。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 もみじ湖ウォーキング大会でありますが11月5日でございました。観光協会の主催でウォーキングイベントを開催をさせていただきました。紅葉の時期というような事、また好天に恵まれたというような事もございまして250名の参加者をいただきました。ややPR不足というような事もございましたけれども、町外からも多くのお客さんもお越しをいただきましてお祭りをしていたというような事もありまして全体とすれば好評であったというふうに思っております。初めての開催という事で駐車場の確保でありますとかコース設定でありますとか、PR等についての問題はあろうかというふうに思いますけれども、全体とすればかなり楽しめた有意義な大会だというふうに思っております。コースの見直し等が必要かどうかも含めて、来年度以降の開催について今後観光協会主催でありますので協会として考えてまいりたいと思っております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 好評であったとの事でございます。ぜひですねこれを第1回として長く続けて、箕輪町のいわゆる秋の名物行事と、夢まつりと絡めながらぜひ継続を願うものであります。 次にふるさと納税返礼品についてお聞きをいたします。ふるさと納税の返礼品の扱いにつきましては各市町村において種々ご意見が出されているところであります。しかし、それぞれの市町村の考え方に基づいて取り扱われているものと考えます。当町もふるさと応援寄附金の返礼品の充実に力を注いでいるかと思います。寄附金も15年度は14年度の6倍の実績があったようでございます。16年度の状況はどのようになっているのでしょうか、お聞きをいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 ふるさと納税の返礼品につきましてはいろんなご意見もございます。私は返礼品合戦に直接参加するつもりはございませんが、そんななかでもやはり箕輪町を知ってもらうというような意味合いでふるさと納税の確保という意味も含めて町なりに頑張っているところでございます。 27年度の年間の寄附実績は2,848件2,927万円でございました。11月30日時点で本年度2,700件3,783万円のご寄附をいただいておりまして大変ありがたく思っております。返礼品についても充実をしてきているというふうに思います。それらをこれまで以上にPRを重ねてまいりたいと思っております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 財源確保は大変重要であり、ふるさと納税も重要な財源であろうかと感じておりますが当町も充実した返礼品のために出品をしていただく事業者の募集あるいは協力を呼び掛けておりました。出品していただく事業者の参加についてはどのようなふうになっているかお聞きをいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 出店事業者でございます。年1回の募集説明会をさせていただきまして、その後随時受け付けているという状況にございます。またこちらからも開拓もしているというのが実態でございます。12月1日現在でございますが17事業者にご協力いただいておりまして、99品目の返礼品リストをつくりお願いをしているところでございます。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 夏からだいぶ増えたように感じております。返礼品につきましては当然あれが良いこれが良いというような希望があろうかと思います。箕輪町におきまして大変な今99品目というような種類がございますが、どんな商品が一番ご注文と言うか人気がありますか。人気の高い順にわかりましたら商品名をお聞きするところでございます。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 なかなか商品名というのも問題なんですが、現在のところ人気の高い返礼品というような事でありますとこれは重量によってだいぶ人気が上がったり下がったりしている部分でありますが、箕輪町産のコシヒカリが一番であります。これは27年度ですと583件の方でこれが一番多いという事でしょうか。次に箕輪町産りんごと煮込んだチャーシューというようなものが345件というような状況でございました。その他そばの乾麺でありますがこれらは8割そば、10割そばそれぞれ300件ずつ、トータルすると600件という事でトータルすれば一番これが人気の高い商品というような事になっております。一番課題はお米であります。米についてはやはり上伊那産は人気の高いものでありますけれども、これをどうやって返礼品にしていくかというのは非常に難しい問題が多々ございまして、量の問題も含めてこの辺についてはJA等とご相談をしながら実施をしているわけですけれども、量の確保を含めて課題だというふうに思っております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) 米が人気の商品のようでございます。以前に同じような質問のなかで当町は野菜セットが大人気であるとこういう答弁、前の町長ですか答弁がありましたが、この野菜セットについては現在どのような取り扱いになっておりますかお聞きします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 野菜については現在取扱っていないという事ではありませんけれども、全体の量を集めていく事またそれぞれお返しをする時期等の問題もありましてなかなか難しい部分がございます。それと一括してどこかで町のものを集めていく、にこりこでやっていたわけですけれどもそういった課題をクリアしなければいけないという事で現時点ではそんなに多くしている状況にはございません。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) やはり地元の野菜等々はこれはどこ行っても大変な人気があるわけでございます。ぜひですね、確かに時期的なものはございますけれども一つの箕輪町のブランド品としてぜひ取り扱っていけるようにご努力をお願いしたいと思います。 次にこども音楽コンクールについてお伺いをいたします。本年11月23日東京で開催されましたこども音楽コンクール東日本大会で箕輪中部小学校合唱団が最優秀賞を受けました。東日本4県7校の出場のなか中部小の磨きを掛けた歌声が最上位に輝いたとあります。さらに来年1月に東京で開かれる全国大会への出場も決まっております。中部小は3年連続で全国大会出場の快挙であります。しかも昨年は全国2位の審査員特別賞を受けている合唱団でございます。この大会、中学校の部にも箕輪中学校合唱部も出場し優秀賞を受けております。ダブル受賞でございます。まさに町の誇りであると考えてもいいかと思います。町として大会前に壮行激励会を開催しエールを送ったらいかがかと思います。住民の皆さんのなかにもぜひ1度聞きたいという声もあります。教育長の積極的なる答弁を期待いたします。
○木村議長 教育長
◎唐澤教育長 大変ありがたいご提案をいただきました。ただ合唱部以外にもいろいろな部もございますし、またスポーツ関係等たくさん表彰していただいたりあるいは上の大会に行くそういった部分もございます。当町は小学校も中学も含めてですけどもこういった部活動関係の県大会以上については補助をいただき、またこの議会でも補正予算を組んでいただいて補助をしております。そういった関係もあって出て行くけれどもお金が足りないとかそういう事がなくて、バス代等補助をしていただいているそういうありがたみもございます。ただ他の種目の関係とそれから学校のいろんな状況それから施設等行くまでに日程等の事もございますので、できるとしても大会が終わってから時間が過ぎてからという事以外はちょっと今のところ難しいかなという事を思っています。また校長先生等と相談をするという事は可能でございますがそういったふうに考えておりますし、もう一つはできれば、例えば中部小の合唱部ですけど今週末に町でクリスマスコンサートございます。ですので聞きたい人は500円払って聞いていただければなという事も思っておりますので、全く何もなければそういった事も考えますがそういった機会もございますので、ぜひ検討はしてみますのでここでお答えできますとは言えませんが検討はしてまいりたいと思っています。以上です。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) クリスマス会があるという事は私も知っておりましたが、500円の子どもたちが多く出る会に入場料はしっかり取られるような気がしまして、この事を言ったわけでございます。確かにですね大会前は日程が苦しいかと思いますけれども終わった後でも結構でございます。箕中合唱部並びにブラスバンドチーム、あるいは箕輪太鼓としっかりと絡んだ発表会ができたらと思います。6番を議長、先にお願いしたいと思います。 諏訪湖周最終処分場計画についてお聞きをいたします。町長におかれましても既に細かな情報が入っているかと思いますが、諏訪市湖南の板沢地区は諏訪管内であります。しかし集落は上伊那側の谷にあります。この板沢地区に湖周最終処分場を建設するという事でございます。板沢を通る県道諏訪箕輪線の他流域は鴻之田川、上野川へと合流をしております。しかし上伊那の水源であるもみじ湖への直接の流入はありません。先週、辰野町町議会でも数人の議員が質問をし大きな問題となっております。辰野の地元の沢底や平出の区の皆さんも反対をしているようであります。諏訪の組合側の対応も決して正しかったとは言えないと私も感じております。辰野町の関係区長さんも竜東だけでなく町全体、さらには上伊那の問題として考えてもらいたいと声を挙げております。この件に関して町長何か考えを持っているかお伺いをいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 湖周の最終処分場の問題につきましては私ども報道等で知っているところでございまして、まだ辰野町との連絡等も取ってございませんので詳細な経過について私も承知をしておりませんし、上伊那広域連合としてもそういった話題はまだございません。予定されている土地につきましてはもみじ湖等また沢川への影響は考えられない場所でもありますので、当町としては現時点ではその成り行きに注目をさせていただいているという事でございます。私どものところもクローズではありませんが、最終処分場をこれからクリーンセンター八乙女へつくっていくという地域でもございます。町民の皆さんのご理解がなければこういった事はできないわけでありまして、他の地域の問題でありますけれども注意深く見守ってまいりたいと考えております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) この事もまだ決定したわけではありませんけれども、白紙撤回をという声もあります。白紙撤回なら後山地区の方へどうかななんていう話もありました。注意していかねばと考えます。当町も人ごとでなく上伊那地区全体の問題として捉え、対応を考えていってもらいたいと思います。 次にですね、たべりこについてお伺いをしたいと思います。たべりこにつきましては本年あってはならない事が起き、お客様や町民の皆さんに大変なる不安やご不便をお掛けいたしました。新しい調理人さんが入り立て直しに頑張っている事と思います。1日も早い信頼と安心のできる店づくりに心掛けてほしいと思います。こんななか本年は休業日も多くなってしまったと思いますが現状、経営内容についてどのようか、説明できる範囲でお答えいただけたらと思います。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 たべりこの不祥事については本当に改めて申し訳なかったというふうに思っております。現在の経営状況につきまして産業振興課長の方から説明をさせていただきます。
○木村議長 産業振興課長
◎唐澤産業振興課長 それでは経営状況という事でこちらで掴んでいる数字の方を申し上げてまいりたいと思います。平成27年度 第18期の営業実績から申し上げます。来店者数が2万1,690人、営業収入から費用を引きまして120万円の損失というふうになっております。今年の4月以降ですけれども昨年の同期、4月から11月と比較しますと人数が平成27年度は1万7,100人少し、それから28年度が1万3,700人余りとなっておりまして3,400人ほど減少しております。売上につきましても同様に420万弱ほど減少した形になっております。これにつきまして天気の関係、今年は特にそうですけれども観光シーズンの赤そばの見頃の悪天候の要因による入込客数の原因が大きな減少の一つではないかというふうに考えております。以上です。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) たべりこの営業時間を見ますと午前11時オープン午後3時終了、オーダーストップが午後2時となっております。休業内容は8月から11月が無休、12月から7月が毎週の火曜日が定休日、年末年始は休業となっています。週1日の休日はやむを得ないと考えます。お盆は営業しても8月から11月は無休でなく週1日の期日を取っても良いのではないかと感じます。町長は以前答弁のなかで「たべりこはそばが目玉である。」と申しておりましたが町長どうでしたでしょうか。そばが目玉という、私に答えていただきました。年末は日本全国年越しそばとおおよそ日本人は心得ているわけであります。そばやさんならば年末だけでも営業を考えてみては。また営業しなければならないと考えますがこの点について町長お考えはいかがでしょうか。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 年越しそばがなければ次の年を迎えられないというのが日本の習慣なんでしょうか、そういった意味ではそういった事も一つの手法だというふうに思いますが、赤そばそのものを年末食べなければいけないかどうかよくわかりませんので少し検討させています。いずれにしても営業時間について今お話をいただきましたが、この問題は現在のたべりこの運営のなかでは職員数等々から休みを取らざるを得ないという部分もございまして、やむを得ない判断だというふうに思っております。道の駅の構想もありましてその際には大きく変更していかざるを得ないというところでございますので、その際全体として検討させていただきたいというふうに思っております。
○木村議長 大槻議員
◆2番(大槻議員) そば屋さんでありますので年末はぜひそばを営業していただきたいと思います。長らくの赤字となっております。午後3時閉店という事でございます。夕方の営業を考えたらどうか、またメニューの再考も考えたらどうかと思います。 最後に1点、営業中とか準備中の看板がございます。営業終了後にまだ準備中という看板を掲げますね。あるお年寄りが、準備中なのでこれからやるだろうとずっと待っていたらその日は営業がなかったというばかな事があります。先だっても私4時頃見に行ったら、5時近くですか準備中でございます。これ夕方は営業するのかなと知らない人は考えてしまいます。この事もぜひご訂正を願い、箕輪町町民のためまた上伊那地域発展のためさらなる向上をしていただける事を願い、私の質問を終わらせていただきます。
○木村議長 これで2番 大槻金吾議員の質問は終わりました。会議の途中でありますがここで暫時休憩といたします。再開を午前10時50分といたします。 午前10時31分 休憩 午前10時50分 再開
○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。4番 松本五郎議員
◆4番(松本議員) それでは通告書どおり質問をしたいと思います。昨年の12月に医療問題に関係する質問をしていますが、住民にとっては重要な課題ですので質問をしたいと思います。 地域医療構想が今年度中に策定されます。これは長野県内を10地域に分け、人口予測から地域ごとどのような機能の病床がどの程度必要かを定めるものです。9月2日には「長野県地域医療構想」の素案が公表され、2025年に必要とされる病床数が示されています。長野県全体で1万6,839床にする計画で現在の稼働病床1万8,519床からマイナス1,680床削減する想定です。県の地域医療構想における病床数の必要量の推計についてのところでは、長野県の2025年の病床数の必要性量の推計は医療機関所在地ベースで行うと記されていて、推計値が県の病床の削減目標といった性格を持つものではない。また現在稼働している病床を削減させるような権限は県には存在しないと記されています。上伊那郡は県内でも最も病床の少ない地域の一つです。箕輪町の対応策はどのように行うのか町長の見解をお伺いしたいと思います。
○木村議長 答弁を求めます。町長
◎白鳥町長 地域医療構想につきましてお尋ねをいただきました。この地域医療構想につきましては、平成26年に成立をしております医療介護総合確保推進法によりまして、県におきまして地域における効率的・効果的な医療体制を確保するために将来のあるべき姿を示す地域医療構想を医療計画のなかに入れ込むと、そういった策定をするというものが定められておりまして実施をされているものでございます。この構想の策定に当たりまして3回から4回の調整会議を二次医療圏ごとに実施をしてまいりました。そして県全体の策定委員会で検討するという手順でございます。11月4日に第5回の策定委員会が開かれまして、その意見を反映した案で12月9日から1月10日までパブリックコメントを実施をしているところでございます。2月には第6回の策定委員会が開かれまして現在示されている構想案を決定をし、県の医療審議会で確定をし地域医療構想として第6次の医療計画のなかに追求するという事になっております。 この間、上伊那地域におきましては調整会議を先ほど申し上げましたような形で調整・設置をし協議をしてまいりました。特に、上伊那におきましては大きな課題であるという強い認識のなかで知事に対しまして要望書を提出をするという事になりまして、6月24日でありますけれども各市町村の首長や広域連合の議長また関係の県議会議員の参加を得まして、広域連合として県知事に要望してまいりました。その要望は医師数や病床数が少ない。そのために流出をしている近年の上伊那の状況を捉えますと将来の適数病床数を推計するという事は望ましくないという事が1点。また推計する場合にあっては患者住所地ベースを採用してやっていただきたいという事。一部の高度急性期医療以外は上伊那医療圏で対応できるような支援をいただきたいという事で、地域包括ケアシステムを構築をしていくんだけれどもやはり在宅や介護の体制整備が必要だと、このような事を申し上げてきたところでございます。 現在示されている案につきましては上伊那地域の考え方をかなりと言っていいんでしょうか、良く取り入れていただいた上での必要量の推計になっておりますので当町自身でできる事は限られておりますが、上伊那広域全体としては今回の県の策定に当たりまして必要な事は申し上げ、一定の成果があったというふうに考えております。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 先ほど広域の方から6月24日に要望書を出したという事のお話がありましたが、皆さん各地域でいろいろな練り方も違いますし思いも違いますので、広域のなかでは箕輪町の町長のお考えや他の首長さんのお考えもあると思いますが、何かその辺では具体的な事を何か出されましたでしょうか。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 先ほど申し上げた3点が基本的なところではございますけれども、この上伊那地域はやはり医師不足、看護師も同様でありますけども人材がいない事に伴ってベッド数が足りない、かつ活用がされないという実態を県としてよく理解をしていただきたいと、そういう趣旨の事は各市町村から特に出ている考え方でございますし、実態もそういう事になっておりますのでその点については申し上げました。 もう一つ、高度急性期についてはやはり諏訪・松本側にそういった高度医療に対応できる病院を多く持っておりまして、患者さんが流れてしまうというような事もあります。これをどう捉えるか、私は私自身の考え方がありますけれどもやはり上伊那とすれば上伊那のなかで高度医療についてもできる限りこの地で対応できるような形にするにはやはり患者住所地ベースを基本にすべきだという事を強く申し上げたところでございます。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 箕輪町でも係わっている上伊那医療圏の基準病床数は1,249床、既存病床数が1,319床であるため70床過剰されてると言われてます。一方、お隣の諏訪医療圏は基準病床数は1,701床、既存病床数が1,651床であるため50床不足してるとされています。上伊那医療圏の人口は約19万人、諏訪医療圏の人口は約20万5,000人です。人口が1万5,000人違うだけで既存病床数が45床も違うものです。人口10万人当たりに換算しますと上伊那医療圏は657床、諏訪医療圏は829床でその差は172床となります。このような状況を見て病床数は今のままで良いのか。今現在は十分足りているのか町長に見解をお伺いいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 この問題はなかなか難しいところでありまして、単純に言えば今の数字を見れば答えは明らかだというふうに思いますけれども、病院が成り立ってきた社会的な歴史的な経過のなかでこの病床数しか確保されてこなかったという事、それにその病院があってそこに人材が確保された、医師が勤務をしているというのも実態でございまして、単に数字だけで諏訪が進んでいて上伊那がそうでないというのはなかなか言いづらい部分だというふうに私は思っております。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 医師不足対策の取り組みと対応策について質問をいたします。第6次長野県保健医療計画の医療圏別の保健医療従事者の状況のなかで人口10万人当たりの医師数を見ますとトップが松本医療圏で321.1人、近隣の諏訪医療圏は201.1人で3位です。飯伊医療圏は173人で5位です。箕輪町も関係している上伊那医療圏は131.8人で9位です。10の圏域に分かれていますので低い方から2番目です。異常なくらい低い事がここを見るとわかります。医師の絶対数の不足に加えて都市部への偏在が原因と言われています。地方の医療機関は全国どこでも医師確保のための全力を挙げており、上伊那医療圏でも各医療機関があらゆる取り組みを行いながらも、上伊那医療圏全体で医師確保対策に取り組むよう求めていくのは必要ではないかと私は思います。それは、まず箕輪町のすべての医療機関者が力を合わせて広域連合、県福祉事務所、上伊那医師会などに働きを掛け、さらに上伊那全体の取りまとめの役として上伊那連合が圏域のすべて、医療機関関係者を網羅し県に対して計画の見直しと医師確保対策を求める立場から政策提言を行い、実行を迫っていくように提起し活動を強化する事が重要であると効果的と考えますが町長の見解を伺います。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 医師不足の状況につきましては、ただ今数字を上げて議員さんが言っていただいたとおりでございまして、松本圏域のように信大病院やこども病院が持っている県内の全体を統括するような高度専門医療機関を持っているところは格別、そうでないところにおきましてもいわゆる赤十字病院やJAの病院を持っているところについては、やはりその勤務医の数が多くなるというような状況から医師の確保ができているというのが実態でございまして、そういったところが上伊那には現実問題として大きな医療機関が公立病院以外にないというような経過のなかで起きている事でございます。したがいまして病院の所在地がそういった状況になっているという事を踏まえながら対応する必要があるというふうに思っております。単に大きな病院をここに誘致ができるのであればそういった事も可能だというふうに思いますけれども、現実問題としてなかなかそうはいかないというような状況のなかでは、今議員さんがおっしゃったように上伊那全体で取り組めという事について私も同様でございまして、広域連合としてまた地域包括医療協議会としてやはり必要な声を上げていくという事は私も賛同するところでございます。その点どういった形で上伊那にどういう病院が勤務医が足りないのか、また診療所についてはどういった診療系の科目が足りないのかとそういった事を明らかにしながら対応しなければ行政としては難しいというふうに思っております。やはり基本的には病院の勤務医が足りないという事でありますので、議員もご承知かと思いますけれども病院設置者でありますとか病院長はじめ病院の関係者の皆さんでリクルート活動するのが現実の姿でありますので、それらを行政としてどうやって支えるかという事に力点を置いて検討すべきだというふうに思っております。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 先ほど言ったように松本には信大がある、あるいは諏訪には大きい病院がいくつかあるという説明なんですが、実際にはここに置かれている上伊那あるいは箕輪町の住民はどういうふうに思っているか。実際にそれだけで済ませていっていいのか、私は本当にそこを切実に考えないと解決の道にはならないという事で本当もう一度この辺をちょっとしっかり聞いておかなければいけないと思いますが、このままの状況で本当に実際にいいのかどうか。現在十分足りていないと思っているんですが、町長の今の発言だとしょうがないという事もありますが十分足りているのかどうかの、医者の関係ですね。その辺はわかりましたらお願いします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 ちょっと数字を持ち合わせていないので数字的にお答えができなくて大変申し訳ないというふうに思いますけれども、いわゆる高度専門医療を受診するような事を考えた場合に上伊那地域の病院、公立病院という事になりますけどもその病院の中で必要な診療科目があってそこに必要な医師が存在をして、受診ができるという体制が全て整っているかと言うとそうではないです。一部診療科においては伊那中央病院で対応できない診療科がいくつかありますので、そういったものは中信地区または諏訪地区の病院を選択せざるを得ないというものがございます。その点で上伊那に十分応対ができているかという事はそうではないというふうに思います。ただ、それ以外の部分でこれから高齢化が進み一定の期間は受診者数は増えると思いますけれどもその後10年、15年頃から受診者数は激減をしてくわけでありまして、そういった事を想定した時に診療科目をただ増やせば良いというものではないなというのは、これは私個人の考え方でありますのでそれは付け加えさせていただきますけどもそういったように思っております。それ以外のいわゆる在宅医療でありますとか介護との連携という意味合いで、私たちの地域に医師が十分足りているかと言うとそれはそうではないと思っています。ですので、その事についてはやはり必要な医療体制また介護との連携ができるような事を取っていかなければいけないというふうに思います。それは病院という意味で申し上げました。 それと診療所系について、いわゆる診療所でありますがその点について十分かと言うとなかなかそれもそうではないというふうに思いますが、当町におきましては一定の数の診療所が確保されているという部分もありますので経営の問題等含めていくつかを欲しい診療科目は実は診療所にはありますけれども、全体とすれば十分とは言えないけれどもほぼ充足しつつある状況も一方にはあるなという事は思っております。ただ、これからの10年、20年を見据えて在宅医療にシフトせざるを得ないところでまかないきれるかについてはちょっと私は現時点では申し上げられません。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 今お聞きしましたところ非常に厳しい、私もそう思います。ですがこれは力を合わせないと皆さんで、何ともできないような問題である事は確かです。ある医療機関では専門の医師を探す職員をつけて毎日のように飛び歩いているというような事もお聞きしております。それと先ほど言いましたようにみんなで取り組むという事はその関係の機関ですね、福祉事務所とかそういうようなところにぜひ箕輪町から発信していくというのはどうでしょうか。お願いします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 箕輪町単独で上伊那地域、または当町にある病院というようなものを想定してそういった行動ができるかという事についてはまた考えてみたいというふうに思いますけれども、現在の大学の医学部を医学の講座のなかからドクターが配置をされているというようなそういう状況のなかで行政でできる事というのはやはり限られております。ですからその部分は先ほど申し上げましたように病院に対する裏としての支援というような事にならざるを得ないんだというふうに思いますが、地域として声を張り上げろという事はそのとおりでありますので、広域連合として強いご要望があったとお話をさせていただきたいというふうに思います。 また県の医師確保対策室等でドクターバンクやいろんな事業をしております。その事業を上伊那の中へいかに取り入れてくるかというのは自治医大の卒業生の上伊那への取り入れとか、これから医学生の修学資金の貸与者が卒業をし配置されてくる時期にそろそろ入ってまいりますので、そういった修学資金貸与者について単にへき地医療だけをするのではなくて、当地域での医療を経験をしてもらって育成をしていくという事も必要でありますのでそんな事も県の方にもお願いをしてまいりたいと考えております。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 命を守る医師確保に力を入れる事をお願いをいたしまして、次の質問に移りたいと思います。 子どもの医療費窓口無料化について質問をしたいと思います。私はこの質問は何回もしていますが深刻な問題でありますので今回も質問をしたいと思います。11月7日の信濃毎日新聞に「子どもの医療費窓口無料化 国ペナルティ見直しへ 県内導入機運高まるか」の見出しで大きく掲載されていました。内容は「少子化対策としての全国的に自治体の助成による子どもの医療費無料化が進んでいます。国はこうした窓口無料化を導入した自治体にペナルティとしてきた補助金減額措置を年内に見直す方向だ。減額を回避する理由がなくなれば長野県も転換を迫られそう。」と掲載されていました。厚生労働省は子どもの医療費を独自に助成している市町村に対して国が実践している補助金減額措置ペナルティと言いますが、2018年から一部廃止する方向で最終調整に入った。小学校入学前までを対象にした助成に対する減額措置が一部廃止される事になると掲載されていました。箕輪町の県に対する対応策を町長に見解をお伺いいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 窓口無料化の問題でございます。議員からは6月にもご質問いただいておりまして大変重要な課題だという認識をいただいておりますし、私自身も少子化対策という意味合いのなかで一定の方向性が出ないのかなという事を思っている分野でもございます。 お尋ねのように国の社会保障審議会におきまして昨年来議論をされてきた部分でありますけれども、子どもの医療費助成に係わる国民健康保険の減額調整措置について見直しをするというような方向で一定の方向付けがなされたというのが報道でございました。内容としましてはここは定かでないんですけれども、平成30年度を目途に対象を未就学児とするようでありますが、所得制限を設けるか設けないかこれはよくわからない部分でありますがそれらを含めて見直しをするという事でありますので、未就学児に全体に見直し対象にするのか減額調整措置の見直し対象にするのか、所得制限や一部負担金はそれは必要な所得の方は取るべきだという発想のなかで見直しにするのかよくわかりませんけれども、見直しをするという事については概ね方向が出たという事でございます。そういった場合に県がどういう対応を取るかという事でございますが、12月県議会のなかで山本健康福祉部長がこのような答弁をしております。「こういった国の減額調整措置の見直しを行った場合に速やかに検討したいと考えている。」という答弁をしております。具体的にはこんな答弁なんですが「市町村との連携については国が国保の減額調整措置を見直した場合、これまで重ねてきた実施主体である市町村との検討の前提条件が大きく変わる事になるため、子どもの医療費の現物給付化について市町村のお考えを丁寧にお聞きしながら検討していく事になる事を認識しております。」と。「その際、県民や医療機関の窓口で混乱が生じないよう制度の導入時期や医療機関における福祉医療費の請求方法などについて全県的なルールづくりが必要と考えております。県としては国の見直し内容を精査した上で停止される付加給付の財政的影響、これは健康保険によっては健康保険組合の自己負担分の組合独自の付加給付についてのようなんですが、そういったもので財政的影響があるようですがその財政的影響を含めてどういった見直しを行うのか市町村の皆様と一緒に検討してまいります。」という答弁をしております。県におきましては一定の考え方が整理ができたと。というのは国が減額調整措置を見直すという事ですのでそうなりますと窓口の無料化の道筋が開くという事だと私は理解をしております。ただこの問題は国が未就学児というふうにしております。という事はほとんどの今町村では高等学校まで実施をしているのが町村、また市の段階でも中学校までというところが大多数でありますのでそういったなかで未就学児までの窓口無料化という道筋をどうやって開くのかという事が一つあります。それといわゆる負担金、受益者負担金ですが1レセプト500円という、当町の場合は500円ですけれども300円という町村もありますけれどもそういった1レセプトに500円掛かっているその自己負担分は窓口無料化になっても取る・取らないという、そこは私も承知をしておりません。それらを含めていわゆる現物給付方式の導入というような窓口無料化というような事ができるのかどうか、そういったシステムづくりができるのかどうか私も非常に注目をしたいというふうに思っております。できますれば他の県でもそういった方向で実施をしているところがあるようでございますので、国のそういった減額措置というものがないという事になれば、国保への財政的な影響が出てこないという事でありますのでそういった考え方もあるのではないかと思っております。ただ、これは県におきましては財政的な負担が相当入るというふうに思いますのでそういった事は私どもにはわかりませんが、そんな事も含めて検討すべき時期に入ったというふうに思っております。国や県の動向を注視するなかで町村としてまた上伊那広域連合として、上伊那広域連合の場合はほとんど同様な型式で医療費無料化をしておりますのでそんなところを横の連携を取りながら対応させていただきたいと考えております。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 今お話を聞くところによりますといくつかの問題もまだ残っていると思います。まだまだ困難はあると思いますがいろんなところでいろんな工夫もしたりしているところもあります。ちょっと紹介をしたいと思うんですが、群馬県では、平成21年から少子化対策や子育て環境の充実を図るため毎年2億円余の補助金減額をされていますが窓口無料化を行っております。岩手県では今年8月から県と市町村が協議し窓口無料化に踏み切りました。岩手県の試算では国の減額措置では3市町村で年間計1億円弱には上るが県民からの要望もあり、子育て支援の一環として導入をしてきました。三重県では鈴鹿市が単独で来年度から窓口無料化を一部導入するという予定でいます。このように、いくつかの県があるいは単独の市町村がいくつかの困難を乗り越えて試行錯誤を経て子育て支援、移住促進に力を入れています。全国で長野県は残念ですが窓口無料化になっていない6県の一つです。ですが、窓口無料化でないのですが独自で頑張っている町・村があります。少しここを紹介をしたいと思います。 更科郡坂城町は4月に医療費助成の対象者18歳に医療機関の窓口へ支払う分を事前に貸し付ける制度を始めています。人口減少に直面し従医者獲得に向けた自治体間の競争が激しさを増すなか、移住を考える人にと制度導入に踏み出しています。子育て支援策として移住促進、病気になった際に早期に適切な医療機関での受診と医療費の会計の負担軽減を図る医療費の一部負担金、窓口支払い分に充てる資金を申請によりあらかじめ貸し付ける制度です。貸付期間12カ月だそうです。また諏訪郡の原村では、箕輪町と同じ18歳まで医療費が無料で医療機関の窓口請求金額を一旦支払う償還払いですが、1レセプトにつき500円の受給者負担金を村で援助をしてるため受給者負担金が個人には掛かりません。そのように各市町村でいろいろな工夫をしながら窓口でお金の負担が掛からないように、また受給者負担金が掛からないようにと努力をしております。ぜひ箕輪町から県に声を上げていただくよう先ほど町長もお話がありましたが、そのような形ですのでそれでもちょっと答弁いただけたら。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 方向については先ほど申し上げたとおりです。ただ医療費を単に無料化にすればいいかっていうのはサービスではないんで一定の、例えば所得の低い方とかそういった方に一定の支援をするのは今でもやっている部分がありますのでそういった事はともかくとして、そういうものの導入を否定するわけでは全くないんですが、医療費を完全無料化にすればそれが政策としてすべて正しいかと言うと、ちょっとそこは私もまだよくわからない部分がございます。医療費を支払えないので病気になっても医療機関に行けないというふうに言われてしまうとそれはそれについての対応をせざるを得ませんが、やはり今の国全体の医療費の伸びというような状況を見たときに、それは子どもに問題があるわけではないんですけれども単に無料化にすればいいというふうに私はやはりどこか躊躇するところがありまして、そこは制度設計のなかで考える部分もあるんではないかというふうに思っております。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済となるのではと質問をしたいと思います。教育長と町長のお2人に質問をしたいと思います。先に教育長にお伺いをしたいと思います。 全国では17歳以下の子どもの6人に1人が貧困状態にあるとされています。子どもの貧困率を世帯別に見るとひとり親と未婚の子どもの家族の貧困率が圧倒的に高いと言われてます。ひとり親家庭では2人に1人が貧困状態にあるのではという重大な社会問題があると言われております。こうした子育て世帯のなかには貧困という認識に至らず社会に原因を見い出せず、自己責任の広がりによって他の人に助けを求める事ができない家庭もあると聞いております。このように実際は貧困世帯であってもなかなか表に出ない事もあるかと思います。そのようななかで経済的な理由で教育の機会が失われないよう、小・中学校に就学している児童・生徒と保護者の方に学用品費、給食費、校外活動費など教育に要する費用の一部を援助する就学援助制度があります。箕輪町ではどのような状況なのか。子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済と関連いたしますので教育長にお伺いをいたします。
○木村議長 答弁を求めます。教育長
◎唐澤教育長 箕輪町の準要保護児童・生徒の援助についてご質問でございます。今議員さんお話のとおり、小・中学校ではこの準要保護児童・生徒に当たるご家庭には学用品費、校外活動、これは日帰りの校外活動ですがあと通学用品費、1年生は入学の事がありますので別で小学校は2年から6年、中学は2、3年。それから校外活動の宿泊、小学校5年は臨海学習、それから中学の1、2年は宿泊体験。それから新入学の学用品費小学校1年、中学1年。修学旅行費小学校6年、中学3年。学校給食費は小・中ともでございます。実際どのくらい今の関係でいるという事ですが学用品費の関係、校外活動の関係では小学校が120、中学が74でこれは今年度のデータになりますけども194名。通学用品1年生以外では小・中合わせて160、宿泊の関係の校外活動では小・中合わせて60、新入学の学用品費の関係は34、修学旅行の関係は51、学校給食の関係は194と。今年のデータでございます。金額的にでありますが小学校合計すると今年度の関係では650万ぐらい、それから中学の方では640万ぐらいでございます。両方合わせて1,291万何がしになっております。年々の推移でありますけども、平成25年からのデータで見ますと大きくすぐ変わっているというものではございませんが、小学校の方が620万円台から今年の650万台ぐらい。それから中学の方が550万台から今年の640。若干少しずつですけれども上がる傾向にはございます。以上です。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 子どもの貧困対策という意味合いでお答えをする部分と子どもの医療費を無料化にするという部分はイコールであるようでそうでもない部分もありまして、なかなか難しいというふうに思います。
◆4番(松本議員) すみません、いいですか。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 私もう一つ質問があってそれで答えていただくようになるので。すみません、中断してしまって。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) それでは町長にお聞きします。先ほどと同じく子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済になるのではについて質問をいたします。飯田・下伊那地方の医療団体でつくっている飯伊地区社会保障推進協議会の飯田市の小児科医は、子どもの貧困問題の面で重要性を訴えています。お金がなく医療に掛かりたくても掛かれない家庭の切実さがあります。箕輪町やその近辺でも生活困窮者の切実な思いが新聞に掲載をされていました。例えば仕事をしたくとも見つからない、離職後なかなか就職ができない、病気があり仕事や生活が不安、借金があり住む家もなくなりそう、引きこもりの家族の事が心配などさまざまな事が記されていました。そのような家庭のなかで子どもが急に体調を崩す。持病を持っているとか例えば3人の子どもがぜんそくを持っている場合、ある母親は治療費を払う事ができませんという実例もあります。さまざまな事情があるなかで子どもの医療費制度は深刻な問題を抱えています。子どもの具合が悪くなっても、お金の心配をしないで早期の治療をする事で手遅れにならず重度の病気にならなくて済みます。このように子どもの医療費窓口無料化は貧困世帯の救済となると思います。町長の見解をお願いいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 貧困と言いますかそういったものが必要な方とそうでない方というのはやはり区分けをするという前提のなかで私は申し上げたいというふうに思いますが、貧困世帯をどういう定義をするかという問題もありますので何とも申し上げられないんですが、一定の所得等を考えながら今お話しのような事は必要だというふうに思っております。その事と子どもの医療費を全部無料化にすれば良いという事とはこれはやはりイコールではないんだというふうに思いまして、その事だけは申し上げておきたいというふうに思います。 やはり子どもの健康を守る事と病院へ行く事は別ですのでやはり健康を守るというその前提になっている保険ですね、子どもの保険。こういった例えば歯磨きだとか運動だとか食生活だとか、親子のコミュニケーションだとかそういった本来あるべき姿の元がなされていてそれも税金の掛かる事であります。無料化をする事も税金の掛かる事でありまして、それをどちらに税を振り分けるかというこの問題なんですね。ですのでそこはやはり医療費の窓口無料化という事を仮にしていくんだとすれば、またいわゆる受益者負担金の取る・取らないの議論をするんだとすればそこは真剣に考えなければいけないと。行政側としても税を負担する側としても考えなければいけないと。その事と単に限定をして一定の所得のない方について医療費をどうするかという事はちょっと次元の違う話だというふうに思っておりまして、トータルでお答えするのは非常に難しい課題だという事を当初から申し上げたいというふうに思っておりました。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 非常に大変な事にもなってきているかなという事で、実際には47都道府県あるなかで残る6県ぐらいが長野県もそのうちに入っていますので、やはりそれは重大な問題として考えなければならないかなと私は思います。 それでは子育て支援についての3番の方にいきたいと思います。島根県邑南町という町があります。2004年に二つの町と一村が合併して誕生いたしました。しかし、人口はずっと自然減を続け高齢化率が40%を超え、町の外から子育て世帯が増えないかと苦しくなるばかりで1万1,000人余りまで落ち込む状態でした。そこで邑南町では経済的に安心して子育てができると思ってもらえる施策を打ち出したそうです。人口の増減には二つの原因があります。出生、死亡による自然増減と他地域からの転入・転出によって生ずる社会現象です。当時の人口減の内訳を見ますと、転出による社会減は一朝一夕には解決しませんでしたがUターン者を増やす事で社会増は実現できます。そのため若い方に移住してもらうための定住促進施策に力を注ぐ事にいたしました。住民の方に聞きましたところ、若年層が感じていたのは子育ての経済的な負担でした。保育料も高い、それならどこにも負けないほどそうした負担を和らげようと打ち出したのが日本一の子育て村構想でした。背景には2010年の国勢調査において邑南町の人口が直近の5年間で1,000人弱も減っていた事があります。これ以上人口が減ると邑南町は消滅してしまうという危機感を持っていたそうです。日本一の子育て村構想は、目玉の施策は2人目の子どもから無条件で保育料の全額無料、1人目の保育料も国で決められた金額の半額だそうです。中学校までの医療費の窓口無料の二つです。保育料については他の地域では3番目の子ども以降を無料にしているところはありますが、2人目からしたのは先駆的でした。他には病児保育室の対応、各種奨学金や農林業後継者育成基金などにも力を入れています。また就職先や学校のあっせんや住居の紹介も町役場で行う。これらのあっせんを進めるために邑南町は専従職員として定住支援のコーディネーターを新たに採用し、UターンやIターンの移住者でだけではなく町に縁がない人の不安も軽減できるように1対1で相談を受け付けています。その結果、2013年にはそれまで毎年十数人ほど減っていた人口の社会動態が初めてプラスに転じて住民の減少はストップし努力が実ってきています。このように育ち盛りの子どもがいる家庭で金銭的でも一番費用が掛かる時期でもあります。経済的に負担が掛からなく安心して生活できる事を条件にして、積極的な子育て支援を打ち出して子育て支援強化で人口増と若者の世代のUターン・Iターンによる移住・定住者の増加を図るべきではないでしょうか。町長の見解を伺いたいと思います。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 島根県邑南町についてのお尋ねでございます。島根県は全体として人口減対策についてはしっかり当初から実施をしているところでありまして、邑南町につきましても先行実施というところがあるんでしょうか、医療費の無料化についても早い段階から中学校まで入れたり保育料についても同一世帯で2人以上いれば無料というような事をしているようでございまして、人口動態についてはお尋ねのとおりでございます。 やはり子育て支援のなかで経済的な負担を軽減するという事は重要なポイントの一つだというふうに思いますのでおっしゃるとおりだというふうに思います。ただこの邑南町を見たときに大切な事は、子育ての町・村とは言っているんですがこれはあくまで一方の部分でありまして、町の支援を使って人を呼び込むための施策と言いますか、単に子育ての町だと言っただけで人は来ないのでありまして、ここに住んでみたいと思わせるような町の魅力、そういったものをつくっているところが邑南町のすごいところだなというふうに私は今回、名前は以前から聞いた事ありますけれども調べさせていただいて思いました。いろんな、単に子育てに対する経済的な負担軽減だけが人口増に繋がるとはやはり思えないところもありますので、全体として人を動かせるそういった魅力をつくるという事が必要だというふうに思いました。 支援策につきましては今回の議会のなかでも多くの方からご意見等もいただけるようでありまして、それらのご要望をいただきながら当初予算のなかで検討しているところでございます。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 子育てを支援する強化する事で人口増と若者の移住・定住促進になる事を期待をいたしまして次の質問に入りたいと思います。 町公共施設の屋外トイレについて質問をいたします。箕輪町は東に南アルプス西に中央アルプスに囲まれ自然環境に恵まれた景観の良い町です。そのなかでも観光客が来る高原、公園、スポーツ施設では幅広い年齢層が利用をしています。そのような施設に屋外トイレが必ず必要です。現在の町内の屋外トイレはどのような状況ですか。町長にお聞きします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 トイレの状況につきまして企画振興課長に説明させていただきます。
○木村議長 企画振興課長
◎中村企画振興課長 町内の屋外トイレ、公共的に使用できるトイレについてのご質問でございます。公共的に使用できるトイレにつきましては町内14カ所ほどございます。主な設置箇所につきましてはグラウンドや観光施設に設置しております。このうち車いすを使用する方が専用で使用できるトイレについては昨年度設置いたしましたながた自然公園、またみのわ天竜公園、センターパークの3カ所でございますが、季節的に番場原第2グランドのトイレも身障者用のトイレがございます。以上です。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) 車いすで使用できるトイレの設置を私たち健常者は外出先でどこでも気兼ねなくトイレを使用をしております。また日常生活のなかでも抵抗感がなくトイレを使用するといったように、トイレに入る事自体がスムーズにできます。ですが車いすを使用されている身障者の方はちょっとした障害がある事によって外出を敬遠してしまう傾向に向いてしまいます。グランド、公園、観光地といったところはトイレの設備はありますが車いすで使用するトイレが非常に少ないと感じております。最近では、町内の各介護施設で外出、お楽しみ会が行われ、春はお花見会、秋は紅葉狩り・ブドウ狩りといったように外出行事が盛んに行われています。ある介護職員に状況をお聞きしましたところ、トイレを使用するためにトイレに来ると、車いすの使用できるトイレでないために失敗する方がいるそうです。結構数人いるそうです。そのような悲しい経験をした方は次からお楽しみ会の参加を拒否をするそうです。介護職員の方も非常に困っているというお話を聞きました。また個人の家庭でも外出時間を増やす事で障がい者のストレス解消になるため、多くの車いすの方が観光地に訪れます。ながた自然公園には複数のトイレがありますがオートキャンプ場に設置されたトイレは使い勝手が非常に良いです。でも管理棟の東側にあるトイレは車いすの使用できるトイレになってはいるんですが、土間と上がり口のところが 5、6cmの段差があり上がりにくい状態になっているなど身障者にとっては気遣いが怠っているような感じもいたします。そのように車いすが使用できるトイレがあっても、きちんと整備がいき届いていないところがあります。これから高齢化社会が深刻になっていくなかで車いすを使用する方が増えると思います。14カ所のトイレのうち3カ所では余りにも少な過ぎると思いますので、車いすの使用できるトイレの増設をするべきではないでしょうか。町長にお伺いいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 今現状についてお話をいただきました。ながたの管理棟の話もいただきましたので、現場を私も確認させていただきたいというふうに思います。直ちにトイレの改修、車いす仕様というわけにはいかない部分も場所も含めて現在のトイレの状況も含めてあると思いますので、難しい部分もありますがトイレ改修をする際には設置の方向で進めさせていただきたいというふうに思いますし、現場の確認をそれぞれさせていただきたいと思います。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) それでは次にいきたいと思います。役場の周辺には公園、子どもの遊び場はありませんがイベント、お祭り関係などで多くの方が集合する場所でもあります。トイレを使用する場合は役場庁舎内、文化センター、交流センターなどにトイレは設置してありますが、トイレのみで使用するために入館する事は非常に気が引ける思いをするという方がいるという事を聞いております。最近は特に突然起きる災害の時に避難場所等の事も考え、屋外のトイレは24時間使用が可能であるために町の中心地である役場周辺にトイレはあるべきではないでしょうか。近隣の市や町を見ても辰野町、伊那市、飯島町では便利に活用されています。ぜひ役場の周辺に屋外トイレを設置すべきではないでしょうか。町長の見解をお願いいたします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 役場周辺のトイレ、確かに利便性の向上という意味では必要だというふうに思いますが、なかなかその場所の問題もありますし管理費用等も含めて文化センターや地域交流センターはほぼ通年開館をしているわけでありまして、そんなに嫌がらずその施設を使っていただきたいというふうに思いますし、違う意味でも文化センターの活用も含めて活用を促進するという意味でもトイレを使っていただければありがたいというふうに思います。そちらは車いすの利用も可能だという事ですのでぜひそんなところでお願いをしたいと思います。全体として屋外トイレ、この役場付近の屋外トイレについては以前からいろんな形でお話もいただいておりますので研究をさせていただきたいというふうに思います。
○木村議長 松本議員
◆4番(松本議員) トイレというのは非常に緊急に要する人も中にはいまして、なかなか先ほど言いましたように健常者ばかりではなくいろいろのそういうお体の不自由な方いるわけですが、そういうような方でもやはり弱者を中心としたところに重点を置くという事をお願いいたしまして、私の質問を終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。
○木村議長 これで4番 松本五郎議員の質問は終わりました。会議の途中でありますが昼食のため暫時休憩といたします。再開を午後1時といたします。 午前11時45分 休憩 午後1時00分 再開
○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 質問者を指名いたします。7番 荻原省三議員
◆7番(荻原議員) それではお昼の後の一番眠い時であります。眠くならないような質問をさせていただきますので、眠くならないような答弁をぜひお願いいたします。 それではまず農業振興という事で道の駅についてご質問させていただきます。この道の駅、自分は前々から言っておりますけれども箕輪にとってとても大事な事業だというふうに思っております。町の考えを聞き、そして明らかにする事で政策提言をする、そのためにも今回もまた質問をさせていただきます。 庁内の中にプロジェクトチームが作られそして今現在検討をされているようであります。そろそろ検討状況なり、またどのようなふうなものかというものを若干お聞きしたいという事と、そして町長は前回のお答えのなかに「来年の3月を目標に登録が可能かどうか現在検討をさせていただいている。」というお話がありました。また「町の考え方、計画がある程度まとまった段階で関係団体よりご意見を伺いたい。」という事もお話しておられましたけども現在、今どのような状態でまた関係団体とのお話というものはあったんでしょうか。お願いいたします。
○木村議長 答弁を求めます。町長
◎白鳥町長 道の駅につきまして、庁内の検討状況やまた関係機関との検討というお話をいただきました。最初に庁内の検討の経過・状況につきましてご説明をさせていただきます。道の駅構想につきましては、そういう実施をするという表明をして以来検討してきているわけでありますけれども、その検討を加速化するという事から道の駅検討プロジェクトチームに加えまして11月1日に専任の道の駅建設推進担当を設置をいたしました。また関係課長によります道の駅建設推進委員会というものを設置をいたしまして検討を進めております。 庁内の検討状況でございます。道の駅の検討プロジェクトチームからは、ここでは今年の2月から視察や5回ほどの検討会という意味での検討でありますけれども、そういったものをいただきましてこの12月1日にコンセプトに関する中間報告をいただきました。主な報告を5点申し上げますが、1点はこれ当然の事ですが地元に愛され、来てくれる施設でなければ町外者には選ばれない施設になってしまう。毎日利用してくれる人がいなければ採算がとれない。平日昼間の利用者を想定し、女性や子どもがゆっくりできる空間になる必要がある。4番目として道の駅にこだわる事なく住民を巻き込んだ自由な発想でにこりこ周辺の整備をしていくべきである。5番目として視察や調査の結果、道の駅に登録したものの運営が厳しく、辞めたいと思っているところも少なくないと。こんなような中間報告を全体としてはいただきました。プロジェクトチームに対しましては引き続きコンセプト等についての検討を進めてもらい、2月までに報告をいただきたいという事を申し上げてございます。 もう1点道の駅建設推進担当また推進委員会でございますが、道の駅構想を前進させるために議論の前提としてある程度、そもそも論に立ち返って調査と分析を行う必要があるという事で現在行っております。そもそも論と言いますのはにこりこ一帯が何のためにつくられたものであるのか、またその後それがどうなっているのかと。これ現状と成果がどんな状況にあるかという事、これを検討した上で道の駅としてどうしていくかという話に繋げていく必要があるという事でございます。これは当時の設置目的や現状の詳細について申し上げるのはちょっと省略させていただきますけれども、そういった事でそもそも直売所を核とする農家所得の向上を目的とした施設という事が当時のトータルとしての目的でございまして、そういった事を考えますと運営主体をもう一度見直す必要があるんではないかという事が内部検討の結果でございます。それに伴いまして今議員からも、来年3月を目途に申請をするという事を以前申し上げた経過がございますけれども、庁内検討の結果を踏まえましてにこりこ一帯について住民の皆さまと考える場を設置をしたいという事でございます。これにつきましては町民の皆さんが行きたくなるような工夫だとか整備だとか、町民の皆さんが行く事で賑わいになり結果として、外部の人にも魅力が伝わり利用が進むような場所にしたいという事。また買う事、食べる事、体験交流など、ああいった場所に期待される事についてJAでありますとか地元の生産者、地元区、サービス業者などと連携をしながら検討を進めたいというふうに考えております。もちろん町外の目を、発想を入れる事も重要だというふうに考えておりまして、この点については道の駅を進めるために一定の検討の場を設けたいというふうに思っております。その点でいきますと、3月の申請はやや無理ではないかと思っております。立地という観点からやはり南アルプスの眺望が眼前に迫り、周辺にJAが整備をしております9haの観光農園、ここではリンゴやブドウ、サクランボといった観光農園がかなり育ってきておりまして、こういったものの利用を考えた道の駅でなければならないというのが庁内の現在の一致した考え方でありまして私もそのように思っております。したがいまして若干申請が遅れる事になりますが、協議の場を設けたいというふうに思っております。なお協議に参加をいただく皆さんにつきましては一般の方はもちろんでありますが、想定される運営主体になり得る方をどのような、別の組織にするのか、一緒に議論の場に参加していただくかについてはちょっとまだ結論が出ておりませんが、いずれにしても多くの関係者の皆さんのご賛同を得て施設をつくっていきたいという事でございまして、若干遅れるという事になりますけれどもより意味合いの高い施設にしていきたいという事で現在検討を進めているところでございます。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) ありがとうございました。自分も3月にこだわる必要はないとは思っております。ただ、長くする事が良いという気持ちもないので我々も総務産業常任委員会でも何とか幾つか道の駅を視察をさせていただきました。そしてやっぱり思う事というのは今町長の言われるように、地域から愛されるようでなければですね、よそからも多分愛されるわけはないしそういった面では、やっぱり今関係団体とのお話というお話はありませんでしたけども、多分まだというふうに解釈しますけれども、そういった面では今度JAも今、あじ~なの所を大規模に改修をする予定になっておるようでありますけどもそういった面で、そういったノウハウというのを持っているところ、地元の中でという、今町長からは他市町村からのというご意見もありましたけれども、それはそれとしてそういったノウハウを持っている所というのは大きないろいろな点であると思いますのでそういったところとも、今後幅広く意見を聞くという面ではもちろん町内、そういった関係者というものを含めて話をしていくというのも、もう12月でありますけども年が明けたらそういった多くの人からの意見を聞くという形をとって幅広くそれぞれの皆さん方から提言をして、そしてまたそれを揉んでいくっていうような形を取っていく事も大事かと思いますけれども、そんなご意見についてはどんなふうにお考えでしょうか。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 先ほど申し上げましたように、当初の予定より若干遅れてしまうわけでございます。道の駅としての許可要件と言いますか要件は備えているわけでありますけれども、やはり単に道の駅になれば良いというものでもございません。ご指摘のような事もございます。そんな事から来年1月には検討組織を立ち上げさせていただきまして、10月を目途に方向性を出してもらいたいというふうに思っております。そう言いますのは平成30年の3月までには何とか認可をいただけるような形にしてできるだけ早期のリニューアルオープンをしたいというふうに考えております。1年ほど遅れてしまうわけですけれどもやはりそこで一歩時間をいただくという事も必要でありますし、現在の振興公社オンリーの運営ではやはり限界があると思っております。もちろん他の皆さんに参加をいただけるようにならなければいけないわけですが、なければ町としてまた振興公社としてやらざるを得ませんしそういった事も考えてまいりますが現在の振興公社の形だけではやはり難しいというふうに思っておりまして、運営主体につきましても並行して募集等もしなければいけないと思っております。もちろん現在想定しているような皆さんに参画をいただく事が前提でありますけども、もう少し幅広の議論も必要だと思っております。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) ぜひですね、自分も振興公社が悪いというわけではないですけど当然そういった行政主導でいくとそういった成功例はあまりないのでやっぱりそこら辺のところは外郭団体、またいろんな面で協力をしてもらってぜひ素晴らしいものに築き上げていただきたいと思いますので我々も一生懸命協力させていただきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして農業応援団という事で質問をさせていただきます。町長が就任されてから2年が経過をいたしました。今年の11月までの基本政策30の実施状況という事で公表がありました。先ほど大槻議員からもお話もありましたけれども、実施済みもしくは達成済みが29%、計画的に進捗しているが51%というふうになっております。全体とすると順調な成果を出しているという気持ちはしております。そのなかで町全体で支える箕輪町の農業応援団という政策がありますけども、現在の状況はあまり思わしくないのではないかというふうに思っております。地産地消の取り組み、町民農園の活動、学校教育での取り組み、農家サポート制度はすべて検討中・準備中という事であります。また人・農地プランの見直し活用による遊休荒廃地の解消、担い手への農地集積についてという事もある程度の評価はされてはいますけれども自分が見る限りではあまり進んでいるように思えません。というのは担い手に対して、要するに農地を集積するという事業は言葉では動いてはいるんです。そういった話し合いもあります、町が。自分も中心体な形態になっていますので。でも現実にそこに集まっているという状態ではないんですよねこれは。これやはり農業というのは非常に難しい一面はありますけれども、ここで29年度予算編成が始まったわけでありますのでそうはいってももう少しこれを進めていく必要があるんじゃないのかなと思います。それについて町長のお考えをお聞かせください。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 農業応援団構想につきましては基本施策30の評価、これは担当課の考え方もありますし私自身の考え方もあるんですけれども産業構造を変える、または農業に対する支援を今まで以上に行うものづくりとしての町をいかにつくっていくかっていうこの分野については、正直言いましてなかなか進んでいないというのが正直な感想でございます。振興計画のなかにも「我らは農業応援団!」箕輪の農業応援チャレンジというのをしてありますけれども、これは農業の活性化というものはもちろんでありますけれども、景観の保全ですとか食品産業でありますとか観光産業でありますとか農業教育でありますとか、そういった全てのものを取り込んだものにしなければ私たちの一番誇りにしているこの田んぼや畑の広がるのどかな環境と言いますか、景観と言いますか、住宅環境と言いますかそういったものを次の世代に繋げる事ができない。ひいては農業というものが衰退をしてしまう。だから町全体として農業の応援をしましょうと、町民が農業を支えましょうと、これが農業応援団の私が申し上げている趣旨であります。そういう意味でいきますと、なかなか個別にその農業施策は打っているんですけれども、それがトータルとして町の農業を応援してるかというとそうでもないなというのが正直なところでありまして、それぞれ事業としてはやっているんですけれども基本政策としてはまだ実施をしている段階ではないと。進捗している段階ではなく検討している段階だというのが評価でございました。そんな事でこの部分については与えられた任期のなかでなんとか取っ掛かりを付け、また成果と言えるようなものを出していきたいというふうに思っております。 今までの事業のなかで規模の大きな農家も以前に比べると増えているのも事実でありまして、単に農地の集積が進んでないという事はないんですけれどももう少しその部分に必要だという事と、町の農業を支えているのは大規模農家だけではなくて、いわゆる農地を所有している皆さんすべての皆さんでありますのでそういったところに目を向けた施策の展開をしたい。そしてそれが農業と直接関係のない皆さんにとっても食べたり作ったり、そういう部分で応援ができないかという事でありますので、これは少し腰を据えて全体の画を描きながら実施をしたいという事で担当関係課にも今発破を掛けているところでございます。以上でございます。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) これ自分自身もこの農地集積についてもやっぱり非常に難しいというふうに考えています。間違いなく高齢化してきて今まで農業という事をやってこられた皆さんたちがもうちょっと無理だなと言われてる方たちが増えてきて、それがその地域の中心体に集まるかと言うとなかなかそれが集まっていないのが現状ではないかと思っているんです。前にも一度言った事はあったんですけれども、以前宮田村の宮田方式って要は一町・一市農場、土は地域のもの、要するにそのやはりそういったものの考え方というのはどこかで例えば今町へ集積するという事は非常に難しいですけど、例えばみのわ営農に集積をする。そのなかでみのわ営農のなかである程度中心体に対しての振り分けみたいな事を考えるとか何かしらそういったその抜本的なものの考え方をしていかないと、ただ手を挙げて中間管理機構の方へ言ってくれるのを待っているっていうのは非常に難しくて、それを待ってて果たして来るのか。これだけ声掛けてそして何とかならないかといった話をしてもやっぱりどうしてもそこら辺のところうまくいかないんじゃないのかなと思うんですけれども、これは単純にそれは町長がどうのこうのという事じゃないんですけどもまずは町としての考え方をお願いします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 その部分はおっしゃる事はそのとおりだというふうに思うんですが農業経営をしている皆さんの経営体の規模というのは、数というのは10%、20%ってこの5年間でも減っているわけですが、一方で今おっしゃったような農地を手放す方も割と少ないというのも事実なんですね。ですから定年になって仕事を離れた方が自分の持っている農地を耕作をしながら生活のプラスにしたりちょっとした現金収入にしたり、現金収入にならない部分もだいぶありますけれども現金収入にしたり、また自分の趣味として農業をしていくという方もかなりあって、それはそれでこの農地を守ってくという意味で、意味合いがあるんだというふうに思うんです。ですので単にその集積という事だけではなくてもちろんそれも全く農業はもう手を放さざるを得ない、後継者がいないって、息子さんがいないってそういう家庭にとっては必要なので、そういう方向はもちろんあるんですが一方で多くの皆さんが農地を持っていてそれを利活用して地域の中で元気で活動してもらう、健康長寿の一陽来復になってもらうという意味もありますので、両方をやらなければいけないというふうに思ってます。農業を経営体のなかだけで実施をできるのはちょっとこの箕輪町の土地所有感みたいなところから見ると、難しい面もあるんじゃないかなというふうに思っております。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) 確かにこの箕輪っていうところは上伊那の中でも一番一軒の耕作面積が狭いです。そして機械は一番持っています。お金があるという事ですよね、これは。よそから取ってくるお金があるという事だと思うんですけれども、ですからなかなかそういったものって一面確かにあると思うんですけれども、それこそこの箕輪農業応援団のなかにありますように、例えば農家サポートだとか町民農園とか学校教育、要は一つの食育みたいな事だと思うんですけれどももっとこういった事に町自体が係わっていくというふうに考えていただいた方が私は良いような気がするんです。子どもたちに今、大概どこの学校にも3年生、4年生位になってくると少し位の畑を耕す、芋を作ったりとかもろこしを作ったりとかいろいろありますけれども、やっぱりそういった事というのをもっと積極的に一つの学校の食育というような面から考えてやっていくという、そういった事も町としてもっと積極的に進めてもいいと思うんですけども、町長そんな事はどんなふうにお考えでしょうか。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 これ農業教育のなかで教育委員会のなかでやっていただいてはいるんですけれども、単に農業というものを農家であっても子どもさんは全然知らないというような部分もあるなかで、単にお米を作ったりサツマイモを作ったりという事ではなくて、汗まみれになって農業の収穫がどうすればできるんだという、そこまで入り込まない農業教育ではやはりだめだと思うんですね。苦労してその農のありがたさ、農村の楽しさ、そういったものを味わってもらわなければいけないというふうに思いますので、少し本格的なですね、農業というものを実施をしていただきたいと。これカリキュラムの問題でなかなか教育長そうはいかないよと私が申し上げても言っておりますけれども、そういった方向性を持って郷土教育と言うんですかね、地域に対する愛着ってものを培ってもらいたいと、これは私の希望でもございますがそんな事も考えたいというふうに思っております。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) この次には教育長の方へこの問題でまた質問させていただきます。お願いします。今度は次の水田農業についてという事で質問させていただきます。このWCSの関係であります。箕輪町では27年度が35ha、今年は約40町歩、40haというふうにWCS年々増えてきております。平成30年には国の減反政策というものは一応国からの減反の支障というのはなくなるわけでありますけれども、このWCS事業というのは今のところ継続されるというふうに見ております。やっぱりこれから水田農業というものを考えていくって事はとても大事な事だというふうに思っています。間違いなく10年後には食料問題というのは大きな問題になるんじゃないのか、世界的な問題になるんじゃないのかなと自分では予想してるんですけどもWCS、今回28年度の今年からみのわ営農でも専用種をつくって、そしてその専用種を畜産農家が買うというような形を取りました。一応つくった分に関しては畜産農家がすべてそれは引き取ったわけです。それは引き取らざるを得ないと言うか引き取って欲しいという事で引き取ったわけでありますけれども、今1ロールが3,000円という事になっています。当然100とか200とか300とかというふうになっていくと30万、60万、90万というふうにお金も掛かるわけです。畜産農家は確かにそのものについては、今までのコシヒカリをWCSにするという事じゃなくて専用種をWCSへするという事ですね、非常にもの自体が良いのでいいなという気がしてはいます。ただやっぱりこれ数が多くなってくると非常に経済的に経営的にも負担は大きいです。 ちなみに前回もちょっと話をしましたけれども佐久・立科・東御これは町の方から田んぼに対しては10アール4,000円、立科で5,000円、東御で1万5,000円というような助成をしてWCSを何しろ使ってほしいという事で。そして佐久市に関しては1ロール、1,000円の助成をしております。これ今年始まったばかりでありますのでまだまだこれから多分増えていくと思うんですけれども、これに対して箕輪町でも畜産は非常に盛んでありまして、何とかこうしゅう農家の、水田農家の皆さんたちの受け皿としてこれは当然自分達の引き受けよという気持ちではおりますけども、そこら辺のところに町からそうは言っても幾らかでもこの水田農業を守る、これから先農業・食料問題が大きな問題になるという前提のなかで町長がそんな前提はないよと言えばそれはそれまでなんですけれども、何とかそこら辺は少しくらいは畜産農家の幾らかでも費用の削減、経営的な助成を補助を出していただければもっと楽に畜産農家が使えるし、そして例えこれが増えたとしてもそれをペイできるだけの余力ができてくると思うんですけども、その点はどんなふうにお考えでしょうか。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 今回の取り組みでありますけれども、米の生産調整の目標値、これを達成するためには水田活用米穀に取り組むのが一番だという事で、上伊那全体がそういった方向で取り組んでおりましてWCS用の稲、飼料用の稲でありますけれどもそういったものの栽培で対応しているわけでありまして、これはおっしゃっていただいたように畜産農家の皆さんの需要と協力がなければできない仕組みでございます。 本年度でありますが、町内におきましては53戸の稲作農家によりましてWCS用稲の作付が39.7haと聞いておりますが実施ができました。このうち7.6haにつきましてはいわゆる多種性の飼料用の専用品種でございました。本当に今年から始めたんですけれどもちょっと当初の見込みより少なかったかなという面はありますけども、ご協力いただきまして感謝を申し上げたいというふうに思います。畜産農家の皆さん、7戸の畜産農家の皆様に買い付けのご協力もいただきまして対応ができたわけであります。現在のところ価格の問題につきましては今ご説明があったとおりなんですけれども、本年度はいわゆる稲作農家からの拠出金、これを活用させていただいて500円または1,000円という購入助成をさせていただきました。これは国の産地交付金を使ってますのでこれがどうなっていくかという事にもなりますけれども、町とすれば再生協議会のなかで皆さんのご意向を踏まえてこんな形を協議会として取ったという事であります。 今のご指摘はそうは言っても町も単独でどうかねと、こういう事だと思いますけれどもお米政策が30年以降大きく変わっていく事もありますので、それらを見据えるなかという事もあります。 もう一つは今回の価格そのものがいわば暫定的な価格という面もありますので、価格設定が周辺の地域と比べてどんなレベルにあるのかという事を改めて検証した上で町としての支援が必要かどうか、そうしないと生産調整目標が達成できないか、これらを踏まえて検討させていただきたいと思います。概して言えば町単独でというのは難しいかなというふうに思いますがご要望でございますので検討させていただきたいと思います。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) この3,000円というのはもう3年、4年ほど前になります。飯島の田切農産というところがいち早くこれに着手しました。そのロールは主に南信州の畜産農家の方へだいぶ回っています。その時の値段がだいたい3,000円ですので一応多分これが3,000円というのが相場になっていると思います。再生協議会からの援助はもちろんわかってます。やはり大事な事は町長がいかに農業というものを大事にしているか、これに掛かっているわけでありまして、大事にするなら大事にするだけの事はしてもらわないとそれはまずいなと。やっぱりそこら辺町長のそれは器量の問題でありまして、町長に掛かってますのでこの農業、畜産農家も頑張ります。こうしゅう農家も米作り農家も頑張りますのでぜひとも町もそこに入ってぜひともこの農業問題に関してぜひ協力をお願いしたいというふうに思っております。 続きまして保育行政という事で保育園建設に向けての事でお尋ねをしたいと思います。木下の区よりこの保育園、統合保育園につきまして報告を受けておるわけでありますけれども町の方からまだ未だにきちっとした報告がございません。木下の町と区との懇談会のなかにおいても区民の皆さんのなかからなるべく早く進めてほしいというご要望の意見が出ました。やっぱりこの木下の区民の皆さん方にはどういうふうになっているんだというような意見がありますので、ここのところ町としてどのような考えがあるのかぜひお聞かせください。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 ご心配をお掛けしていて申し訳ないというふうに思っております。木下保育園の統合等に係わる問題でございます。木下地区保育施設整備検討委員会というものが木下区にございまして、本当に長い、1年近い検討を経まして7月の8日でございましたが2園を統合するという事を承認をしていただいた上に、整備可能な区内11カ所の候補地から1カ所に絞って私たちの方に意見書として提出をいただきました。2園を1園に統合するという事自身がかなり難しい問題だったというふうに思っておりましたけれども、そういった事にご承認をいただいたという事、また建設場所については木下区の協力をいただいて検討するという事が整備計画に載っておりましたのでそんな形でご意見をいただき、町におきましては副町長を委員長といたしまして企画振興課・建設課・水道課・子ども未来課の職員で組織をいたします庁内検討委員会を設置をいたしまして、国土利用計画や都市計画等の調整、また代替性としての他の建設地についても検討いたしまして、さらには地方事務所や本庁等、長野県の関係機関との協議も今まで行ってきたところでございます。先月にはその庁内検討委員会から私の方に検討結果について報告をいただきました。そのなかで木下区の主要部、これはやはり住宅が密集をしていて保育園の建設可能地がございません。どうしても西部地区が建設場所になろうかというふうに思います。ところがほとんどが農業振興地域のいわゆる農振の用地でございまして、農振除外の認可が最大のネックでございます。木下西部の農地につきましては西天竜土地改良区の自営基地という事もございまして西天の基幹水路を平成25年に改修整備を行っている事から、一定の年数を経過しないと農振除外要件が満たさないとの見解が示されております。この事につきましては、私自身も地方事務所本庁の方へ何度か足を運びましてそういった方法がないのかという事を申し上げて来ましたけれどもなかなか例がないという事から難しい状況にございまして、農振除外認可以外の手法というものを現在考えて検討しております。この検討を済み次第という事になりますが、今後につきましては今月末までに木下区に対して一定の報告をさせていただきたいと考えております。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) 確かに農振を外すという事に関して非常に難しいという町長の話であります。確かに。ですがなるべく、ではどこら辺ならいいのかとかそういったそのスピード感を持ってぜひやってほしいという区の方の考えもあります。区民からの考えもありますのでぜひともそこら辺のところ区に投げ掛けをするなり何なりして、ぜひとも町としてのこの保育園建設に向けてスピード感を持って進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 現在の今の私の説明はそのとおりなんですけれども、候補地につきましては木下区からいただいた候補地を優先にしてできる方法がないかという事を考えております。できない場合については他の類似地区についてできないかという事を考えておりまして、そんな方向で検討させていただきまして報告ができるようにさせてもらいたいと思っております。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) ありがとうございます。わかりました。それでは最後に図書館問題という事で質問させていただきます。実は自分はJAの役員をやっておる時に前町長町政下のなかで図書館建設、これ中心市街地活性化の一環という事でJAの箕輪町支所の周辺にどうだというお話がありました。そしてそこに一緒に複合施設というような形で何とかならないかとそういった提案があったわけであります。実は当時、もし町が本当にその気があるんだったらJAとしても一緒にやっていきましょうというようなJAの役員会のなかではそんな方向を出しました。それからもう大分経ったんですけれども実はJAの方の都合もありまして、駒ヶ根支所が終わりました。この次は箕輪町支所の番になるわけです。JAの支所の戦いが。どうなっているのかというようなJAの役員の方から質問がありまして、結果をまだ聞いてないと。やるのかやらないのか、そういった部分を含めてこの支所のところをどうするのかという一つのまだ提案だけはもらったけれども、投げ掛けはあったけれどもそれに対しての答え、我々とするともしだったら検討してもいいという話をしたんだけども、それ以降何の話もないのでどうなってるのかという話をいただきました。やはりもう図書館問題ってやるのかやらないのか、要するにすぐできないので当面はできないよという話というのはもう町長がきちっとものを言ってもいいんじゃないのかなと。えらい先延ばしにする必要がないんじゃないのかなと。まずは図書館よりもする事があると言う事ってきちっと言ってもよろしいんじゃないか。そしてまたその事はJAに対する一つの報告にもなりますので、そういった事は表明してもよろしいじゃないかなと思うんですけどもいかがでしょうか。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 図書館問題でございます。図書館は読書と情報の拠点でもありますし公共施設のなかでは住民の皆さんに一番活用していただく、ある意味役場よりも活用していただく施設でありまして、その重要性というのを改めて申し上げる必要もないわけでありまして、老朽化をしてきた事また施設の面積が少なくてなかなか本来の図書館の機能を備える事ができない、また人の集まりを期待するような図書館でないという事は事実でありまして現在耐震改修をしておりますが、耐震改修は耐震性のないの建物に多くの人が入るという事は私はどうしてもできないという事でさせていただいておりますが、いずれ改築をしたいという事に変わりはございません。耐震改修をしても、他の用途への転用が可能なように考えておりますのでそういった意味では新図書館建設を諦めたというものでもございません。 優先順位とかそういう事ではなくて、現在のところやはり保育園建設は喫緊の課題でございまして、財政面から考えますとそこにシフトをせざるを得ないというのが現在箕輪町のおかれた状況だというふうに思っております。関係の皆様には大変申し訳ないというふうに思いますし、期待をしている方も私の耳にも入ってきますのでそういった意味では申し訳ないというふうに思います。 JAとの関係でございますが、全く何も話をしてないという事ではありませんけれども、今のそういったご指摘もございますのでJAの上伊那全体での整備計画のなかでの現在の状況等について私も承知している部分がありますけれども、改めて相談をさせていただきたいというふうに思っております。 当時課題にありました商工会が今の場所で改修をするという事にもなりました。そんな事の状況変化もありますので、それらを踏まえて決断をさせていきたいというふうに思っております。諦めたわけではございませんので、プロジェクトチームによる検討はもちろんさせていただきますし基金造成をさせていただいて2億若干あるわけですけども、より基金の造成をしてスタートができるようなところまで持ち込んできたいというふうに思っております。ここ1、2年での建設という事は大変難しい、これはもう事実でございまして具体的なスケジュールを今お示しをできる状況にはございません。そんなふうにご理解いただきたいと思います。
○木村議長 荻原議員
◆7番(荻原議員) 自分の質問する事は終わりましたけども、図書館問題というのは非常に自分も係わって話はよく聞かせていただいたんですけれども、まずは町長が今おっしゃるとおりまずは保育園を先にしてもらって保育園の後でいいなと思っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。以上で終わります。
○木村議長 これで7番 荻原省三議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。3番 下原甲子人議員
◆3番(下原議員) ご指名をいただきましたので通告により質問をさせていただきます。質問の前にあらかじめ議長にお断りを申し上げたいと思いますが、私の通告書の中で1番、2番、3番、4番とありますけれども1番はそのとおりですが、2番と3番を入れ替えまして2番目に3番を持ってきたい。3番、2番、4番とこういう順序でやりたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○木村議長 どうぞ。そのようにやってください。
◆3番(下原議員) わかりました。それでは私の質問をさせていただきます。町長の就任から2年目に対する自己評価と問題点とこういう事でございますが、前段の唐澤議員の方からそういうお話もございまして、後段の方が言うからこの程度でやめておくとこういう範囲も話がありましたんですけれども、私は町長自身が本当にどう感じているのかという事について端的で結構でございますので2年を振り返ってどういうふうに町長職というものを考え、また2年間のなかでどう感じ取ったか問題点も多々あろうかと思うんですけれども、その辺のところのご意向をまずもってお尋ねをしたいと思います。
○木村議長 答弁を求めます。町長
◎白鳥町長 就任2年目の自己評価、評価と言いますかそういったお尋ねをいただきました。後ほど次の質問、事業評価というような事もございますので概論的な事を申し上げたいというふうに思いますが、先ほども若干申し上げましたがこの2年間大きな災害もなく行政運営という点では概ね順調に進んでいるというふうに考えております。役場の組織も職員の皆さんの協力もありまして、組織体制、人的な総合力は高まりつつあるというふうに思っておりましてそんなところが私の考え方でございます。スタートが大事だという事でありますし、ソフト面、ハード面、両面からバランスよく事業はしていく必要があるというふうに思っておりました。何はともあれ事業が始まったという事でまだ評価というところまではとてもまいりません。と言うより私自身が申し上げるのではなくて、議員の皆様や町民の皆様方からまさにそういった事をお任せをしてご意見をいただきたいというふうに思っております。個別の事業というのは私の今回の80%というようなそんな問題ではなくて、より詳細な事業評価とか政策評価とかそういった事があって初めて言える事でありまして、私はお約束をした元がこんなふうに今なってますという事を申し上げたというところでございまして、中身的にはまあまあそれほどのものではないというふうに考えております。
○木村議長 下原議員
◆3番(下原議員) 評価は自分でやるもんではないと、ある面では当たってると思います。町民や議員の方がどう思うかという事で問い掛けをされたというふうに解釈をしてますけれども、私自身は別に議員と話ししたわけじゃないが一生懸命やってもらってるなというのが率直なる感想でございます。別にお世辞でも何でもなくそう思っております。 さて次の7つの約束と基本政策の取り組みと具体的な取り組みはどんなふうなのか。あるいはその成果と今後の問題点は何かとこういう事でございまして、過日の白鳥町長は就任から2年で8割方取り組んだよと。取り組んだというのは「はっけよい のこった」と手を付けても取り組んだだし、中身までかなり入ってやって具体的にやった部分もそうですし、これは7つの約束もそうだと思います。いずれにいたしましてもその辺のところの8割取り組んだと。7つの約束と基本政策の30という事について問題点と具体的な取り組みについてお尋ねをしたいと思いますが。
○木村議長 町長
◎白鳥町長 下原議員おっしゃるとおりでございまして、8割方取り組んだと言っても実はその中身を見てみますと2割ほどは実施が終わったと言うか達成はしましたっていう事ですが残りの5割は始めた、進んだ、そういう事でありましてまだまだ計画的に進捗はしているんだけども、事業評価として成果としてどうかと言われるとそれは心もとない部分がありますので、そんなふうにご理解をいただければ結構でございます。順調に取り組みが始まって本当に行政が求める、地域が求めるレベルまで達成するようにこれからやっていかなければいけないというふうに思っております。 そんななかで取り組みが欠けている、しなければいけないというものを幾つか申し上げますが、一つはこれ当初から申し上げていてなかなか進まないのが箕輪町のブランド戦略であります。これは簡単にはできないって事は承知をしているんですが、この点について戦略の中身というものをどうするのか具体的に何をするのかという事についてまだでき上がっておりません。これについてはこれはできるだけ早期にやりたいと思っております。 もう一つは地域づくりに若者とか女性の力を最大限に活用するという部分なんですが、この部分は声掛けどもなかなか踊らずという部分がありまして、これはだから仕掛けが悪いのかもしれません。仕組みのつくり方が悪いのかもしれません。そんな事から来年度はこの点について考えていく必要があるというふうに思っております。 産業のところではやはり地元への就職支援ともう一つは先ほどお尋ねもいただきました農業応援団であります。これはなかなか仕組みづくりが難しいというような事もありまして議論はしているんですけれども、具体的な政策と言うか事業化にならないという部分でありましてこの点については取り組みが必要だというふうに思っております。 もう一つは環境問題も踏まえて自然エネルギー等の普及、あとこれに絡んだ形での林業政策というような森・林そういった部分に少し足りない部分があるんだというふうに思ってます。 もう一つは安全・安心の部分で、セーフコミュニティ等では実施をしているんですが地域防災力が向上したかどうかとか、例えば消防団の現状とかそういったものはなかなか想定した状況にないなという事もございまして、これらは基本政策30のなかで書き込んでるものもあります。若干書いてない部分もあるんですけども、足りない部分だというふうに思っております。
○木村議長 下原議員